福井の紅葉スポットといえばココ! 泰澄大師の伝説もある刈込池!
白山に連なる三ノ峰を借景に美しいリフレクションの紅葉を楽しむスペシャルなスポットをご紹介!
HIR☺︎
福井生まれ福井育ち生粋の福井人。写真歴は20年以上。嶺北奥越を中心に福井県内の風光明媚な名勝奇勝を撮り歩いてます。
4142 viewブナやミズナラの原生林に囲まれた神秘の池「刈込池」
今秋の紅葉シーズンも通行止めは継続される見込みです。
詳細につきましては、以下HPをご参照ください。
みち情報ネットふくいはこちら
霊峰白山を開山し、勝山市に宗教都市 平泉寺を築いた泰澄大師が白山に住んでいた大蛇を閉じ込めた(刈り込めた)という伝説がある刈込池。
10月半ばから11月の初旬にかけて、ブナやミズナラなどの原生林が色鮮やかな紅葉を見せ、来る人々を楽しませてくれるスペシャルなスポットです!
刈込池に行くには?
刈込池は白山国立公園の中にあります。とても山の中なので、158号線からは20㎞弱の距離を車で進み、まずは上小池駐車場にアクセスする必要があります。旅行の方はレンタカーもしくはタクシーでアクセスされることをおススメします。そこからさらに歩いて池まで行く必要があります。
2つ選択肢があり、
①距離は1.3㎞と短いけれど急登が続く心臓破りの階段コース
②距離は2.3㎞と長いけど緩やかな道が続く岩場コース(若干最後の部分に岩場がありますが初心者向け)
です。①の階段コースは健脚者であればかなり早く着くことも可能ですが本当にしんどいです。体力自慢の人はぜひ挑戦してみてください!
どんな格好で行くのが良いの?
2つのコースのそれぞれが、途中多少は登山道と呼ぶような道を歩きます。なので、雨の日の後などぬれた路面ではぬかるみがあったり岩が滑ったりするので、スニーカーやサンダルは絶対にやめたほうがいいです。
また、刈込池の標高は1100m付近です。標高100mにあたり0.6℃気温が下がります。つまり、地上より7度弱ほど気温が低いので、ウィンドブレーカーやフリースなどある程度温かい服を持っていくのがおススメです。特に池周辺でご飯を食べたり風景を眺める間に体を冷やしてしまうと楽しめなくなってしまいます。
映え写真撮影ポイントは?
刈込池の北西には白山に連なる三ノ峰があります。
やはり、この三ノ峰を背景に取る風景が一番美しく写真映えします。ちょっとやぶの中を歩きますが、池の南側にすぐ横まで下りられる道があるので、この三ノ峰が背景になる位置を探ってみましょう。シーズンの土日となるとこの山の中でも混みあいます。また撮影ポイントも早い者勝ちになるので、できるだけ朝早くから行くことをおススメします。
池だけがピックアップされますが、刈込池のある周辺はブナ林がとても美しく、広角で切り取るととても絵になります。ポートレート撮影にもおすすめのロケーションと言えるでしょう。ポートレートがドラマティックに仕上がりますよ!
黄金色の森で楽しむ森林浴で癒されよう
森林浴という言葉は、1982年に時の林野庁の長官が提唱したものらしいです。科学的にも、樹木から発せられるフィトンチッドという揮発成分がリラックス効果があるといわれています。もちろん美しい風景や樹木の香りなどもリラックスにつながっていますよね!
刈込池の周辺の森は白山国立公園の一部なので、いろんな樹木の種類があり、とても豊かなので身を中に置くだけでとても癒しになりますよ。
森の中での楽しみ方
せっかく森に来たなら、刈込池のわかりやすい綺麗な風景もいいですが、ふと森の中で上を見てみてください。
広がる木々が本当に美しく、写真も広角でなら、とても映えるものが撮れますよ
「紅葉」と一言でいっても、赤く色づく紅葉、黄色の黄葉、茶色に色づく褐葉などさまざまな色合いが森の中では見ることができます。
158号線沿いの「道の駅 荒島の郷」へ行こう!
刈込池へは158号線を走り、上小池方面へ抜ける必要があります。福井市から向かう場合、道の駅「荒島の郷」を越えていくことになります。
この道の駅はオープンが2021年4月と新しい施設で、登山メーカー「モンベル」が入っており、ボルダリング体験やカヌー体験ができるほか(常時ではありません)、名物バームクーヘンや野菜の販売などもあって、にぎわっています。ぜひ、刈込池にお越しの際は寄ってみてくださいね!
神秘の池、刈込池にぜひ一度お越しください!
紅葉の時期にピックアップされがちですが、そのほかの季節ももちろん、きれいな神秘の池が刈込池です。
紅葉に合わせての旅行で行くのもいいですが、冬以外(冬季は道が通れません)であれば、いろんな表情を見せてくれます。
また、登山をする方であれば三の峰から別山に向かい、南竜が馬場を越えて白山まで行くこともできますよ!
ぜひ一度お越しください!