【美食福井】特別栽培の新酒米「さかほまれ」
福井県が生み出した新たな酒米「さかほまれ」と酵母、福井の大地が育んだ清らかな水を使用した大吟醸酒です。
福井県の行政・研究所・酒蔵が10年の歳月をかけて、2021年に商品化しました。
【産地】県内全域
【動画】「さかほまれ」地酒の美味しい魅力を凝縮
8,000種類から選ばれた酒米と福井県オリジナルの酵母
「さかほまれ」は、福井県が育成した新しい酒米です。一般的な栽培特性に加え、精米試験、製麹試験、醸造試験など酒米に必要な性質を確認、約8,000種の候補の中から選抜し、2019年に「さかほまれ」の栽培が開始されました。
福井県食品加工研究所では、「さかほまれ」の登場に合わせ、福井県オリジナルの新酵母「FK-801C」「FK-802」を開発しました。
米を磨き上げて作られる、贅沢な日本酒
さかほまれは、最高級の酒米として知られている「山田錦」とJAテラル越前が育成・品種登録した「越の雫」の交配品種です。
さかほまれの精米歩合(玄米から表面を削り精米して残った酒米の割合を示す値)は、50%以下。一般的な白米は90%、日本酒造りに使われるお米の精米歩合は70%前後が一般的なので、さかほまれを使った日本酒は一般的な日本酒と比べ米を磨き上げていることが分かります。
日本酒作りにおいては、米の表面の栄養素は、雑味や香りを消してしまう原因となるため、さかほまれを使った日本酒は、贅沢に米を磨き上げ洗練した甘みと香りのある味わいを作り上げています。
オール福井で生み出した美味しい日本酒
酒のよしあしは水に大きく左右されます。日本酒の成分のうち約8割は水です。
福井県は豊富なミネラル分を含む白山水系の水に恵まれており、日本三名山の白山をはじめとする山々に降る雨雪が、良質なミネラルを吸収しながら、伏流水となって県内の川に流れ込んでいます。
地元の山々からの名水や湧き水は、その地域ごとに少しずつ性質の違いがあり、酒蔵ごとの個性を生んでいます。
また、地酒を楽しむ上で欠かせないのはその土地の酒の肴。福井には新鮮な魚介類や、鯖のへしこや小鯛のささ漬けといった郷土料理など、地酒にぴったりな肴が数多くあります。それぞれの地酒に合う酒の肴を探しながら福井の地酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Column
【おいしい豆知識】
名前に込められた願い
「さかほまれ」の名前には、「日本一美味しいお酒となるように」、また、この酒を「飲んだ人が栄えていくように」との願いが込められています。
この酒米は、福井県特別栽培農産物認証制度の認証を受け、化学合成農薬と化学肥料の使用を極力抑えて栽培を行っており、病害虫の発生を少なくするためにきめ細かな管理や有機質肥料を使用するなど、様々な工夫を取り入れながら栽培されています。
「さかほまれ地酒」を販売する蔵元の紹介
【美食福井とは】
福井県には、豊かな自然と生産者のこだわりが育む美味があふれています。
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