大ヒット連続ドラマ『福井縦断プロジェクト』観光PRページ制作記念!? 出演女優が福井の魅力を語る!
2024年春、北陸新幹線福井・敦賀(つるが)開業予定の福井県。認知度向上および、観光誘客のために制作されたYouTube連続ドラマ「福井縦断プロジェクト」は、都内にあるWEB制作会社の社員6人が福井の観光PRページをつくるために、現地へ送り込まれるドタバタ劇。3チームに分かれて、それぞれ自転車、電車、クルマの交通手段を使い、福井の魅力を探求していきます。
YouTube連続ドラマ 全6話「福井縦断プロジェクト」
6話合計で150万回再生を突破しているほど大人気の連続ドラマですが、このようなユニークな動画を制作するまでの想いや経緯を教えてください。
C(山崎)「いよいよ2024年春に福井県の敦賀駅まで北陸新幹線がつながるということで、福井県の認知度向上であったり観光誘客につながる企画を展開したいと考えました。”地味にすごい福井”をキーワードにして、福井に来たことがない人にも、こんなところがあったんだ!と思ってもらえるような観点でスポットの選定を行いました。」
ドラマではチームごとに移動手段が指定されていましたが、自転車と電車の旅を体験してみていかがでしたか?
A(田中)「私は自転車チームだったんですけど、めちゃくちゃ大変でした!最初は楽しく漕いでいたのですが、撮影後半になると脚はパンパンでお尻が割れそうなくらい痛くて。でもそんなことを忘れてしまうくらい、綺麗な自然の景色を見ながら走れたのですごく楽しかったです。南越前町と敦賀市を結ぶ『しおかぜライン』は心ゆくまで海を見ながら走れるので、最高に癒されました」
B(真魚)「私は電車だったんですけど、えち鉄(えちぜん鉄道)の駅員さんがすごく穏やかな優しい福井弁で、とても癒されました。都会と違ってSuicaとかなくて、紙の切符に穴を2つ開けてもらうんです!なんだか映画に出てくるワンシーンみたいで、記念にとっておきたくなりました。えち鉄でこれも買ったんです! 」
撮影中のハプニングや苦労した点などはありましたか?
A(田中)「じゃあ行ってきます!と言って福井駅からカッコよく立ち去るシーンがあったんですけど、自転車に乗るのが久しぶりで、撮影初日に思いきりずっこけてしまって膝を怪我してしまったんです。そんな中、坂道を登るのが本当に大変だったのですが、しおかぜラインを走る時もドローンと共に誰もいない自然の中をひたすら走って、本当に自転車で福井を一周した気分でした」
B(真魚)「私は電車の横を一緒にダッシュで走るシーンがあって、車でカメラを動かしながら撮影するんですけど、電車の本数が少ないので1回でOKが出るように走るのにすごく緊張しました!結局もう一度撮り直すことになったんですけど(笑)」
B(真魚)「田中さんは福井弁もすごく可愛かったんだけど、覚えるの大変だった?」
A(田中)「福井弁のYouTubeを繰り返し見たりして勉強していました。台詞は標準語で覚えていたので、現地で撮影する前に山崎さんにイントネーションの確認をしてもらったんですが、普段の関西弁と混同してしまって難しかったです!」
C(山崎)「田中さんの福井弁はYouTubeのコメントでも、かなり本場の福井弁だ!という意見が多かったですよ」
A(田中)「ありがとうございます!すごく嬉しい!」
福井といえば越前ガニなど海鮮が有名ですが、美味しかった食べ物はありますか?
A(田中)「ドラマの中にも登場している『ボルガライス』は、オムライスにカツを乗せたものなんですけど、見た目の印象よりもずっとさっぱりしていて食べやすいんです。ベースが出汁で作られているので、しつこくないんですよ」
B(真魚)「いいなぁ!私はせっかく福井に来たからということで、地元のソウルフードとして人気の『8番ラーメン』を食べました。さっぱりとしたとてもシンプルな野菜ラーメンなんですけど、やみつきになりますよ」
B(真魚)「焼き鳥で有名な『秋吉』も是非行ってみて欲しいです。一口で食べられるサイズなので、10〜20本くらいペロリと食べれちゃいました!」
C(山崎)「ちなみに福井は社長が一番多いこともあって、秋吉では男性は”社長”、女性は”お嬢ちゃん”と呼ばれるんですよ」
B(真魚)「え〜!呼ばれたっけ?!食べるのに夢中で全然気がつきませんでした(笑)秋吉は全国展開しているので、東京でも食べられるのが嬉しいな」
福井は黒龍や梵など、日本酒が有名ですが、福井の日本酒はどんな特徴がありますか?
C(山崎)「福井は自然に恵まれた土地なので、水がとても綺麗でミネラルを多く含んでいるんです。内陸部と湾岸部の気候が異なるので、単純に辛いだけでも濃いだけでもない、キレが良くバランスが良いのが福井のお酒です。酒米の生産が盛んなのも、お酒が美味しい秘訣だと思いますよ」
C(山崎)「嶺南の『早瀬浦』も人気です。海鮮料理にも合うしっかりとした味わいです。また、最近では『あわら温泉女将の会』が、あわら温泉でしか飲むことのできない限定スパークリング日本酒を開発していて、話題になっていますよ。普段あまり日本酒を召し上がる機会のない女性にも楽しんでいただきたいとの思いで開発されたそうです。
ちなみに自分が日本酒を飲むときは、海鮮や汐うにをおつまみにするのですが、これが最高の組み合わせなんです!」
B(真魚)「私は以前、一度撮影で福井に行ったことがあったんですけど、その時食べた『へしこ』のポテトチップスがすごく美味しかったんです。お酒にもすごく合いそう!」
自分で旅行するときに行ってみたいところはありますか?
A(田中)「私は小さい頃から恐竜が好きで、『福井県立恐竜博物館』に行ってみたいです。恐竜の全身骨格標本が44体もあるそうなんです」
B(真魚)「私も調べてみたんですけど、今年の夏リニューアルするらしいですよ。1.5倍くらいの広さになって、実物大の恐竜が映る巨大スクリーンもできるみたい!」
B(真魚)「私は絶対行ってみたいところが2つあるんです。『金津(かなづ)創作の森』というアートの体験型施設に行ってみたい!なんと東京ドーム4個分よりも大きいのだとか。広大な自然の中で1日ゆっくりしたいな。他にも、ハイビジョン映像の倍の8K映像で見ることができるプラネタリウム『セーレンプラネット』にも行ってみたい!」
B(真魚)「また、私は第3話の最後に行った『料理宿やまざき』もすごく印象に残っています。ご飯がすごく美味しいし、女将さんがとても丁寧に見送りの言葉をかけてくれたんですよ。もうこっちの方がお礼を言いたいくらい良くしてもらったのに!仕事を頑張った後に、ご褒美としてこういうところに泊まるのもいいなぁと思って」
自然を目一杯体感したい人へのおすすめはどこですか?
C(山崎)「北陸のハワイと言われている水島、蘇洞門(そとも)などは圧巻の迫力ですよ!」
A(田中)「私は、普段から自然を求めて友達とヒーリングに出かけたりするんですけど、福井といったら『東尋坊』と言われました。火曜サスペンスに出てくるイメージで、崖っぷちはかなり怖そうだけど、一度あの景色は見てみたいなぁ」
B(真魚)「夫婦やカップルで行くなら、ドラマの中でクルマチームが訪れた三方五湖を堪能できる『レインボーライン山頂公園』もいいと思う。三方五湖は国指定名勝の1つでラムサール条約登録湿地でもあることから世界的にも有名な湖で、5つの湖は水質や深さが違って、すべて濃さの違う青色に見えるらしいんです。”五色の湖” とも言われているそう。その三方五湖や若狭湾が一望できる天空テラスは、360度のパノラマビューで絶景なんですよ!」
C(山崎)「三方五湖関連では7万年分・45mある水月湖年縞(ねんこう)も有名です。若狭町にある『年縞博物館』は日本博物館協会賞も受賞していますよ。年縞というのは、長い年月をかけて湖の底にできる地層のことで、これを辿っていくことで、当時の気候や年月を特定できるなど”世界のものさし”として知られています。
また、越前海岸全席オーシャンビューの『cafe Mare(マーレ)』もおすすめです」
B(真魚)「『年縞博物館』、すごくきれいですね!『cafe Mare(マーレ)』はどんなメニューが人気なんですか?」
C(山崎)「ガパオライスやローストビーフ丼などが美味しいです。マリトッツォなどのスイーツは女性にも人気みたいですよ」
A(田中)B(真魚)「美味しそうー!」
福井は歴史文化のまちでもありますが、ドラマで紹介したスポットの聖地巡礼をするなら行ってほしいスポットはどこですか?
C(山崎)どちらもクルマチームが訪れたスポットですが、「昨年10月オープンしたばかりの『福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(あさみゅー)』は世界的に有名な建築家 内藤廣氏のデザインで、とてもスタイリッシュな空間で歴史を体感することができます。戦国大名朝倉氏の当主が暮らした館の一部を原寸で再現。遺構の露出展示、城下の町並みを再現した巨大ジオラマなどが見どころです。
また、『平泉寺白山神社』は約1300年前、泰澄によって開かれた白山信仰の拠点寺院です。杉木立と苔が美しく、神秘的な雰囲気が自分の中にたまった負の感情を浄化してくれるような気分になれますよ。異空間にきたと錯覚するほど美しくて、現在では国の史跡に指定されています」
A(田中)「『平泉寺白山神社』も神秘的で由緒ある神社みたいなので、行ってみたいです!」
最後に
ドラマ内では、福井の魅力を紹介する観光PRページを制作するというミッション実現のため、社員たちが力を合わせてみごと福井縦断を達成しました。実際に出演者にお話を伺ってみて感じたのは、知れば知るほど日本の魅力的な文化がギュッと詰まっていて、計り知れない大きなパワーを持っているということです。
撮影中には、現地の人懐こい猫がたくさん出てきたそうで、猫好きの田中さんのスマホにはたくさんの猫画像が残っていたとか。福井県には猫の神社があり、保護活動も積極的に行っていて、人間の幸福度だけでなく猫の幸福度もNo.1というあたたかい場所だったのです。
人との結びつきを感じることができ、観光だけではなく移住するのにも、人が人らしく穏やかな暮らしができる福井県。
地味にすごい「本物」を体験したい方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
※このドラマはフィクションです。登場する団体および観光PRページなどは架空のものであり、実在しておりません。
インタビュアー:野口 万紀子
▼「福井縦断プロジェクト」再生リストはこちら https://www.youtube.com/playlist?list=PLaN67Fh817WrEeO5nIifhk40RMBVeaXgw