福井駅から片道約1時間で行ける満天の星空ツアー「星空バスナイトクルージング」!(運行終了)
実は福井県大野市は、アジアでも珍しい都市部からすぐに行けて、星空が綺麗に見られるスポット!2024年3月から始まる「はぴバス」の星空バスナイトクルージングツアーのモニターに参加してきましたのでご紹介します!
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福井生まれ福井育ち生粋の福井人。写真歴は20年以上。嶺北奥越を中心に福井県内の風光明媚な名勝奇勝を撮り歩いてます。
3270 viewアジア初!都市部からすぐなのに星空が綺麗なアーバンナイトスカイプレイス星空保護区認定「六呂師高原(大野市)」
星空を見るために必要な条件は、ざっくりと周りに高いビルのような遮蔽物がないこと、空気が澄んでいること、そして人口の光ができるだけ近くにないこと(光害)です。遮蔽物がないところは、都市部でも公園やグラウンドがあると思いますが、空気が澄んでいて光害がないところは離島や山岳部などの人里離れた場所しかありません。
そして、そういうところは往々にして片道数時間かかるくらい遠いですよね?
ですが、福井県大野市と勝山市に跨る六呂師高原は福井駅からバスで約1時間で行けてしまうくらい近いのに、星空が美しい星空保護区に認定されています。さらに都市部から近いという条件で認定される「アーバンナイトスカイプレイス」としてはアジア初の認定なのです!
福井駅発であとはお任せ!福井グルメも堪能できるお気軽星空ツアー
福井駅東口を17:00に出発し、21:30に戻る星空ナイトクルージングツアーですが、行きのバスの車内から星空を求める心を盛り上げてくれます。それが、写真のようなバスの天井の星空ギミック。春夏秋冬の星空の星座を天井に描いてあり、電気を消して特殊なライトで照らすと浮かび上がってきます。もちろん、音楽も宇宙感を感じる穏やかな雰囲気があって気持ちはもう星空の中にいるかのようです!
「越前大野城」城下町の雰囲気を残す築100年の町屋でディナー
ツアーでは星空観察に六呂師高原へ向かう前に大野市市内でディナーを食べます。越前大野市は天空の城で有名な越前大野城の城下町の雰囲気を色濃く残しており、碁盤の目に整然と町屋がいまだ残っています。その町家をリノベーションした「おがまち」で、ディナーです。城下町の大工が多かった地区で、おが屑が多かったので「おがまち」とのこと。店内には、江戸時代の大野城下の地図などがあって、眺めてると楽しいですよ!
福井を堪能するミニ丼3種! おがまちのディナー
元は江戸時代の医者の家だったという雰囲気のある「おがまち」で食べるのは、地元食材を使ったミニ丼3種のお膳。
1.荒島ポーク丼
2.九頭竜まいたけ丼
3.ふくいサーモン丼
それから 福井名物の地元製麺のおろしそばもついてきます。
1.荒島ポーク丼は、福井にある百名山の荒島岳の名前を冠した地元の豚肉を使ったソースかつ丼でした。有名なヨーロッパ軒のソースかつ丼とは全然違ったこってりとした甘めのソースで肉も厚め(ヨーロッパ軒は薄いです)となっていて、まったく味わいが違うソースかつ丼で美味しかったです!
2.九頭竜湖近くで栽培されているまいたけの天ぷらを使った天丼です。歯ごたえがあり味もしっかりしていて香りもまた良いことが特徴の九頭竜まいたけ。道の駅九頭竜ではそばの上にまいたけ天ぷらが乗っているのが有名ですが、こちらでは天丼で食べられて、よりまいたけの味を堪能できました!
3.最近、ふくいブランドで推しのサーモンです。福井県内で稚魚から育て出荷されているので海外産とくらべ圧倒的に鮮度がいい!適度に脂がのっている身は、丼でご飯と食べるとまた美味しいです!
そして、最後に福井といえば、のおろしそばですね、つゆが薄めでそばと一緒に飲んでしまえますよ!ミニ丼と言えど、3つもあるので正直おなかぱんぱんでした!
標高500mの六呂師高原「ミルク工房奥越前」へ
六呂師高原の真ん中あたりに位置する「ミルク工房奥越前」がバスツアーの目的地。日中はのどかな風景の広がる高原です(※バスツアーは夜に到着なのでこういう風景は見られません)。
こういう場所だからこそ、星空がとてもきれいなのです。「ミルク工房奥越前」は六呂師高原に広がる牧場で生産された牛乳をつかったソフトクリームなどが有名なところですが、なかなか夜に来る場所ではないので、個人的には非常に新鮮でした!高原なので時期が時期だと寒い!ダウンなどを着込んでいきましょう。
雨でも星空気分を楽しめる雨天時専用体験プランあり!
星空ツアーと聞いて、星空見えなかったらどうしよう。。って思いますよね?
どうしても天気に左右されるので、そこは仕方ない部分がありますが、こちらのツアーは雨天でも楽しめる内容になってます。幸か不幸か、モニターの時は雨だったので(最後に雲間から星は見えましたが)この雨天時専用体験プランのほうでの体験をしてきました。
【晴れの場合】
外でハンモックに包まれながら星空の説明を受けます
【雨天の場合】
1.屋内でプロジェクターを使って詳しい星空の説明を受けます
2.プラネタリウムで星空体験(六呂師の位置あたりで見られる星空のシミュレート)
3.ハンモック体験(ゆらゆら揺れながらTVモニタの星空みます)
と、プログラム的には雨天もいろいろとあって実は満足度が高かったです。
旅行先での夜の時間まで楽しめる「ナイトツアー」は旅の満足度を上げるかも!?
旅行先に泊まるときの夜って、どこか飲み屋に繰り出すか、ホテルでのんびりして終わるか、大体そんな楽しみ方をしませんか?
でも、どうせならその土地でしか味わえない体験ができたら、旅のクオリティも満足度もあがるのではないでしょうか。
このナイトバスツアーの面白みは、そういう普段はできない非日常を夜という時間を使って提案している点だと感じました。たとえば恐竜博物館や永平寺や東尋坊など日中にしか行けない場所は昼間にいって福井駅周辺で宿泊する福井旅行の流れの中で、このプランを夜に絡めたら、めちゃくちゃ充実しそうです。そして、それが都市部から来られている人なら、高原の空気感も星空も珍しい体験として楽しんでいただけそうです。
2024年3月16日北陸新幹線開業と同時に出発するはぴバスは1月12日18時~販売開始です!是非ともチェックしてみてくださいね!