聞いたことある?福井の方言
北陸の自然豊かな福井県。どんな言葉が話されているかご存じですか?
隣の石川県や富山県ともちょっと違う、福井の方言。
観光に来た際にはぜひまちの中で聞こえる会話に耳を傾けてみてください!
福井県は大きく分けると「嶺北」と「嶺南」
福井県の地理を説明する際、大きく2つに分けて説明されることが多いです。
オタマジャクシのような形をしている県の、ちょうど真ん中あたりに位置する「木ノ芽峠」という峠を境に、北側を嶺北、南側を嶺南と呼びます。
観光名所だと恐竜博物館、東尋坊、大本山永平寺があるのが嶺北、
三方五湖、氣比神宮、明通寺があるのが嶺南です。
福井県の観光名所 |
---|
● 福井県立恐竜博物館(勝山市) ● 東尋坊(坂井市) ● 大本山永平寺(永平寺町) ● 三方五湖(レインボーライン山頂公園)(美浜町・若狭町) ● 氣比神宮(敦賀市) ● 明通寺(小浜市) |
嶺北と嶺南では気候や地形、さらには電力会社が違うなど、同じ県なのに生活の中にも大きな違いがたくさん。
その中でも特に違いを感じるのがまちの人たちが話す言葉、「方言」です。
嶺北は「抑揚がなく、平板なしゃべり方」、嶺南は「京都に近いしゃべり方」であり、ちょっと聞くだけでも違いがわかります。
同じ県内に住んでいる人同士でも、お互い言葉の意味が分からなかったりしゃべり方にびっくりしてしまうこともあるくらいなんです。
ではなぜ同じ県でこんなに言葉が違うのでしょうか?
福井の方言の多くは、かつて京が都だった時代に「都の言葉を真似したい」と、京都から福井まで人から人へと伝言ゲームのように伝え広がり、変化してできました。
そんな中、県の真ん中にある険しい木ノ芽峠が人の往来をさまたげていたことで、県の北と南で方言の違いが生まれたんです。
その土地特有の会話か聞こえてくるのも旅行の醍醐味!
立ち寄った飲食店や観光ガイドの案内など、いろんなところで聞こえてきます。
福井県を南北縦断したら、別の県に旅行に来たのかも?と感じるかもしれません。
スマホで聞ける! WEBサイト「しあわせを呼ぶ 福井の方言」
じゃあ、福井の方言ってどんな感じだろう?と気になった方、
福井の方言を音声で聞けるWEBサイト「しあわせを呼ぶ 福井の方言」をご紹介します!
WEBサイトでは代表的な福井の方言や会話例などを紹介。
このサイトの1番の特徴は、方言を音声で聞けることです。
音声は地元の劇団員に収録していただいたので、ネイティブな発音を聞くことができます。
先ほど紹介した嶺北、嶺南の言葉をそれぞれ紹介しているので、しゃべり方の違いもよくわかりますよ。
他にもよく誤解される方言「はよしね~」の意味や、同じ言葉でも地域によって意味が変わってしまう方言なども紹介しています。
福井旅行の移動中など、スキマ時間にちょこっと覗いて、まちなかの会話と聞き比べてみてください!