【2泊3日】越前国を紫式部と一緒に巡る旅
- 所要時間
- 2泊3日
- 交通手段
- 車、鉄道
このコースの概要
- 敦賀駅
- 氣比神宮
- 気比の松原
- 宿泊は敦賀市内で!
- 敦賀駅
- 越前たけふ駅
- 本興寺
- しきぶきぶんミュージアム(光る君へ 越前 大河ドラマ館)
- 紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)
- 紫式部公園
- 越前和紙の里
- 岡太神社・大瀧神社
- 宿泊は越前市内で!
- うるしの里会館
- タケフナイフビレッジ
- 越前たけふ駅
福井県は紫式部が生涯でただ一度都を離れて暮らした地。
そんな福井県で紫式部ゆかりの地を巡るコースです。
併せて越前の伝統産業も体感してみてはいかがですか?
1日目は越前一の宮である氣比神宮にてご挨拶を行い、そのまま敦賀で平安ゆかりの地を散策。
2日目と3日目はいよいよ越前国府の地へ!紫式部の足跡を辿ったり、越前市が誇る伝統工芸を体験します。
敦賀駅
敦賀は駅の仲も見どころがたくさんあります。
駅の中もお楽しみください!
氣比神宮
まずは「越前一の宮」にご挨拶
仲哀天皇ほか六座を祀り、「越前一の宮」「北陸道の総鎮守」とも称される古社です。佐渡ヶ島から漂着したムロで建立したと伝わる大鳥居は、木造としては、「広島・厳島神社」「奈良・春日大社」と並ぶ「日本三大木造鳥居」のひとつで、国の重要文化財に指定されています。
「平家物語」巻第七「篠原合戦」には木曾義仲が気比の社に領地を寄進したことが書かれています。
「義経記」には源義経が「敦賀の港まで下って、気比菩薩の前で夜どおし祈りを捧げた」と書かれています
気比の松原
古くより受け継がれた景色・日本三大松原
敦賀湾最奥部に広がる気比の松原は、白砂青松の景勝地で、日本三大松原のひとつに数えられ、国の名勝にも指定されています。かつては氣比神宮の神苑でしたが、織田信長によって没収され、江戸期には小浜藩の藩有林となっていました。アカマツとクロマツが入り混じる風景は約40万平方メートルにも及び、季節ごとに変わる美しさで、訪れる人の目を楽しませてくれます。
宿泊は敦賀市内で!
敦賀駅
敦賀駅には注目スポット!複合施設「otta」があります!
日本発!?の書店やレストラン、ショッピング等をお楽しみください
越前たけふ駅
本興寺
越前国府があった場所!?紫式部ゆかりのお寺
法華宗真門流の本山クラスの寺院で、5つの塔頭(寺)をもつ大きなお寺です。
古文書に記された境内の大きさと越前市郊外に残る古代の条里制の遺構の位置から推測して、越前国の国府がここにあったのではといわれています。
本堂の前にあるみごとな紅梅は「紫式部ゆかりの紅梅」。越前で1年余りを過ごした紫式部が、都に戻るときに白梅を植えたと伝えられており、紫式部が、亡くなった後、娘の賢子が母をしのんで植えたとされるのが紅梅です。(現在は4代目)
ほかにも菩提樹・サルスベリの大木や周囲4mもあるイチョウの大木があり、寺の由緒を伝えてくれるようです。
【御朱印】
書き置きで対応可能 ※要事前連絡
越前国府発掘プロジェクト始動中!
今現在、位置がはっきりしていない古代の地方機関である「越前国府」。
越前市の武生地区にあったことは分かっていたのですが、具体的な位置までは判明していませんでした。
そんな中、令和5年度から5年計画でスタートしたのが「国府発掘プロジェクト」 !
越前市にある本興寺は、国府の中核施設が眠る有力候補地と推定されているため、国府の所在地解明に向けて市内外のボランティアと市の学芸員が協力し、本興寺の境内内で発掘調査を行っています。
これまでに古代の遺構や遺物が見つかっており、平安後期以前の層からは、国府の区画跡である可能性が高いとされる溝が見つかりました。
今後も発掘調査は続きます!
▼令和5年度の発掘調査の様子
しきぶきぶんミュージアム(光る君へ 越前 大河ドラマ館)
紫式部が京を唯一離れて生活した地は当時の越前国府であった武生(たけふ/現在の越前市)でした。
雄大な自然や文化に触れた越前市での暮らし、上質な越前和紙との出会いは、才能ある紫式部の感性をさらに豊かにしました。
このことがのちに源氏物語を執筆する原動力になったと言われています。
2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせ、武生中央公園内に大河ドラマ館がオープンしました。
しきぶきぶんミュージアムには、衣装や小道具、限定映像などを見ることができる「光る君へ 越前 大河ドラマ館」や、紫式部が暮らした越前の文化や歴史を紹介する歴史展示、お土産やグッズを購入いただける物品販売所 「光る越前SHOP」が設置されます。千年の時を超え、今なお愛される世界最古の長編「源氏物語」を書きあげた女性、紫式部。彼女が懸命に生き、選んだゆかりの地で彼女の過ごした時間や作品に想いを馳せてみませんか?
また近隣には、十二単衣をまとった金色の紫式部像と平安朝式庭園が精密な時代考証のもとに設けられている「紫式部公園」や源氏物語を著すまでを絵巻物風に紹介するアニメーション映像や年4回変わる展示が見どころの「紫ゆかりの館」など、歴史・文化体験ができる施設もあり市内を周遊することも可能です。(どちらも大河ドラマ館から車で3分)
紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)
日本を代表する女性作家 紫式部が996年頃に国府のある越前武生の地で青春時代を過ごしたことから、2021年4月23日にリニューアルオープンした資料館。
日本を代表する女流作家 紫式部が996年頃に国府のある越前武生の地で青春時代を過ごしたことから、2021年4月23日にリニューアルオープンした資料館。
紫式部が越前での暮らしを原動力に源氏物語を著すまでを絵巻物風に紹介するアニメーション映像や紙人形の行列、姫みくじ、しるべの間、年4回変わる展示など、歴史ファンも満足できる内容となっている。
また、式部が生きた平安時代や、国府時代より続く伝統的工芸品について学び・体験できるイベントやワークショップも開催している。
紫式部公園
平安の寝殿造が美しい紫式部をしのぶ庭園
源氏物語の作者、紫式部が生涯でただ一度、都を離れて暮らした場所・越前市。
越前国司となった父・藤原為時とともに訪れ、一年余りを過ごしたといわれています。
これを記念してつくられた紫式部公園は、全国でも珍しい寝殿造の庭園で、精密な時代考証のもとで作庭されており、平安絵巻に描かれた雅な世界がリアルサイズで体感できます。
金色の紫式部像
庭園に佇む「金色の紫式部像」は、聡明で美しかったといわれる紫式部の面影が伺えます。都(京都)の方を向いて立つ式部像の視線の先をたどれば、「越前富士」と呼ばれる日野山が。ここから見る日野山は特に美しいといわれ、紫式部は日野山についての歌も残しています。
― ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に けふやまがへる
訳:初雪が降り目近に見えるようになった日野山の杉むらを埋むほどに雪が降り積もった。京の都の小塩山の松にも今日は雪が散り乱れて降ってるのだろうか。
これらの歌は、式部像の後方の歌碑でも見ることができます。
越前和紙の里
岡太神社・大瀧神社
「日本一複雑な屋根」を持ち、紙祖神「川上御前」を祀る
国の重要文化財の指定を受けている、日本でも珍しい「紙の神様」を祀っている神社です。
今から千五百年ほど前、継体天皇が越前におられ男大迹皇子と呼ばれていたころ、この村里の岡太川の上流に美しい姫が現れて、「この地は清らかな水に恵まれているから、この水で紙漉きをして生計を立てよ」と、里の人に紙漉きの技を教えたといいます。
この教えを受けた人々は、この姫を「川上御前」とあがめ奉り、岡太神社を建ててお祀りしました。
社殿は天保14年(1843)に建立されたもので、「日本一複雑な屋根」を持つと言われています。
【御朱印】
書き置きで対応可。※平日
奉納金:500円
拝受場所:石川製紙 (福井県越前市大滝町11-13)
・鳥居から西に向かって250mほど坂を下りたところにございます
宿泊は越前市内で!
うるしの里会館
1500年の歴史をもつ越前漆器の歴史にふれる
優雅さと堅牢さを兼ね備えた「越前漆器」は1500年以上の歴史を有し、国の伝統的工芸品の指定を受けています。
うるしの里会館では漆器の歴史や製造工程などが見学できます。ショップ内で展示・販売している商品は1,000種類以上あり、産地価格でお安くお買い求めいただけます。また、隣接する職人工房では、伝統工芸士による実演が行われており、作業風景を眼前で見学することができます。その他にも産地ならではのワークショップがあり、絵付け・沈金・拭き漆の体験ができます。(要予約)
タケフナイフビレッジ
作業風景を見学できる越前打刃物の共同工房
タケフナイフビレッジは13社の刃物会社が集まる越前打刃物の共同工房で、鍛冶や研ぎ職人の作業風景を無料で見学できる、全国でも珍しい産業観光総合施設です。越前打刃物の歴史紹介パネルや道具の展示のほか、2020年8月にOPENした新館では、ナイフや包丁、鎌などの刃物を現地価格で購入可能。予約制で体験教室も開催しています。
越前たけふ駅
越前たけふ駅に隣接している道の駅「越前たけふ」でお土産をお買い求めいただけます。