越前海岸ドライブ特集～水平線・夕陽・漁火が織りなす約75kmの旅～
越前海岸沿いを南北に走るしおかぜラインと国道305号線（漁火街道）は、海のすぐ近くを走り沿道には多くの景勝地が点在する人気のドライブコースです。越前海岸はそのほとんどが西向きのため夕暮れ時にはどこからでも日本海に沈む雄大な夕陽が美しく、日本の夕陽百選にも選ばれています。
さらに、5月から11月の季節限定で、夕陽が水平線に沈んだ後に海上で輝き始める漁火（いさりび）も見る人を魅了します。
時間や天候、季節によっても様々な表情をみせる越前海岸ドライブ（敦賀市大比田～坂井市東尋坊・雄島間約75km）の魅力をご紹介します。
※しおかぜラインや305号線は信号も少ない快適なルートですが、カーブが多く集落内も走るので、安全運転でドライブをお楽しみください。
全体ルート
一口メモ：
305号線は越前町の「道の駅 越前」や「越前がにミュージアム」付近では海から少し離れます。海沿いを走るには「道の駅 越前」や「越前がにミュージアム」を経由地に設定してください。
ポイント①海のすぐ近くを走る
国道305号線はほとんどの区間が海岸線に沿って走っており、高い堤防などの障害物が少ないため、日本海を眺めながらドライブすることができます。
また、このルート上には天然のトンネル「呼鳥門(こちょうもん)」をはじめ、多くの景勝地があり、駐車場も整備されているので観光にも便利です。
自然の地形に沿って走る場所も多いためカーブも多く、海岸の集落の中を走る場所もありますが、ゆっくりと運転すれば、運転が得意でない人も快適にドライブすることができます。
ポイント②どこでも夕陽がきれい
越前海岸は日本の夕陽百選にもなっており、越前海岸は西に日本海が広がっているため、ほとんどの場所で水平線に沈む夕陽を眺めることができます。さらに山が海に迫っているため、海際だけでなく、少し高い場所からも夕陽を見ることができます。
Column
ポイント③海上に煌めく漁火（５月～１１月）
305号線は「漁火街道（いさりびかいどう）」と名付けられているほど、夜にはルート上から海に浮かぶ複数の光、漁火（集魚灯）を見ることができます。漁火を見ることができるのはイカ漁がおこなわれる５月から１１月。漁火の数はその時々の状況によりますが、夕陽が沈んだ後も、海上に１つ、１つと現れる漁火が醸し出す幻想的な雰囲気を眺めながら走ることができます。
【注意点】
305号線では飲食店やコンビニエンスストアがあまりない区間があります。特に夜に走る場合などは各施設の営業時間などに気を付けてください。
ポイント④冬に咲き誇る越前水仙（１月頃～２月頃）
越前海岸は水仙の日本三大群生地として知られており、その面積は全国一です。毎年12月下旬頃に越前海岸一帯に水仙が開花し始め、１月上旬から２月頃に徐々に満開を迎えます。日本海の寒風にさらされながらも可憐に咲く越前水仙。その姿や香りは多くの人を魅了します。