「FUKUMACHI BLOCK」が誕生! 福井の新しいランドマークを徹底レポート

待ちに待った北陸新幹線福井駅が開業しました!福井駅西口エリアは福井の顔として重要な場所。北陸新幹線延伸で再開発が行われ、新たなにぎわいが生まれています。今回は新幹線とあわせて2024年3月16日に一部先行開業した「FUKUMACHI BLOCK」についてご紹介!福井の新しいランドマークを徹底リポートしていきます!
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「FUKUMACHI BLOCK」が誕生! 福井の新しいランドマークを徹底レポート
待ちに待った北陸新幹線福井駅が開業しました!福井駅西口エリアは福井の顔として重要な場所。北陸新幹線延伸で再開発が行われ、新たなにぎわいが生まれています。今回は新幹線とあわせて2024年3月16日に一部先行開業した「FUKUMACHI BLOCK」についてご紹介!福井の新しいランドマークを徹底リポートしていきます!

FUKUMACHI BLOCK「仕合せをともに育む、生活文化創造特区」

  • 完成予定イメージ図
  • 色々な人たちが楽しめる空間を形成できるようイメージが練られました。

福井駅西口すぐの場所に誕生した「FUKUMACHI BLOCK」は「仕合せをともに育む、生活文化創造特区」というコンセプトの複合施設です。フードホールやホテルが入った高さ約120mの県内最高層の複合ビルと、立体駐車場、28階建てのマンションで構成され、2024年3月からホテル、フードホール、カフェレストランを併設するミュージックホールが開業しました。4月にはフィットネスクラブがオープンするなど徐々にその全貌があきらかに!
それぞれのブロックが、新しい価値や文化を発信していきます。

MINIE大解剖!5つのエリアをそれぞれ楽しもう

  • 南北に走るストリート。ここには物販店舗や期間限定のPOP UPストアなどが入っています。
  • MINIEは3/16現在23のテナントが出店!多彩なテナントばかりでどこに行こうか迷ってしまいます。

ここからは2024年3月に先行開業した施設を紹介します!
FUKUMACHI BLOCKの1階と2階に誕生したのは、福井の食を楽しめる「MINIE(みにえ)」。名前の由来は古代朝廷への献上品である御贄(みにえ)から。「その土地の物産」や「贈り物」を意味しており、「食の國である福井の海の幸や山の幸、たくさんの幸をみなさんに届けて交流できる場所にしたい」という想いが込められています。


MINIEはローカルフードホール、ローカルマーケット、ブルワリー、ふくまち横丁、物販・POP UPの5つのエリアがあり、23店舗(2024年3月16日現在)のバラエティ豊かなお店が並んでいます。特徴的なのは各テナントのオーナーが福井や北陸にゆかりのある方が多いということ。地域愛を感じますね!お店の方とおしゃべりを楽しんだり、隣り合った人たちで会話が弾んで交流したりするのもこの場所の楽しみ方のひとつです。



また共有スペースも充分にとられているので、色々なお店で買ったものをその場で組み合わせて楽しむことができます。どれを食べるか、飲むか、自分の好きなものを少しずつ選んで自分だけの食をこの空間で味わってみてください。

住所
〒910-0006 福井県福井市中央1-3-5 FUKUMACHI BLOCK 1F/2F

営業時間

ブルワリー                     11:00-23:00

ふくまち横丁                  11:00-23:00

ローカルマーケット         10:00-23:00

ローカルフードホール  8:00-23:00

物販・POP UP               10:00-19:00

※営業時間が異なる店舗あり


アクセスマップ

MINIEおすすめ!ピックアップテナント6選!

ここからはMINIEおすすめのお店をいくつか紹介します!

【おすすめ1】FOODLAB MINIE BASE/ローカルマーケット

  • 旅のお土産にも日常使いにも。

「FOODLAB MINIE BASE(フードラボミニエベース)」は、北陸のものを中心に、生産者のみなさんのこだわりのある「ちょっといいもの」が並ぶお店。地元食品流通業者がプロデュースしているので、食材や調味料、お惣菜など、普段使いからお土産までさまざまなシーンで利用できます。季節ごとに商品の入れ替えを行っていくので、いつ来ても楽しめますよ。


LAB(ラボ)とついている通り、その場で旬の食材などを調理し、試食販売のできるようなスペースも。今後ここで寿司を握ったりする予定もあるとのこと!楽しみです。

【おすすめ2】OUR BREWING TAPROOM/ブルワリー

  • 幾重にも重なった泡のような装飾。

「OUR BREWING TAPROOM(アワーブルーイングタップルーム)」は醸造所を併設したマイクロブルワリー。できたてのクラフトビールをその場で味わえます!ここでつくられたオリジナルビールはもちろん、ゆかりのあるブルワリーさんから仕入れたゲストビールなど、常時8種類のタップで提供します。
ビールにあうおつまみもシンプルながらこだわりを持ったものをご用意。ビール好きはここに集まれ〜!


醸造所の中も少し覗かせていただきました!今後、醸造所見学ツアーなども計画しているそう。こちらも楽しみです!

【おすすめ3】Soy Sweets ごーる堂+/物販・POP UP

  • 豆乳ソフトクリーム!濃厚で本当に美味しい!

福井市の山間にある殿下(でんが)地区で人気のソフトクリーム屋「ごーる堂」が駅前に初出店!100%植物性の豆乳ソフトクリームは濃厚な味わいで、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。元々、福井はお寺が多く、お揚げやお豆腐など大豆が使われる精進料理文化が根づいている地域ですが、こうやってソフトクリームになると老若男女問わず食べられますよね。アレルギーやヴィーガン・宗教上の理由で食べられない方にもおすすめできますよ。


イートインスペースは可愛いソフトクリームが背面に。MINIE限定販売の豆乳プリンはお土産にももってこいです!

【おすすめ4】エノバル/ふくまち横丁

  • ふくまち横丁の暖簾をくぐってはしご酒を楽しみましょう。
  • 昼からちょっと一杯!

ふくまち横丁はコの字型のカウンター席と外側に8席の席数を持つお店がずらりと並びます。「エノバル」はその真ん中に位置する、お肉料理やタパス(一皿料理)とワインを気軽に楽しむお店です。東京でフレンチバルを経営する福井県越前市出身のオーナーが手掛けました。今後ジビエなど、福井の食材を使ったメニューも提供していくとのこと。こちらもお楽しみに!

【おすすめ5】越前あて巻き デリアテール/フードホール

  • 細巻きは日本酒がすすみますよね。

「越前あて巻き デリアテール」はカウンター席13席の地元福井の食材をメインに使ったオリジナルの細巻きと地酒のお店です。日本酒は地酒を随時20種類用意!やはり福井に来たら日本酒を飲んでもらいたい。少しずついろんな種類を楽しめる飲み比べセットもありますよ。お皿は福井県の形を形どったものをご用意。カウンターでおすすめの地酒を教えてもらいながら、福井の食を楽しんじゃいましょう!


越前あて巻きの看板が目印です。

【おすすめ6】SAVA!STORE/物販・POP UP

  • 店舗カラーの青が目を引きます!

物販・POP UPエリアの中でもデザインが光る「SAVA!STORE」。福井県鯖江市に拠点を置くローカルクリエイティブカンパニー「TSUGI」が運営しています。お店のコンセプトは「福井旅の発着地」。現代の暮らしに寄り添うアップデートされた伝統工芸品など、デザインとストーリー性が共に高い地域産品を取り扱います。
SAVA!STOREはスタッフとの距離が近いのも特徴のひとつ。「これいいな!」と思う商品があったらぜひスタッフに声をかけてみてください。商品のこと、産地のこと、職人さんのこと、沢山教えてくれますよ。


福井のものづくりを知りたかったらまずここへ!きっと新しい出会いがあなたを待っています。

Column

MINIEの施設内で福井の特色を知ろう

MINIEのテナントには福井の地域性を感じられるお店も多数あります。例えば「OUR BREWING TAPROOM」の天井を見上げると越前和紙が!こちらは越前和紙職人さんと越前箪笥職人さんに特別にお願いしてつくったものだそう。物販・POP UPエリアの「SAVA!STORE」は装飾にさまざまな伝統工芸の道具を展示しています。福井駅前で福井の産業を知るのも面白いですよ。

MINIEの施設内で福井の特色を知ろう

福井最高層ホテル!コートヤード・バイ・マリオット福井

  • シンプルで洗練された客室。越前和紙で笏谷ブルーを表現しています。
  • レストランの窓も広く、眺めは最高です。

「FUKUMACHI BLOCK」の商業ビル15~28階部分には、北陸初進出となる外資系ラグジュアリーホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」が誕生しました。シンプルで洗練されたという意味の「枯淡」をコンセプトに、奥深い美を追求した越前和紙など福井の伝統工芸もふんだんに取り入れられた客室が特徴です。17~28階の客室フロアは、足羽川や新幹線の走る様子が見えるなど展望もバツグンです!
15階はレストランエリア。各国料理の楽しめる「サブスタンス」、日本料理の「福い」を配置。福井の食材で最高のおもてなしを提供します。
宿泊だけでなくレストランや会議室などの利用もできるので、福井を訪れた人はもちろん、地元の人たちにも愛されるホテルになりそうです。

食と文化と音楽の融合施設ULO(ウロ)

  • 開放的な空間はどんな音楽シーンを形成するのでしょうか。
  • 「神代杉」でつくられたレリーフサイン。

ホテルの1階部分にある「ULO(ウロ)」は、豊かな食と音楽体験を融合させた新施設です。食事は、福井市のフレンチの名店「cadre/acoya」が担当。音楽は、全国の音楽ファンから注目を集める福井の音楽フェス「ONE PARK FESTIVAL」が監修しています。
13メートルの吹き抜けのある開放的な空間には、カウンターメインのカフェレストランとカジュアルダイニング、DJブースやスタンウェイのピアノも設置。福井市の足羽山で採掘された笏谷石(しゃくだにいし)をふんだんに使用しているところも特徴です。ここでどんな文化が醸し出されるのか、これからが楽しみな空間です。

県内初出店フィットネスクラブ「セントラルフィットネスクラブ24」

  • 最新マシンが完備されています。
  • ジャグジーなど3種類のお風呂が!

「FUKUMACHI BLOCK」には、全国に250店舗を展開するフィットネスクラブ「セントラルスポーツ」が県内初進出。2024年4月に開業しました。24時間営業のジムには、最新のフィットネス器具に加え、プールや3種類のお風呂、サウナなどが完備されています。
キッズ向けのスイミング、ダンス、体操教室もあるので、駅前で習い事をして、大人はMINIEでお買い物というのもいいかもしれませんね。


Column

オフィス&インキュベーション施設は2024年8月開業予定!

「FUKUMACHI BLOCK」には2024年8月に、スタートアップやベンチャー企業、起業を目指す人たちが集うインキュベーション施設「越乃バレー」も開業を予定しています。地域の子どもたちに起業する楽しさを教えるカリキュラムもあるとのこと。社長率輩出率ナンバーワンの福井県の県都で、ベンチャー企業を支え、つなぎ、未来の子どもたちを育てます。
フリースペースやカフェ、オフィススペースなどイベントやミーティング、コワーキングなど様々な用途に利用できる環境が整っていますよ。

オフィス&インキュベーション施設は2024年8月開業予定!

まとめ

さまざまな施設がブロックのように積み重なってできている「FUKUMACHI BLOCK」。はじめて福井を訪れた人も、普段から駅を利用する地元の人も、用途に合わせてこの場所に集えば、今まで以上に駅前での楽しみ方が広がりそうです。ぜひ「FUKUMACHI BLOCK」で、福井の新たな魅力と出会ってくださいね。

牛久保星子
福井駅前のカフェ店主。福井で暮らしはじめて9年目。5歳のやんちゃ坊主の子育て中。好きな福井の日本酒は花垣。好きな福井の酒の肴は塩雲丹。