オリジナルスプーンを通して木工と漆の世界をのぞく旅
自分の手で生み出されるスプーンには、愛着だけではない越前漆器の壮大なストーリーも一緒に詰まっていること間違いなし。
見どころ
福井県鯖江市の河和田地区は、1500年続く越前漆器の産地。日本国内の業務用漆器の約8割以上が、この地で作られている越前漆器といわれています。越前漆器は分業制で、木地を作る木地師、漆を塗る塗師、蒔絵をする蒔絵師など、その作業ごとにそれぞれの職人がいます。
今回の体験では「木工」の技術を活かし木製雑貨を作る「Hacoa」と、200年以上続く漆器の漆塗りの老舗「漆琳堂」にお伺いし、越前漆器の木工と漆塗りの世界をご覧いただきます。
越前漆器の木地をつくる会社から生まれた木製雑貨ブランドの「Hacoa」。Hacoaは受け継いできた確かな技術と、木の素材を活かして作られたデザイン性の高いプロダクトの数々で、多くの人を魅了しています。今回伺う工場の横には直営店があり、職人技が光る木のキーボードをはじめ、Hacoaならではの様々な木製雑貨を見ることができます。
漆琳堂は創業1793年(寛政5年)代々漆業に携わってきた漆塗りの老舗。伝統技法を守り抜き、
体験内容
Hacoaに集合したら、まずは木工の工場を見学。職人の説明を聞きながら、実際にものづくりを行う職人の手仕事を見ることができます。まだ商品になる前の木のブロック等が、職人の手によって一つ一つ形作られていく様子は思わず魅入ってしまうことでしょう。
職人の手仕事を見せていただいた後、今度は自分の手で木製のスプーンの仕上げ磨きを行います。磨き方次第でちょっとした形、風合いの違いが出てくるのも手作りの醍醐味。ものづくりの面白さを感じるポイントの一つです。
スプーンが形になったらちょっと休憩。工場の横にある直営店でお買い物を楽しむこともできます。ものづくりをしている職人の手仕事を実際に見たり、自分で磨き作業をしたあとでは、体験する前とまた違った目線で商品を見ることができるかもしれません。
Hacoaでの体験が終わったらスプーンを受け取り、今度は歩いて5分の漆琳堂に徒歩で移動します。
漆琳堂では、まず越前漆器や漆琳堂のお話を聞き、そのあと漆塗りの工房を見学します。普段は立ち入ることのできない工房で、漆や職人の道具を実際に見せていただきながら、越前漆器の奥深さを教えていただきます。
工房見学のあとは、先ほどHacoaで仕上げ磨きを行ったスプーンに、拭き漆を施す体験をします。漆の色は、生漆・黒・赤の3色を用意しているので、自分のお好きな色をお選び頂けます。塗っているときの色と、仕上がった時では、漆の色味も変化します。そんな変化を感じることができるのも、自分で拭き漆から行うことのできるこの体験ならでは。
漆は乾くまでに時間がかかるので、数日乾かした後に職人さんが仕上げ塗りを施し、後日ご自宅へ発送させていただきます。体験のあとは併設されたショップで、漆琳堂の漆器をお土産にかうこともできるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
実施日に関してはこちらをご覧ください。
基本情報
- 受入員数
- 4名
- 所要時間
- 約3時間
- 開催場所
- Hacoaダイレクトストア
- 最少催行人員
- 1名(1名様でご参加の場合は、35,000円となります)
- 注意事項
- ・他グループの方と一緒にご案内する場合がございます。
・7歳以上のお子さまから(保護者同伴)でご参加いただけます。
・こちらは2つの体験を行うプログラムになります。
・集合場所はHacoaに現地集合になります。
Hacoaから漆琳堂へは徒歩で移動します。(徒歩5分)
・拭き漆体験の際にはゴム手袋を着用しますが、
それでも漆でかぶれることがございます。かぶれた場合、
運営・企業では責任を負うことはできません。ご理解の上、お申込ください。
・機械などに触れるとケガをする恐れがあります。
スタッフの指示に従って行動してください。
・木のくずや漆などで汚れることがございます。
当日は動きやすく汚れても良い服装でお越しください。 - 電話番号
- 0778-78-9967(一般社団法人SOE)
- メールアドレス
- info@soe.or.jp
- 住所
- 福井県鯖江市西袋町503
- 料金
- 20,000円
- 駐車場
- あり
- ウェブサイト
- 詳細はこちら!
- オンライン予約