【暮らしの複合施設hibi】築230年の古民家でいただく創作フレンチ
古民家のレストランで、福井県の豊かな自然が育んだ旬の地元素材を使った創作フレンチを楽しみながら、大切な人との素敵なひと時を過ごしてみませんか。若狭おおい町にある「暮らしの複合施設hibi」をご紹介します。
maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。
暮らしの複合施設hibi(ひび)
今回紹介する、創作フレンチが楽しめるレストランがあるのは、春には素晴らしい桜並木が自慢の自然豊かなおおい町の佐分利川沿いに立つ「暮らしの複合施設hibi」です。佐分利の小さな集落内にあった築230年の古民家を移築し、当時の立派な柱や礎石などを生かしたリノベーションにより、どこか懐かしくもモダンな施設に生まれ変わりました。
入口には"hibi good time"のコンセプトに合わせて独自にセレクトした雑貨やアクセサリーなど、日々の生活を豊かにしてくれるアイテムを取り揃えてあるGROCERY。
地元の素材を使ったオリジナルパイなどのスウィーツや、美味しいコーヒー、ハーブティーが楽しめるCAFEがあります。
二階では、よもぎやハーブを使ったよもぎ蒸しが楽しめるサロンや、ヨガやミーティング、ワークショップなどに利用できるスタジオがあります。
RESTAURANT(レストラン)
おすすめの若狭牛フルコースをご紹介します!
今回は、完全予約制のディナーのコースの中から「おすすめ若狭牛フルコース」をご紹介します。
※季節や天候によりメニューが変わるのでお電話等でお問い合わせください。
この日は取材ということもあり、ドリンクはジンジャーエールを頂きましたが、色々なお酒もあるので、一緒に創作フレンチを楽しんでください。
最初の一皿目は~アミューズ~です。
アミューズとは、お客様へのお楽しみとおもてなしの気持ちを込めた小皿料理です。
この日は、左から鶏むね肉のコンフィに、おおい町産のコーンを和えたもの、真ん中は、薄く焼かれたタルトに甘エビのマリネを載せたもの、右は、完熟の桃に生ハムを巻いたものでした。
鶏むね肉のコンフィは、しっとりとしたむね肉に甘いコーンのシャキシャキとした食感に粒マスタードの辛みが美味しく、甘エビのマリネは、ねっとりと甘い甘エビにサクサクのタルトの食感が楽しい逸品です。もう一品は甘い桃に生ハムの塩気とほど良いヨーグルトの酸味が丁度よくて、どれもお酒に合いそうです。
二皿目は~鮮魚の前菜~です。
新鮮な鯖のマリネに、福井県白方町のワトム農園で栽培されている「まほうのトマト」や夏野菜の白ワインビネガーピクルスを合わせたものにパッションフルーツのソースがかけられていています。
彩にマリーゴールドの花びらが散りばめられていて見た目も華やかです。
鯖のマリネに冬瓜やナスやゴーヤなどの旬の夏野菜のピクルスの爽やかな酸味にパッションフルーツと、まほうのトマトの甘さが合わさり夏にぴったりの前菜になっています。
三皿目は~本日のスープ~です。
肉厚で甘い永平寺町の特産「五領玉ねぎ」を使用したポタージュに、卵黄のカラスミ仕立てと千切りのジャガイモの素揚げがトッピングされています。
とても甘い五領玉ねぎのポタージュにカラスミの塩気がさらに甘さを引き立て、ジャガイモの素揚げのサクサクとした食感が合わさり美味しいです。
また、白いポタージュに卵黄の黄色が散りばめられて見た目も美しいです。
四皿目は焼き立てパンです。
クルミと無花果の少しハード系のパンと、ふんわり甘めのパンで、オリーブオイルに越前海岸で作られている塩を合わせたものが添えられていました。
クルミと無花果のパンをちぎり、まずはそのままで一口、クルミと無花果は香ばしいクルミの食感と無花果の優しい甘さが美味しいです。ふんわり甘いパンもふわふわで甘くて美味しいです。
次にオリーブオイルをつけて食べると、オリーブオイルの香りと風味に。結晶が大きめの塩は柔らかい塩味でパンの味を引き立てます。
五皿目は~メイン(魚)~です。
真鯛のポワレに白ワインと生クリームのアオサを合わせたクリームソースがかけられていて、付け合わせには「おおい町のわかめ」と打ち豆を刻んだものに、鯖江の伝統薬味の「山うに」が合わせてあります。
しっかりと焼かれたパリパリの皮目とふっくらな白身に、アオサの海苔の風味とクリームソースが淡白な白身によく合います。また付け合わせのわかめは香ばしくソテーされていて、一緒に食べるとシャキシャキとした食感と磯の香りが味に深みを与えます。もう一つの付け合わせの打ち豆に山うにを合わせたものは、柚の香りと、ほど良いトウガラシの辛みがクリームソースと合わさり爽やかな味変が楽しめます。
六皿目はお口直しの梨のソルベです。
冷たくシャリシャリとしたソルベは、梨の優しい甘さと粗くすりおろした食感も感じられ、口の中をさっぱりとしてくれます。
七皿目は~メイン(肉)~です。
福井県のブランド牛「若狭牛(わかさぎゅう)」のすね肉や内ももをフォンドボーと赤ワインで煮込んだ若狭牛のラグー(煮込み)に、嶺南の地野菜のグリルが添えられています。
濃厚なソースで煮込まれた若狭牛は、ほど良い噛み応えが残るようにやわらかく煮こまれています。ソースの下にはクリーミーなマッシュポテトが隠れていました。
まずは濃厚な牛肉とソースの味を味わったら、次にマッシュポテトと一緒に食べると濃厚な牛肉の味がマイルドになり、どちらも美味しくて満足度も高いです。
また嶺南の地野菜のグリルは、椎茸、オクラ、ズッキーニ、茄子、パプリカなど、野菜の味がしっかりしていて美味しいです。
デザートと一緒に、食後の飲み物はコーヒーをいただきました。
日々の謙遜を忘れてゆったりとした時間の中で、ココロときめく創作フレンチを食べながら、大切な人や気の合う仲間と楽しいおしゃべりを楽しんでみませんか。とても素敵な時間を楽しむことが出来ますよ。
hibiの取り組み
hibiでは、マルシェやミュージックパーティー、朝活などの楽しめるイベントも開き、人が集まり交流が生まれるような施設にしていきたいと頑張っています。
hibiが主催するイベントや色々なレッスン、ワークショップの詳細はインスタグラムをご確認ください。
店舗情報
【暮らしの複合施設 hibi 】
〒919-2125
福井県大飯郡おおい町石山15-2-1
電 話:0770-59-1178
営業時間:11:00-16:00
定 休 日:木、金(祝日などで変更する場合があります)