7月31日オープンの「KITTE大阪」に【富山・石川・福井情報発信拠点 HOKURIKU+(ホクリクプラス)】が誕生!
JR大阪駅の近くにできた北陸三県の魅力が集まったアンテナショップをご紹介します。
大森 望央 -Mio Omori-
【福井県の観光ガイドレポーター】
生まれ育って今も暮らす福井駅前情報や県内全域の話題のスポットをお届けしています。
「KITTE大阪」にできた【富山・石川・福井情報発信拠点 HOKURIKU+(ホクリクプラス)】へ
2024年7月31日に「KITTE大阪」がオープンしました!場所は、JR大阪駅西口に直結している複合施設「JPタワー大阪」の地下1階〜6階の商業施設に位置します。
かつてより初代大阪駅や旧大阪中央郵便局があり人・モノ・文化・想いが集まっていたこの場所で、もう一度、“大阪の新たなつながりを生む起点”としてKITTE大阪は誕生しました。
「KITTE大阪」の2階は、大阪と地方をつなぐフロアとして「ええもん にっぽん めぐり」と名付けられていて全国自治体のアンテナショップが軒を連ねます。
「富山・石川・福井情報発信拠点 HOKURIKU+(ホクリクプラス)」(以下、HOKURIKU+)もその一つです。
今回は「ふく旅ライター 特別編」として福井県を飛び出し、大阪で福井県はもちろん、北陸三県を体感できる「HOKURIKU+」をご紹介します!
(プレオープンの日に行ったのですが、たくさんの方が訪れていました。注目度の高さが伺えます!)
「HOKURIKU+」の概要
HOKURIKU+は、福井・石川・富山の北陸三県の情報発信拠点として、各県のグルメ、伝統工芸品など特色あるものを取り揃えたアンテナショップです。お店は大きなL字型となっています。
正面から向かって右側のエリアは、北陸の地酒やおつまみなどが楽しめるスタンディングバー、テーマに応じた物販を販売するイベントスペース、観光案内カウンター、冷蔵・冷凍商品の物販スペース、レジがあります。
店内を囲うように天井から吊るされているウェーブを描いた白い暖簾は、北陸の雄大な山々と豊かな日本海をイメージしています。
もう片方の左側のエリアは、特産品や伝統工芸品などの物販スペースとなっています。
ホクリクプラスでは、各県100種類の商品が北陸三県分集まり、合計300種類の商品を取り揃えています!
- ふく旅ライター みお
- それではここから、「HOKURIKU+」内の魅力を深掘りしてお伝えします!
見どころ1)「HOKURIKU+BAR」で北陸の地酒を飲み比べ
北陸の地酒やドリンク、おつまみが楽しめるスタンディングバー「HOKURIKU+BAR」が店内右側に設けられています。
テーブルには石川の能登産杉を、土台には福井の笏谷石を、壁には富山のしけ絹を、ライトには富山の高岡銅器を使用していて、店内の設えもとても素敵です!
バーカウンター奥の大型モニターには、HOKURIKU+の紹介や北陸三県の観光スポット動画が映し出されています。
メニューは、北陸三県の地酒を各県4種類の中から選べる他、飲み比べセット、おつまみ、ソフトドリンクが用意されています。
酒器やお皿は各県の工芸品です。
私は「飲み比べセット(1,320円)」をオーダーしました。飲み比べセットは北陸三県の地酒を各県1種類ずつ、合計3種類をお試しできるセットです。(45ml×3)銘柄は日ごとに異なり、その日のおすすめでセレクトされます。
この日は左から、石川県白山市の菊姫「菊姫 大吟醸」を九谷焼の酒器で、福井県鯖江市の加藤吉平商店「梵 さかほまれ 磨き三割五分」を笏谷石の酒器で、富山県高岡市の清都酒造場「勝駒 黒部ダム貯蔵酒」を高岡銅器でいただきました。
地酒と酒器は同じ県のもので提供されます。
地酒と一緒に「3県コラボセット(1,100円)」をいただきました。アラカルトメニューからその日のおすすめ3品がお皿に盛り合わせられて提供されます。
この日は左から、石川の「おさかなバル いか足スモーク」、富山の「ほたるいか素干し」、福井の「うめクリームチーズ」が盛り合わせられていました。同じ県の地酒とマリアージュしたり、異なる県の地酒と組み合わせてみたりと様々な地酒の嗜み方ができます。お酒が進む!
セットメニュー以外の単品もスタッフの方が好みを聞いてくださり、おすすめをセレクトしてくれます。
アットホームな雰囲気のスタンディングバーなので、スタッフの方との会話も弾んで交流も楽しめますよ。
また、HOKURIKU+BARのもう一つの特徴がセルフ式のお酒サーバー!
BARレジにて専用コインを購入し、飲みたいお酒のサーバーのコイン投入口に入れて自分でサーブをすることができます。私も早速トライ!
地酒は各県6種類、計18種類の中から選ぶことができます。画像は福井県の地酒です。種類が豊富で、どれにしようか見比べるのも楽しい時間です!
私は福井県大野市の南部酒造場「花垣 純米 にごり」を選びました。ボタンを押して自分でコップへと注ぎます。
その場でグイッと一杯!美味しい!!
お買い物のついでに、ふらっと一杯が気軽に楽しめるのもいいですね。
北陸三県の銘酒を一度に味わえる機会は北陸にいてもなかなか無いのですが、「HOKURIKU+BAR」では同じ北陸といえども地域ごとの風味や味わいの違いを一挙に飲み比べることができます。北陸の美酒を是非ご堪能ください!
見どころ2)北陸の特産品・伝統工芸品がずらり!物販スペース
特産品・伝統工芸品などの物販スペースでは、県ごとに分かれて商品が陳列されています。定番商品からチャレンジ商品まで、北陸の多彩な商品でいっぱいです!バーカウンターで提供されていたグルメや酒器、お皿もこちらで購入することができます。
販売台には各県産の杉板が使用されているところも見どころです。
それではまずは、左側にある福井県コーナーからご紹介します。福井県のマスコットキャラクター「はぴりゅう」や福井県公式恐竜ブランドキャラクター「Juratic(ジュラチック)」の皆んなが商品と一緒に可愛く並んでいて、訪れる人をお出迎えしてくれます!
福井銘菓「羽二重餅」などのお菓子や、若狭名物の梅干し、鯖、蟹、若狭牛の加工品や調味料など、福井県の特産品がびっしりと並んでいます。
大阪のアンテナショップということで、商品を選定するにあたり福井県がこだわったことがあるということで、HOKURIKU+福井県担当の福井県新幹線開業課の廣澤さんにお伺いしました。
「関西圏はパンの消費量が高く、パンが大好きな皆さまに喜んでもらいたい思いから、パンにまつわる福井の商品を販売しています!」とのこと!
話題のトースト専用 羽二重餅「Have Tae TOAST(羽二重トースト)」や、地元のパン屋さん「PANTES(パンテス)」の大人気「あん食パン」などの商品、パンの中にゴロっと大福が入っていて福井土産としても有名な「大福あんぱん」をHOKURIKU+で購入することができます。
工芸品は、福井が誇る越前焼や越前漆器、若狭塗などの伝統的工芸品、職人の技が光るクラフト商品を取り揃えています。グルメを多く扱っているアンテナショップなので、お皿やお椀、お箸など食事の時に使用する雑貨が多いのも特色だと感じました。
中央には、石川県コーナーがあります。石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」が目印です!
お茶席にも最適な上品なお菓子や、バーカウンターでも提供されている日本海産物のおつまみ、金沢おでん、加賀棒茶、能登牛の加工品など石川名物が所狭しと並んでいます。
工芸品は伝統の九谷焼や輪島塗、金箔を使用した器や美容グッズなど石川県ならではの煌びやかな商品も取り揃えられています!
向かって右手には、富山県コーナーがあります。商品と一緒に並ぶ、富山湾鮨をアピールする大きな模型も印象的です!
富山銘菓「甘金丹」などのお菓子や、のどぐろ、白えび、ホタルイカ、氷見ぶりなど北陸 富山を代表する加工品が豊富です。
バーカウンターで酒器としても使われていた伝統工芸の錫製品(高岡銅器)やガラスの酒杯などを購入することができます。
また、私が気になったのが「ドラえもん」グッズ!作者である故 藤子・F・不二雄氏は、富山県高岡市出身ということで、たくさんドラえもん商品が並んでいます。
また、レジ側のコーナーには北陸三県の寿司やお弁当の販売ブースがあります。
福井県は焼き鯖ずし、石川県はのどぐろ弁当、富山県はます寿しなどが用意されています。大阪駅から電車に乗るときの駅弁や手土産におすすめです!
見どころ3)選りすぐりの冷蔵・冷凍商品物販スペース
レジの前には、地酒やドリンク、冷蔵商品や冷凍商品を取り揃えた物販スペースがあります。
北陸三県の地酒140アイテムを取り揃えています!名高い地酒や季節限定酒、なかには実際にその県に訪れないと手に入りにくいお酒も並んでいます。自分用や贈答品にも最適です。
冷蔵・冷凍ケースには、北陸三県の商品がジャンルに分けられて陳列されています。日本海産物がギッシリ詰まった冷凍ケースも北陸の自慢です。
福井県ライターの私のおすすめグルメは「谷口屋のおあげ」、「鯖のへしこ」、そして冬季は福井の冬の風物詩「水ようかん」は要チェックです!
見どころ4)多彩な催事が楽しめる!イベントスペース
ショップ中央の「イベントスペース」では、テーマに応じた観光物産や出張販売など様々なイベントが実施されます。
私が訪れたプレオープン時には、夏の食事にぴったりな北陸三県の麺類やドリンクが販売されていました。
8月には、「がんばろう北陸 〜北陸の夏〜」と題して、能登半島震災からの復興応援に繋がる食品や工芸品の販売がされます。
8月24日(土)〜30日(金)には「恐竜フェア」が開催され、恐竜グッズや福井のご当地グルメの販売が行われます。福井県のマスコットキャラクター「はぴりゅう」とのグリーティングもありますよ!
見どころ5)三県を横断した観光案内カウンター
スタンディングバーの隣にある観光案内カウンターでは、北陸三県の観光パンフレットなどが設置されているのはもちろん、英語に対応したコンシェルジュが常駐し、インバウンドのお客様にも北陸のご案内ができる環境が整っています。(英語以外の多言語を話せるコンシェルジュもいます)
HOKURIKU+の特色が、従来のアンテナショップでは一県のみのご案内しかできませんでしたが、北陸三県を横断して観光案内ができるところ!あなたのお好みに合わせて北陸旅で訪れたい観光スポットをコンシェルジュが提案してくれますよ。
まとめ
最後に「HOKURIKU+」の林店長にメッセージをいただきました。
「関西方面の方々に北陸の魅力を知ってもらい、足を運んでもらう拠点として、まずはHOKURIKU+へのご来店をお待ちしております!」とおっしゃっていました。
HOKURIKU+は、北陸三県の魅力がギュッと詰まったアンテナショップです。こちらで福井県と富山県・石川県の共通点や違いも体感していただけると、とても嬉しいです!是非、皆さまも足を運んでみてください。
【富山・石川・福井情報発信拠点 HOKURIKU+(ホクリクプラス)】
住所|大阪府大阪市北区梅田3-2-2「JPタワー大阪」内 商業施設「KITTE大阪」2階
営業時間|11:00〜20:00
定休日|なし(元旦、施設点検日はお休み)
特設サイト|https://hokuriku-plus.com/
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8月31日(土)まではフォローキャンペーンも開催中です!
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※7月29日現在の情報です