【美食福井】福井のブランド米「いちほまれ」は、コシヒカリを超える美味しさで人気
「いちほまれ」は、「コシヒカリ」を生んだ福井県が総力をあげて開発し、2016年に誕生した新しいブランド米。
約6年をかけて調査・研究を積み重ね、膨大なデータの裏付けをもとに生み出されました。
厳しい品質基準が設けられており、それをクリアしたものだけが「いちほまれ」として全国に出荷されています。
【収穫時期】9月
【産地】県内全域
【動画】「いちほまれ」の美味しい魅力を凝縮
味わうほどに幸せなお米「いちほまれ」の美味しさ
「いちほまれ」の美味しさは、高品質米の「コシヒカリ」を超えると評判です。「うっとりの白」と表現される絹のように白くツヤがある美しい見た目が魅力で、ふっくら心地よい柔らかさとモチモチ感が調和した食感です。噛むほどに優しい甘みが口いっぱいに広がり、食べ飽きません。
「いちほまれ」は、米屋や料理人などお米のプロから「粘り・柔らかさ・米粒感・甘みのバランスがズバ抜けた米」「毎日食べて飽きることのない米」など高い評価を得ています。
福井名産の「塩うに」や「さばのへしこ」など、ごはんのおともと合わせれば箸が止まらない美味しさです。
20万種の中から選抜
おいしい米の代名詞として全国に広がった「コシヒカリ」。実は福井県農業試験場で生まれた品種であるということは、あまり知られていません。
「コシヒカリ」を生んだプライドにかけて、それを超える「福井の新しいブランド米」を生み出そうと、2011年に「ポストコシヒカリ開発部」が新設されました。
開発にあたっては、
1.美味しい品種
2.倒れにくい品種
3.環境にやさしい品種
という明確な育種方針が打ち出されました。
まず、試験場が60年以上にわたり蓄積してきた20万種を植え付けて栽培。育った玄米の品質を人の目で確認するとともに、全国に先駆けて「DNAマーカー」という最先端の遺伝子調査も導入し、育種方針に合った品種を選抜していきました。
Column
【おいしい豆知識】
ブランド名募集に10万人を超える応募が
「いちほまれ」というブランド名は公募によって決定されたもので、「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」となってほしいという思いが込められています。
日本全国から10万件を超える応募が寄せられ、大きな注目を集めました。
福井の英知を結集して誕生
選抜の過程では、大都市圏を中心に約1,500人の消費者や料理人に米の「食味調査」を実施。美味しさには「甘くて、もっちり、なめらかな食感」が重要だと分かりました。
それを裏付けるため、試験場内に食味専用調査室を設置。研究者たちは科学的な調査と並行して、実際にごはんを食べ続け、本当に美味しい米を探し続けたのです。多い時には朝から2時間おきに10種類のごはんを5回、1日に計50種類を食べ比べたといいます。
2015年からは県内各地で栽培試験がスタート。4種類から1種類を選ぶ最終選抜では、県民による食味評価を実施。その結果と専門家の意見も踏まえ、2016年12月に県が決定しました。まさに県民の英知を結集した“オール福井”の力で、新しいブランド米「いちほまれ」が誕生したのです。
厳しい品質基準でブランドを守る
「いちほまれ」は、厳しい品質基準(農産物検査等級1等、粒厚1.9㎜以上、玄米タンパク6.4%以下)が設けられており、ブランドの信頼性につながっています。
生産者は水管理や肥料の調整を徹底。福井県坂井市の中瀬農産では、福井の大河・九頭竜川の名水を田んぼに引き、田んぼの水温が夜に下がるように水を入れ、昼夜の寒暖差によって美味しい米を栽培。
また、肥料の与え方など生産方法について県からのアドバイスもあり、生産者と県のタッグによって「いちほまれ」は豊かに実ります。
Column
【おいしい豆知識】
育てやすいから毎年美味しい
近年厳しさを増す夏の暑さで米の品質低下が懸念される中、「いちほまれ」は高温でもきれいに実る特性を持ちます。
また、「コシヒカリ」よりも稲の茎の長さが短いため、台風などで倒れにくいのも利点。こうした育てやすさも、「いちほまれ」の安定した美味しさにつながっています。
「いちほまれ」を購入できるお店の紹介
【美食福井とは】
福井県には、豊かな自然と生産者のこだわりが育む美味があふれています。
「美食福井」とは、それら海、山、里のプレミアムな食材24品目の魅力を余すところなく紹介する特設サイトです。