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江戸時代初期の小浜藩主京極高次の妻、常高院（お初）によって建立された寺です。
お初は二十歳の時、豊臣秀吉の一部将であった京極高次（近江高島郡大溝城主）に嫁ぎました。その後関ヶ原の合戦の功績で、高次は若狭八万五千石を与えられ、小浜藩主となりました。47歳で高次は病のために没し、その後お初は常高院と称しました。晩年（1633年）江戸で亡くなり、後に侍女たちと共に常高寺に葬られました。

現存する常高院の貴重な肖像画、自筆の消息、墓所の他、書院に遺る壁画が往時の盛運を偲ばせています。

1570年4月、織田信長が越前の朝倉義景を攻めようとした時に、近江の浅井長政（信長の妹・お市の嫁ぎ先）の裏切りにあい窮地に陥いりましたが、金ヶ崎城での豊臣秀吉の活躍により無事でした。
織田信長をはじめ、豊臣秀吉や徳川家康など戦国時代の武将たちの天下取りへのきっかけとなったのが、金ヶ崎城ともいえるでしょう。
金崎宮は「難関突破と恋の宮」として知られ、春のロマンティックなイベント・花換まつりは有名です。

越前焼の魅力を紹介する福井県陶芸館では、素朴な味わいの越前焼の展示をはじめ、窯元の実演見学、越前焼のコーディネート体験等ができる資料館や陶芸教室、お抹茶を楽しめる茶苑、美しい日本庭園があります。また、越前古窯研究の第一人者、故水野久右衛門氏の復元家屋と資料館、岡倉天心ゆかりの茶室を備えた「越前古窯博物館」も併せてご見学ください。

織田信長公、氏神の社！ 　
越前町織田は、織田信長の祖先の故郷です。
劔神社は1750年以上の歴史があり、信長が氏神として深く信仰していました。宝物殿には、国宝の梵鐘や貴重な古文書などを収蔵しています。拝殿近くにある「おもかる石」は、願いが叶うなら軽く持ち上がるとか。

ロマンティック湯の町、あわら
1883年（明治16年）に干ばつに対処するために、灌漑用に掘った井戸から温泉が湧出しました。それ以来、120余年の歴史を誇り、「関西の奥座敷」と呼ばれる風雅な温泉街です。すばらしい日本庭園と趣向を凝らしたお風呂を備えた宿が多く、贅沢な日本海の幸と細やかなおもてなしが自慢です。

日本海の荒波によって侵食された荘厳な断崖絶壁が約1kmに渡って続いています。巨大な輝石安山岩は地質学的に非常に貴重で、国の天然記念物に指定されています。 また、東尋坊は日本の夕陽100選に選ばれていて、毎年秋に素晴らしい夕陽を楽しむ「東尋坊夕陽ハートカクテル」が開催されます。

北の庄城は、9層の天守閣を持つ日本最大級の城でしたが、築城わずか8年で豊臣秀吉軍に攻め落とされ、「幻の名城」となりました。現在は、柴田勝家とお市の方を祀る柴田神社、三姉妹（茶々・お初・お江）神社、資料館等がある史跡公園で多くの歴史ファンが訪れています。

養浩館庭園は福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷（おせんすいやしき）」と称されていました。優美な書院建築と回遊式林泉庭園は、江戸中期を代表する名園のひとつです。 昭和20年の福井大空襲で建物が焼失しましたが、昭和57年に復元事業が始まり往時の姿がよみがえりました。近年は、アメリカの庭園専門誌による「日本庭園ランキング」で第3位に選ばれ、海外からも高い評価を得ています。

常設展示室ではテーマに沿って、福井市の歴史をわかりやすく展示・解説しています。また、松平家史料展示室や江戸時代の衣装が体験できる「へんしん越前屋」、福井城の門を復元した舎人門（とねりもん）などがあり、子供から大人まで楽しみながら歴史を学ぶことができます。

400年の時を超え、戦国時代の幻の都が蘇る！小さな町家や武家屋敷が再現された「復原町並」は、柱の1本1本まで忠実に復原され、人形を使った展示からは今にも生活のざわめきが聞こえてきそう。かつて、この地に息づいた優雅な都の暮らしに思いを馳せ、往時の香りを感じてみませんか？