【福井県が生産量全国NO.1】六条大麦の魅力に迫る!
福井の旅の思い出にオススメのお土産の一つが福井県産六条大麦商品!六条大麦の魅力や商品についてレポートします。
大森 望央 -Mio Omori-
ふく旅ライター「ミーハー担当(自称)」
生まれ育って今も暮らす福井駅前情報や、街をとび出し福井県全域の話題のスポットをお届けしていきます٩( ᐛ )و~♪
のびのびと、風にたなびく六条大麦
5月下旬から6月上旬に福井県内をドライブしていると黄金色の麦畑を目にします。力強く空に向かって伸びている麦たちが広大な土地いっぱいに広がる景色は圧巻です!
これは「六条大麦(ろくじょうおおむぎ)」という大麦の分類で、福井県は六条大麦の生産高が日本全体の約25%を占め(令和5年度調査)、生産量は日本一を誇っています。
- ふく旅ライター みお
- 福井県の六条大麦畑は、人気アニメ番組でも取り上げられるなど注目を集めています!
六条大麦の由来
六条大麦というと生産地名から名付けられていると思う方もいますが、実は六条大麦の形の特徴が名前の由来となっています。
大麦はイネ科の植物で、外皮が硬い「皮麦」と呼ばれる分類にはビールや焼酎の原料となる「二条大麦」と、麦茶や押麦の原料となる「六条大麦」があります。
六条大麦は結合する穂の数が6列すべてあることから「六条大麦」、二条大麦は結合する穂の数が6列ではなく2列であることから「二条大麦」と言われています。
1本の茎から成り立っているのは同じですが、穂の数が二条よりも六条の方が多いため、六条大麦は二条大麦より粒が小さくなっていて、別名「小粒大麦」とも呼ばれています。
六条大麦の歴史
六条大麦は古くから日本人の食料として栽培され、明治初期まではそのほとんどが六条大麦だった全国的にも馴染み深い大麦です。
大麦の栽培は主に10月に種をまき、冬には「麦踏み」と呼ばれる工程があるのですが、福井県では冬の雪が六条大麦を自然に麦踏みしてくれるので栽培に適していて、減反の際の田んぼの活用法として発達していきました。
福井県では昭和50年代から六条大麦の産地化を進め、「ファイバースノウ」という銘柄が栽培されています。やや大粒で張りが良く、精麦後の色が雪のように白いことから名付けられたとも言われています。主食用としてご飯に混ぜて食べる押麦等に使われる割合が高く、品質・生産量とともに全国でも評価を得ています。
六条大麦は栄養たっぷり
六条大麦は、他の穀物と比べても不溶性・水溶性の食物繊維が豊富でバランスよく含まれています。大麦に含まれるβ-グルカンの作用が満腹感を促進させるので食べ過ぎを防止しダイエットのサポートとしても最適です。
また、大麦粉には小麦のようにグルテンがないため、パンやお菓子には向かないとされていましたが、最近では食物アレルギーに悩む方からのニーズが高まっています。
- ふく旅ライター みお
- 福井県で生産されている六条大麦を気軽に食べてほしいと様々な商品化も進んでいます。
こだわりの福井県産六条大麦商品がずらり!「大麦倶楽部」へ
さて、実際に六条大麦を使用してどのような商品がつくられているのかを調べに、福井市殿下町にある「株式会社大麦倶楽部」へ行ってきました。
株式会社大麦倶楽部の代表取締役 重久弘美さんにお話を伺いました。
以前は福井産の大麦は収穫後、県外に出荷され、全国の大麦と一緒に加工されていたので福井県産の名前が世に出回ることはありませんでした。
そこで、大麦倶楽部では福井県産の大麦にこだわり、自社で加工し、高い品質を誇る福井の大麦での製品づくりを行なっています。
また、重久さんは元保育士で、子どもたちに笑顔で安心して福井県の恵みいっぱいの六条大麦を食べてほしいという想いのもと商品づくりをされています。
ずらりと並んだこちらの商品はすべて大麦倶楽部でつくられた六条大麦商品です!
北陸新幹線開業駅では、下記で販売が行われています。(この中の一部の商品を取り扱っています)
〈JR福井駅〉
福井駅前ハピリン2階にある「福井市観光物産館 福福館」
くるふ福井駅内にある「おみやげ処福井」
福井駅前フクマチブロックMINIE(ミニエ)1階にある「FOOD LAB MINIE BASE」
西武福井店地下1階食品街の県産品コーナー
〈JR芦原温泉駅〉
芦原温泉駅西口賑わい施設AFLARE(アフレア)内「いろはゆAWARA」
〈JR越前たけふ駅〉
道の駅 越前たけふ駅内の物販エリア
- ふく旅ライター みお
- 商品の中でも私がお土産としてオススメのものを5つピックアップしました!
オススメ1)カイリューの6条大麦カレー
大麦倶楽部で人気のレトルトカレールゥに、ふくい応援ポケモン「カイリュー」とのコラボ商品が登場しました!
左のピンクのパッケージは、福井県下の学校給食のカレーにも使用されている「六条大麦カレールゥ」を使い、福井のブランド豚の「福井ポーク」が入っています。カイリューも思わずにっこりしそうなやさしい甘さのカレーです。
右のブラックのパッケージは、大麦粉のルゥを使用し、福井のブランド牛「若狭牛」のすじ肉が柔らかく煮込まれ入っています。こちらはカイリューのわざ「げきりん」を思い起こさせるほどの辛口カレーだとSNSでも話題となっています!
オススメ2)腸活美人もち麦・うるち麦
毎日の生活に!六条大麦で健康美が取り入れられる商品も販売されています。
左の「腸活美人もち麦」は、品種「はねうまもち」が使用されています。白米の25倍の食物繊維を含み、腸活を応援します。ごはんだけではなく、ハンバーグなどいろんなメニューに活用できます。
右の「腸活美人うるち丸麦」は、品種「ファイバースノウ」が使用されています。やせ菌を増やす食物繊維を豊富に含んでいて、こちらはなんと白米の35倍の食物繊維を含むスーパーフード!福井県下の学校給食でも使用されています。
オススメ3)恐竜の卵ポン菓子
恐竜の卵のように見える形をした、めずらしい六条大麦のポン菓子です!
子どもたちが手に持って食べやすく、お土産としても持ち運びが便利になるようにパッケージがカップにリニューアルされました。
もち麦とうるち麦の2種類があり、サクサクカリカリ食感で、気軽に食物繊維を取り入れることができます。
オススメ4)麦茶シリーズ
六条大麦の美味しさをそのまま味わえる麦茶も販売されています。
左の「かろやか焙煎仕立てやさしい甘さのごくごく麦茶」は、低温でゆっくりと焙煎し、浅炒りしてポップコーンのように弾かせた麦をさらに4日間かけて丁寧に焙煎することで麦本来の甘みと香ばしさが最大限に引き出された商品です。カフェイン0、無添加なので赤ちゃんや妊婦さんにも安心です。
右の「そのまま食べられる生むぎ茶」の丸麦をティーパック包装したもので、より抽出しやすくなっています。
オススメ5)福井県優良観光土産品受賞!おおむぎママの麦ストロー
突然ですが、麦わら帽子のことを英語で「ストローハット」と言いますよね!もともと麦の茎のことを「ストロー」といい、ジュースなどを飲むストローの語源となっています。
天然素材のエコストローとして、福井県産の六条大麦の茎をストローにしたのがこちらの「おおむぎママの麦ストロー」です。
捨てても土に戻り、マイクロプラスチックに代わるストローとしてSDGsの観点においても注目を集めています。
福井県観光連盟の第10回(令和元年度)福井県優良観光土産品 民工芸品・キャラクター部門優秀賞を受賞しています。
この他にも大麦倶楽部は福井県産六条大麦を使用した商品をいっぱい製造しています!ぜひHPも参考にしてみてくださいね。
福井での食体験やお土産に六条大麦を
他にも六条大麦は、ビールに使用されていたり麦チョコに使用されていたりと、福井県内を旅していると様々なシーンで登場します。
- ふく旅ライター みお
- ぜひ、福井県観光の際には六条大麦をチェックしてみてくださいね!