窓安寺

奈良時代の養老年間、泰澄大師の開基と伝え、元は池田町の野尻にありましたが、一乗谷朝倉氏の命で天文2年(1533)に越前府中のこの場所に再興された天台宗寺院です。山門をくぐって奥の左手に、石造の不動明王と地蔵菩薩が並び立っており、地蔵菩薩の光背には「永禄三庚申(1560)十二月四日施主敬白」の銘があり、一乗谷にある石仏と同じ様式のものなので、これも朝倉氏のゆかりで造られたと考えられます。不動堂に祀る腹籠不動明王は、鞘仏が江戸時代初期、胎内仏の本尊が室町時代のもので、いずれも市指定文化財です。なお境内の祠内には、織田信長の越前攻めの際に、信長方についた朝倉景鏡の供養塔も立っています。


基本情報

電話番号
0778-23-0439(窓安寺)
住所
福井県越前市南3-1-5
アクセス
ハピライン武生駅から徒歩約15分/北陸自動車道武生ICから車で15分

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