【美食福井】「香福茸」は、原木しいたけの最高級ブランド
福井の綺麗な水と澄んだ空気、原木に含まれる栄養で育つ「香福茸（こうふくだけ）」
これまでに感じたことがない肉厚の歯ごたえと、山の香りがたつ味の濃さは別格です。
【収穫時期】12～翌3月
【産地】坂井市、鯖江市、越前町
【動画】「香福茸」の美味しい魅力を凝縮
山の香・味がつまった原木しいたけ
しいたけの栽培方法には、おが屑や米ぬかなどで作った培地に菌を入れて育てる【菌床（きんしょう）栽培】と、山から切り出したコナラ、ミズナラなどの原木に、直接菌を仕込んで育てる【原木（げんぼく）栽培】があります。
人工栽培と言われる【菌床栽培】では約半年ほどで出荷できることに比べ、自然栽培と言われる【原木栽培】では種付けから収穫・出荷までに約2年ほどの期間がかかります。
【原木栽培】では、原木の伐採や搬出、木漏れ日が差し込む林の草刈りなど、収穫までには長い期間と労力が必要となりますが、食べた時には原木ならではの独特の風味が香るのが魅力です。
最高級ブランド「香福茸」2016年デビュー
福井の綺麗な水と澄んだ空気、原木に含まれる栄養で育つ原木しいたけは、ぷりっとした歯ごたえ、口に入れた瞬間に広がる山の香り、森の旨味が詰まった味の濃さが格別です。
その中でも、12月下旬から3月末までの寒い期間限定で収穫される、ジャンボ原木しいたけが、「香福茸（こうふくだけ）」です。
香福茸は、県産原木しいたけの最高級ブランドとして、2016年から出荷が始まり、認定されるためには、「①福井県産の原木栽培しいたけ、②傘：直径8センチ以上、③肉の厚み：3センチ以上、④傘の巻き込み：1センチ以上」という厳密な基準があり、さらに、形の美しさや水分含有量も選ばれるポイントになっています。
そのため、香福茸の基準に達するしいたけは大変希少であり、原木数本に１個という場合も珍しくありません。
想像を超える大きさと肉厚ジューシーな味わい
香福茸の特徴は、何といっても大きく肉厚ジューシーで、「山のアワビ」と呼ぶにふさわしい味わいにあります。
そのまま焼くだけでももちろん格別ですが、薄くスライスして、しゃぶしゃぶでいただく食べ方もおすすめ。
また、香福茸のグルタミン酸の含有量は、他品種のしいたけの約2倍（日本きのこセンター調べ）もあるなど、栄養満点です。
生産者が手作業で1つ1つ大変な手間と時間をかけて大切に育てた極上の逸品をぜひご賞味ください。
Column
【おいしい豆知識】
名前に込められた思い
都道府県別「幸福度」ランキング（一般財団法人日本総合研究所編 ）で連続1位を獲得している福井県。
香福茸は、「幸福度日本一の福井県で栽培され、食べた人が幸せと感じる美味しいしいたけをつくりたい」との思いが込められており、通常の原木しいたけの約4倍もの時間をかけてじっくりと育てられています。
【美食福井とは】
福井県には、豊かな自然と生産者のこだわりが育む美味があふれています。
「美食福井」とは、それら海、山、里のプレミアムな食材24品目の魅力を余すところなく紹介する特設サイトです。