屋台村の居酒屋で豊富な料理にハマるの巻

ハシゴ酒するつもりで入った。
なぜならここは、屋台村である。
小さな店が集合して今年できた屋台村である
どの店もカウンター中心で、10人以下のキャバの小さな店である。
「よしはしごするぞ。4軒は行けるかな」。
ハシゴとは3軒いくことである。
2軒では階段である。
どの店も混雑していて、1人といえどはいれない。そこでようやく入れそうな「きっちんしほり」に入った。
お惣菜「しほり」というからには、女性がやられているかとおもえば、店主は坊主頭の男性である。
だが目つきが優しい。
カウンターは七席で、厨房との境には、惣菜の皿が乗っている。
ブリの照焼き、ハタハタ、がんもどき、さんま竜田揚げ、がんもどき、風呂吹き大根などである。メニューを開けば、なんと品書きがこれ以外に100種類以上あるではないか。
胸が弾む。
どれを頼もうか。
嬉しい悩みである。
ハシゴするつもりであるから、自家製冷奴と、揚げ銀杏、岩もずくと軽いものを頼む。
最初に運ばれたのは、冷奴である。
自家製と謳うだけはある。
とろんとして、甘い。
醤油をかけるのを躊躇うような優しい甘さである。
この豆腐が火をつけた。新銀杏揚げ、岩もずく、卵焼きと続けて頼み、伊藤酒造「越の鷹イエローホーク」の冷酒を飲み、勝鬼の燗酒、を次々と頼む。
見ていると、湯の中にちろりを入れ、燗温度計を入れて正確にかんづけている。
ごめんなさい。
屋台ということで舐めてました。
どの肴もいい。
やはり魚を頼もう。
本日の刺身盛り合わせを頼む。
燗酒に合わせて、ハタハタのしっとり。付け合わせは!すこ」である。
へらそうとおもっているんですけど
と笑われた。心底料理が好きなんだなあ。
上庄里芋唐揚げ
ねっとりと甘い
自家製冷奴。とろんとしてあまい。つかみまれた。
カうんたーななせき
たことばいがい、さわらあら、ひらめ、ぶり
丸坊主の目が優しいご主人