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「福丼県」とは、2014年9月29日「くうふく（9・29）の日」に立ち上がった、福井を丼の聖地として全国にPRするプロジェクト。福丼県が目指すのは、美味しい丼を求めて世界中から福井にたくさんの人が訪れる未来です。これまで「福丼＝福井の丼」を紹介するガイドブックの発行や、福丼の人気投票グランプリを行うなど、「丼」に関する様々な情報発信やイベントを行ってきました。

2019年よりSDGsの理念を取り入れ、日本財団とともに食を通して海洋プラスチックごみ問題を解決する活動をスタート。日本初の脱プラ容器を使った食のイベントの開催や、食べられる器の開発、鯖江市役所JK課とのコラボ商品の開発・販売など、活動は多岐に渡ります。

ヨーロッパ軒は福井市に総本店を構える洋食店。ソースカツ丼発祥のお店と言われており、福井県民からは「パ軒」という愛称でも親しまれています。県内各地に支店があり、敦賀ヨーロッパ軒も合わせると19店舗あります（2023年4月現在）。

ヨーロッパ軒の始まりは、100年以上前のこと。ドイツで料理の修行をしたヨーロッパ軒の創業者が、1913年に東京で開かれた料理発表会でソースカツ丼を披露し、同年に東京の早稲田大学前に「ヨーロッパ軒」を開業しました。関東大震災をきっかけに故郷の福井に戻り、翌年1924年に福井市でヨーロッパ軒をオープン。以来、およそ100年にわたって福井県民に愛されているお店なのです。

今回注文したのは、ヨーロッパ軒の代名詞である「カツ丼」。特製ソースがかかったご飯の上に3枚のソースカツがどどん！とのっています。丼の蓋にカツを置いて食べるのが地元流の食べ方。薄めのカツには目の細かい特製極細パン粉が使われており、衣はサクサクの食感で、噛むたびに口の中に肉汁とソースがじゅわっと広がります。やわらかく歯ごたえのあるカツと甘くて酸味のある特製ソースの相性は抜群！別添のソースがあるので、追いソースするのも良し、ソースご飯を味わうのも良しです。今回は注文しませんでしたが、メンチカツをのせたパリ丼もおすすめです。

ヨーロッパ軒総本店

• ・住所：福井県福井市順化1丁目7−4
• ・電話番号：0776-21-4681
• ・営業時間：11:00〜20:00（19:50ラストオーダー）
• ・定休日：火曜、隔週月曜
• ・ホームページはこちら

「甲楽城（かぶらき）売店」は、甲楽城海水浴場に面した食堂です。海水浴シーズンには浮き輪や海水パンツも販売していて、まさに海の家のような佇まい。初めての方も気兼ねなく足を運ぶことができます。価格設定も優しく定食や丼物メニューの種類が豊富なのもおすすめポイントです。

蓋を開けるとパッと目に飛び込む色鮮やかな海鮮丼。この日の「おまかせ海鮮丼」は、今朝とれたブリ、タイ、アジ、イカに加え、甘エビ、蟹身、イクラです。ふっくらと炊き上げたご飯と一緒に頬張ると、新鮮な魚介とお米の甘みが口いっぱいに広がります。脂の乗った切り身にプリっとしたエビや歯ごたえの良いイカなど豊富な食感も楽しめますよ。

甲楽城売店

• ・住所：福井県福井県南条郡南越前町甲楽城7-32-2
• ・電話番号：0778-48-2373
• ・営業時間：10:00～17:00
• ・定休日：水曜
• ・ホームページ：なし
• ・SNS：Instagram

河野地区では他多数の店舗で海鮮丼がいただけます。ぜひ食べ比べてみてください！

また、越前海岸観光協会連合会の取り組みである「浜の活丼」もチェックするのがおすすめです！

ヨコガワ分店は、越前市を代表する神社、総社大神宮(そうじゃだいじんぐう)の参道沿いにあるお店です。お店の前にある「ボルガライス有り〼」の旗が目印。洋食を中心としたさまざまなメニューがあり、その中で圧倒的人気を誇るのがボルガライスです。

玉ねぎたっぷりのチキンライスに薄焼き卵。その上にのった薄めのカツは旨味がありジューシーで、自家製ソースとよく合います。カツは注文が入るたびに衣をつけて揚げているのだそう。シェフの丁寧な仕事ぶりを感じます。オムライスにカツ、ソースと聞くと重そうな印象がありますが、実際に食べてみると意外とさっぱりしていてぺろりと完食。何度でも食べたくなる味です。

休日は並ぶ場合もあるので早めの来店がおすすめ。地元の人にも観光客にも人気のお店です。

ヨコガワ分店

• ・住所：福井県越前市京町1-4-35
• ・電話番号：0778-22-7172
• ・営業時間：11:30〜15:30、17:30〜22:00(30分前ラストオーダー)
• ・定休日：火曜
• ・ホームページ：なし

今回は、大野市で活動するグルメインスタグラマー・ハンサムローションさんおすすめの「お食事処しもむら」に行ってきました！

お食事処しもむらは、醤油カツ丼発祥のお店と言われており、平日・休日問わずたくさんの人が訪れます。大野市産の蕎麦粉を使ったおろし蕎麦も人気メニューということで、今回は醤油カツ丼とおろし蕎麦のセットをいただきました。ご飯の上にはキャベツ、カツ、大葉、ねぎ、大根おろしがのっており、別皿で添えられている醤油たれは、好みの量をかけて食べることができます。

薄めでサクッとしたカツが、ほんのり甘みのある醤油たれと大根おろしと組み合わさることでさっぱりした味わいに。女性や年配の方にも人気のメニューです。

お食事処しもむら

• ・住所：福井県大野市新庄15-22-2
• ・電話番号：0779-65-2339
• ・営業時間：11:30〜15:00、17:30〜20:30(30分前ラストオーダー)
• ※日曜・祝日夜は17:00〜20:00（19:30ラストオーダー）
• ・定休日：月曜、水曜夜
• ・ホームページはこちら
• ・SNS：Facebook、Instagram

「ぼっかけ」とは、赤いかまぼこや三つ葉が乗った温かいご飯にあつあつの昆布出汁をかけて、海苔やワサビを添えて食べる勝山の郷土料理です。同じ名称の料理は福井県以外にもありますが、このシンプルなレシピは勝山だけに見られるもの。披露宴や宴会の締めに食べられる縁起物としても知られています。

市内では13店舗で「ぼっかけ」をいただくことができますが、滝谷さんのおすすめは1953年創業の「ちよ鶴」。ゆったりと時間が流れる店内は懐かしいレトロな雰囲気が漂い、地元でとれた旬の食材を使ったメニューが地域のお客さんからも人気です。

ちよ鶴の「ぼっかけめし」は、黒豆が入った雑穀米のごはんに生姜、三つ葉、みょうが、梅干し、天かす、海苔がのり、その上に特製おろし出汁をかけていただきます。味は梅とみょうがが効いて、やさしくさっぱりとした味わい。雑穀米のプチプチした食感も楽しめます。ごはんを食べた後でも不思議とお腹に入るので、まさに宴会の締めに食べたくなるのも納得。ぜひ、お試しあれ！

ちよ鶴

• ・住所：福井県勝山市本町2-4-2
• ・電話番号：0779-87-2250
• ・営業時間：7:30〜11:00(10:30ラストオーダー)、11:30〜16:00(14:30ラストオーダー)
• ・定休日：木曜日
• ・ホームページはこちら

福井の地域色あふれる個性的な丼を5つ紹介しました。

さまざまな丼を食べ比べて、あなたのお気に入りの福丼を見つけてみてくださいね！

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