せいこがに(ズワイガニ雌)

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越前がに(ズワイガニ)の雌で、特長はお腹の中に。外子と呼ばれる受精卵はプチプチとした食感が美味。
内子と呼ばれる濃い橙色の卵巣は“赤いダイヤ”と言われる珍味。雄に比べて大きさはやや小ぶり。
しかしながら、地元では味の良さからせいこがにを好む人が多い。
漁期は例年11月6日の解禁日から12月31日までの約2ヵ月間のみ。

越前せいこ蟹 甲羅盛り

漁期が短く、食せる期間が短いせいこがに。絶妙な塩加減で茹で、カニ味噌や卵、小さいながらも詰まりの良い身のすべてを甲羅に盛り付けるのが産地流。濃厚な味噌に加え、“赤のダイヤ”といわれる内子、はじける食感の外子、2つの卵の美味しさは食通をも唸らせる。

撮影協力店:望洋楼


せいこがにの炒鮮奶(チャオシンナイ)

広東料理の代表メニューをせいこがにを使って調理。卵白とミルクなどを使用し、リズミカルにまわしながら炒め、卵白はふわふわとした滑らかな食感に仕上げていく。カニの身の甘み、味噌と内子の濃厚さ、ふんわりとした食感は、他では味わえない美味しさ。

撮影協力店:来々軒


せいこがにとターニップのタルタル トマトコンソメの泡 花穂紫蘇の香り

ターニップ(カブ)のピューレとボイルしたカニ身をアボガドクリームやエシャロット、マヨネーズなどと合わせて甲羅の中へ。トマトコンソメと鰹出汁を合わせた泡状のソースでふんわりと覆った未知なる味わい。カブとカニの甘みやクリーミーなソースが繊細。

撮影協力店:cadre

せいこがに(ズワイガニ雌)