【福井駅 周辺観光】駅から徒歩15分以内!地元民おすすめ観光スポット5選
観光ガイドとしても活動しているライターが福井駅近の観光スポットを紹介!選りすぐり5ヶ所をお伝えします。
大森 望央 -Mio Omori-
ふく旅ライター「ミーハー担当(自称)」
生まれ育って今も暮らす福井駅前情報や、街をとび出し福井県全域の話題のスポットをお届けしていきます٩( ᐛ )و~♪
福井駅に来たのであれば、福井駅周辺のホテルに宿泊するのであれば、訪れないのはもったいない!
「福井県認定観光ガイド」「ふくい観光おもてなしガイド」の資格を持つ地元ライターである私がオススメする、福井駅から15分以内で到着する観光スポットをご案内します。
- ふく旅ライター みお
- さぁ、福井駅前まち歩きに出掛けましょう!
1)【恐竜広場(福井駅西口広場)】恐竜時代にタイムスリップ
まず福井駅前でみんなの目を釘付けにしているのが、こちらの恐竜モニュメント!福井県のランドマーク的存在です。日本の恐竜化石の8割以上が福井県勝山市で発掘されていることから、福井県は“恐竜王国福井”と呼ばれています。
こちらの広場では、福井に生息していた「フクイ」という名がつく恐竜「フクイラプトル」、「フクイサウルス」、「フクイティタン」の実物大モニュメントが設置されています。学術的に的確に再現された動く恐竜モニュメントが博物館ではなく駅前に設置されているのは世界初です。
9時〜21時の間は、なき声をあげたり動いたりと迫力満点!30分ごとに開催される特別演出も大人気です。
広場には恐竜モニュメントの他、福井県で発掘された3種類の恐竜足跡化石の実物大や、福井県の公式恐竜ブランドキャラクター「Juratic ジュラチック」のモニュメント、恐竜の骨らしき丸いベンチも設置されています。
恐竜広場から見えるJR福井駅西口の壁面には福井に生息していたと言われる10種類の生物が描かれています。横約45メートル、縦約10メートルの巨大な壁画を見ているだけで、恐竜が生息していた時代にタイムスリップした気分に!
また、同じく駅の壁面に描かれている恐竜のトリックアートと共に多くの方が撮影をたのしまれています。
恐竜のモニュメントと福井駅の恐竜の壁画は、日没頃から23時まで毎日ライトアップされています。幻想的な恐竜世界をおたのしみください。
- ふく旅ライター みお
- 福井駅に来たならば必ず立ち寄ってほしい名物スポットです!写真映えも抜群なので、旅の思い出に撮影もどうぞ。
2)【北庄城址(柴田神社)】戦国時代に思いを馳せる
戦国武将 柴田勝家が築いた北庄城(きたのしょうじょう)は安土桃山時代の天生3年(1575年)に築城されました。織田信長から49万石を与えられた勝家が築いた北庄城は、とても立派なお城だったと言い伝えられています。
わずか8年後の天生11年(1583年)に対立した豊臣秀吉の軍に攻められた勝家は、自ら城に火を放ち、妻で織田信長の妹 お市の方や一族とともに壮絶な最後を遂げました。現在、北庄城址には柴田神社が建てられています。
神社内には剛健な雰囲気あふれる柴田勝家の銅像と、麗しいお市の方、お市の方の娘である三姉妹(茶々・お初・お江)の銅像が立っています。
柴田神社では、なんと戦国一の絶世の美女であったお市の方にあやかってモテ祈願を行っていたりもします!歴史好きはもちろん、広く観光客がたのしめるようになっているところが魅力です。
また、柴田勝家が福井市の足羽川(あすわがわ)に半石半木で造った橋「九十九橋(つくもばし)」の再現も見ものです!半石半木とは、橋の北側半分が木で造られていて、南側半分が石で造られているという珍しい橋です。このような橋にした理由は、敵襲があった場合に木の部分を壊して敵の侵入を防ぐため、木造は災害で壊れても修復しやすいため、木造は橋脚の幅が広く取れるため舟が通りやすいためと考えられています。
- ふく旅ライター みお
- 北庄城址の歴史を詳しく知りたい方は、柴田神社内にある「北の庄城址資料館」を見学するのがおすすめです!
3)【福井城址】江戸時代の歴史散策
閑静なお堀と福井名石「笏谷石」でつくられた石垣に囲まれた福井城址は、慶長11年(1606年)に福井城が建てられた場所です。現在は福井県庁と福井県警があります。
福井城は、徳川家康の次男 初代福井藩主 結城秀康(松平秀康)により6年の歳月をかけて慶長11年(1606年)に完成しました。福井城址内には結城秀康の銅像が建っています。
福井藩は68万石で、創建当時は、天守閣・本丸を中心に二の丸、三の丸と4重・5重のお堀に囲まれていた大きなお城でした。現在の福井駅前一帯には「百間堀(ひゃっけんぼり)」という福井城の立派な外堀があり、“水の都”といわれるほど福井城は壮大なお堀に囲まれていました。
福井城は、明治4年(1871年)に廃城になるまでの約270年間、17代にわたり越前松平家の繁栄の舞台となった名城です。その礎を築いた結城秀康は、今日の福井の発展に欠かせない人物です。
天守台があった場所へと登ると、「福の井」と呼ばれる井戸があります。福井城創建当時から現在の場所にあったと考えられ、天守台からも近く城内の特別な井戸として扱われていたそうです。「福井」の地名の由来は一説によるとこの「福の井」からきたとも言われています。(諸説あり)
天守台は現在、礎石が残されているのみです。かつてはここに高さ約30メートルの天守がありました。現在の福井県庁の建物と同じ高さなので、現地に訪れた際には横の県庁を見比べながら是非イメージしてみてください。
平成30年(2018年)に復元された「山里口御門」もどうぞ通ってみてください。かつては福井城本丸の西側を守る門として築城当時からありました。敵の侵入を食い止めるように枡形になっていて、現在2階は資料館として使用していますが、当時は武器庫などに使用されていました。
- ふく旅ライター みお
- 福井城址は、令和元年に日本遺産に認定(「福井・勝山 石がたり〜中世・近世のまちづくり、そして現代〜」の構成文化財の一つ)されています。笏谷石を使用した石垣や装飾の数々にも是非ご注目ください!
4)【名勝 養浩館庭園】福井藩主 松平家の別邸
養浩館庭園は福井城本丸跡の北東約400メートルの場所にあり、福井藩主 松平家の別邸で江戸時代初期から中期にかけて造られました。当時は、「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と呼ばれていましたが、明治17年になって松平春嶽によって「養浩館」と名付けられました。
昭和20年の福井空襲などで当時の建造物は消失してしまいましたが、現在の建物も発掘された遺構の上に直接建築されています。屋敷から庭を眺める視線の高さが江戸時代にあった時と同じで、水との親和性を感じることができます。名勝庭園では珍しく、かつての藩主と同じように座敷からゆったりと庭を眺めることができるのが魅力です。
また、建物内にあるお風呂場も見学することができます。藩主は現代で言うサウナに入っており、上り場に家来が湯桶を置き、そこで湯をかけて汗を流していたそうですよ。
庭園内をぐるりと一周散策することも可能です。ため息が出るほど美しい風光明媚な眺めをたのしみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
- ふく旅ライター みお
- 福井の街のことをもっと知りたい方は、養浩館庭園隣の福井市郷土歴史博物館を訪れるのもオススメです。
5)【新栄商店街】昭和レトロな街並み
2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、再開発の進む福井駅前エリアの一角に昭和レトロな雰囲気の残る「新栄商店街」があります。
新栄商店街は、戦後に商店街が形成され、狭い路地に築70年ほどの小さな建物が密集しています。再開発も検討されていますが、今もなお懐かしい風景が残されています。
かつては洋服屋や古着屋を中心として軒を連ねていましたが、現在は立ち飲み屋、カフェ、ギャラリー、ボクサーパンツ専門店、リラクゼーションサロンなどの個人店が建ち並び、個性豊かな商店街となっています。土日限定で営業されているお店も多く、お休みの日は多くの方で賑わっていますよ!
新栄商店街のメインストリートから一本路地に入った通称「ハカセ通り」が私の最もお気に入りの場所です!新栄商店街側から通りを見ると可愛いカラフルでレトロな雰囲気に、もう片側の北の庄通りから見るとアジアの路地を彷彿とさせるエキゾチックな雰囲気となっています。
- ふく旅ライター みお
- 歩いて自分のお気に入りを発見することが、まち歩きの醍醐味ですね!
おすすめ観光ルート
ちなみにこれら5ヶ所を福井駅からどう周遊する…?一番スムーズなおすすめルートがこちら!
福井駅→北の庄城址→新栄商店街→福井城址→養浩館庭園→恐竜広場→福井駅
福井市中央1丁目にある「北の庄城址」と「新栄商店街」、大手3丁目にある「福井城址」と隣接する宝永3丁目にある「養浩館庭園」をセットにして組んで周ることをオススメします!「恐竜広場」は福井駅西口の目の前にあるので最初か最後のどちらかに組み込むといいかなと思います。
- ふく旅ライター みお
- 福井駅周辺観光をどうぞおたのしみください!