映画「雪の花 ーともに在りてー」のロケ地となった大野市で地元の高校生がスノーアートを制作しました
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映画「雪の花 ーともに在りてー)(2025年1月24日全国公開)の公開にあわせ、映画ロケ地となった大野市内で、地元の高校生が雪原に模様を描く“スノーアート”を制作しました。
プログラム
参加生徒は奥越明成高校のビジネス情報科・観光講座チームのみなさん。
有名人を起用して福井に観光客を呼び込みたいと考えた生徒さんが、撮影中の映画がないかと福井県フィルムコミッションに相談したことがきっかけ。「現在、撮影は行われていないが、大野市内でも撮影された『雪の花 -ともに在りて-』という映画のプロモーション協力をするのはどうか」と提案し、本企画への参加が実現しました。
スノーアーティスト集団It’s OK.(イッツオーケー)がスノーアート制作を解説
スノーアーティスト集団It’s OK.(イッツオーケー)から、まずはスノーアートをどうやって制作するのか学びます。
スノーアートは、”スノーシュー”という雪の上を歩くための道具を靴に取り付けて雪を踏み込み、設計図に合わせて制作するもの。正確な作品作りのため、コンパスやスケールを使います。
今回は『雪の花』にちなみ雪の結晶をモチーフにしたデザインで、そのデザイン画を基に模様の角度や歩数等を確認しました。
”スノーシュー”での練習
スノーアート制作用に、長さ60cmでかかと部分が固定されているスノーシューを使用して、歩幅を意識しながら歩く練習をしました。
雪の結晶のスノーアートをつくろう
いよいよ、雪の結晶をモチーフにしたデザインのスノーアートをつくります。
スケールの使いかたがむずかしく、また、固い雪に苦戦しながら雪を踏み込んでいきます。
地元高校生5名を中心に、高校の先生や地域おこし協力隊、県庁職員ら合わせて計10名と、スノーアーティスト集団It’s OK.(イッツオーケー)の2名とで、約3時間ほど掛けて制作しました。
スノーアートの鑑賞
スノーアートはとても巨大で、上空から見下ろして初めてその全貌を見ることができます。
今回の雪の結晶は直径72メートルで、会場となった競技場のスタンドから眺めたところ、「すごい綺麗!」「上手にできた!」など歓声があがりました。
参加の高校生からは、「下で作業しているときは、ただの足跡だけだと思っていたけど、上から見たら綺麗な模様になっていてびっくりしました。」「達成感があって、とても幸せです。いい経験ができました。」などの感想がありました。
スノーアーティスト集団It’s OK.(イッツオーケー)は、「本日は快晴で、会場から見える福井の自然が美しかったです。参加してくれた子たちはとても元気で飲み込みもはやく、たいへんな作業ですが最後までがんばってくれました。なにより返事が良いことがうれしく、こちらもやっていてすごく楽しかったです。」と語っていました。
実施の様子
奥越ふれあい公園 陸上競技場(2025年1月18日)
(現在は冬季閉鎖中。スノーアート制作のため、当日のみ使用)
『雪の花』雪の結晶スノーアート