復活を遂げた伝統工芸「越前焼」を体験!作陶体験と日本海の絶景ツアー(1泊2日)
- 所要時間
- 一泊二日
- 交通手段
- 車
このコースの概要
- 鯖江IC
- 福井総合植物園「プラントピア朝日」
- 越前陶芸村
- 織田文化歴史館
- 呼鳥門
- 越前岬水仙ランド
- 越前海岸宿泊
- 北前船主の館 右近家
- 金崎宮
- 福井の常識 ソースカツ丼(敦賀ヨーロッパ軒本店)
- 氣比神宮
- 敦賀IC
約800年の歴史がある越前焼。一度断絶したことがありながらも、現在は復活を遂げた「日本六古窯」のひとつ。福井県越前町には、そんな越前焼を知ることができる広大な「越前陶芸村」があります。作陶体験や越前古窯博物館といった施設があり、充実した時間が過ごせること間違いなし。 越前陶芸村で作陶体験をしたら、オタイコ・ヒルズ内の「織田文化歴史館」へ。このあたりは織田信長の祖先発祥の地とされています。越前岬で切り立った断崖と日本海を望む絶景を見て一休み。「北前船主の館 右近家」へ。幕末から明治前期にかけての北前船全盛期には、約30余隻を有した右近家が当時の賑わいを伝える資料として残っており、見応え抜群です。 晴れた日の日本海沿いの爽やかドライブはいかがでしょう。
鯖江IC
福井総合植物園「プラントピア朝日」
福井総合植物園プラントピア朝日は、日本海側最大規模の植物園で、世界から集めた植物3,000種以上が勢ぞろい!園内には福井県固有の植物などを学べる植物館や、ハーブ園、サクラ園などがあります。展示室やビデオコーナー、映像ホールも充実していて、じっくり植物の世界を満喫できます。サボテンミニ温室では、普段は目にすることがないトゲトゲしたサボテンたちがお出迎え!
押し花キーホルダー教室、草木染教室などの体験コーナーも人気です。
越前陶芸村
伝統ある越前焼を自分で体験できるのが陶芸村の最大の魅力!陶芸村内の「福井県陶芸館」では、土のぬくもりを存分に感じられる「手ひねりコース」、手軽に越前焼に触れることができる「絵付けコース」、造形の楽しさが味わえる「電動ロクロコース」などの体験ができ、お好みに合わせてコースが選べます。また、陶芸館には越前焼の資料館もあり、平安時代からの越前古陶や現代の越前焼など約200点の作品が展示され、越前焼の歴史を実際に目で見ることができます。
織田文化歴史館
織田信長の先祖の故郷といわれている越前町織田地区。信長ともゆかりのある「劒神社」のすぐ近くに、織田文化歴史館があります。織田信長が署判した古文書などがあり、希望すれば学芸員が案内してくれるので、こぼれ話なども聞けて歴史や伝統にも納得。越前地方の民家の内部を復元した展示スペースでは、実際にいろりの周りに座ってみることができます。いろりを囲んで、ゆったり室内を見渡しながら昔の生活に思いをめぐらせてみませんか?
呼鳥門
奇岩が連なり、息をつく間もないほどに変化に富んだ姿を見せる越前海岸。その中でもひときわ目立つのが、日本海に突き出した大きな岸壁がくり抜かれている呼鳥門。長年の風と波の浸食作用による天然のトンネルです。
呼鳥門までの道は遊歩道として整備されているため、間近で観察することができます。自然の雄大さと力強さを実感!
越前岬水仙ランド
越前岬の高台にある越前岬水仙ランドは、12月下旬~2月初旬には、辺り一面を水仙の花が埋め尽くします。ギリシャ神話風の「ガーデンクラブハウス水仙の館」は、ガラス越しに日が差し込む、明るく豪華な水仙の博物館。甘い香りが漂う館内の喫茶室でお茶を飲みながらゆったりくつろげば、そこは自然のアロマ空間。
越前岬を題材にした文学作品などを展示した自然文学資料館もさることながら、ここでのお楽しみは、高台から眺める越前岬や複雑な海岸線!青い空と広大な日本海に一際映える白亜の灯台や、越前海岸の変化に富んだ海岸線の美しさは、時間を忘れて見惚れてしまいそう。
越前海岸宿泊
越前海岸といえば、何といっても変化に富んだ海岸線。中でも、昼間は荒々しいイメージの日本海が、一転、柔らかなオレンジ色の世界にゆっくりと染まっていく様は、息を飲む美しさ。『日本の夕陽100選』にも選ばれている絶景を満喫して、お宿では海の恵みを思
いっきり味わってください。
北前船主の館 右近家
幕末から明治前期にかけての北前船全盛期には、約30余隻を有した右近家。邸宅や西洋
館などの贅沢なつくりは、その繁栄ぶりを今に伝えます。右近家や北前船の歴史はもちろん、時代も含めて当時の状況がわかる資料館です。
一番のオススメは、高台にある西洋館から眺める景色!一面に広がる日本海を楽しみながら潮風に吹かれれば、海運を制して富を築き上げた右近家の当主たちの夢と野望をきっと身近に感じることができます。
金崎宮
古くは足利尊氏と新田義貞の戦いの舞台ともなった、金ヶ崎城があったこの高台にあるのが金崎宮。ここが舞台となってNHK大河ドラマ「功名が辻」でも紹介された『小豆袋』のエピソードは有名。 歴史的に「難関突破の宮」と言われていますが、実はそれ以上に「恋の宮」として有名なのがココ!毎年4月の桜の時期に行われる『花換えまつり』で、桜の小枝を交換したカップルは幸せになれるとの言い伝えから、毎年大勢の観光客でにぎわいます。カップルじゃない場合は、毎年選ばれる『福娘』と桜の小枝を交換して福を分けてもらいましょう!
福井の常識 ソースカツ丼(敦賀ヨーロッパ軒本店)
福井で『カツ丼』と言えば、当たり前のように出てくるのが「ソースカツ丼」。卵を使わず、ソースで味付けしたカツがど~んと豪快にごはんにのって出てきます。甘辛いソースがからんだ、揚げたてさくさくのカツと、ソースが染み込んだ福井米の共演は絶品!
そんなソースカツ丼は、大正2年に「ヨーロッパ軒」の初代が、ドイツ仕込みのウスタソースを日本人の味覚に合うように工夫したことから生まれたと言われています。
福井にきたなら、これを味わって帰るべし!
氣比神宮
市民の憩いの場ともなって愛されている気比神宮。鮮やかな赤い色が目を引く鳥居は、日本三大木造大鳥居の一つ。松尾芭蕉がここを訪れ、その像と句碑が建っていることも知られています。
この気比神宮の境内でぜひチェックしたいのは、『気比の長命水』!神宮の大岩から流れ落ちる『長命水』は、神宮の造営中に突如湧き出したことが始まりといわれ、気比神宮が無病息災や延命長寿の神様を祀っていることから、この名前が付けられたそうです。