「小浜よっぱらいサバ」を食べに行こう!若狭おばまの豊かな海で育てられたブランド魚!
世界で唯一の小浜市田烏で大切に養殖されている「小浜よっぱらいサバ」は、美しい日本海の豊かな栄養と、鯖養殖に懸ける人々の熱い思いが一つになって出来上がった珠玉にして日本随一の鯖です。
maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。
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「小浜よっぱらいサバ」って、どんな鯖?
「小浜よっぱらいサバ」は、小浜市田烏の釣姫(つるべ)漁港に設けられた養殖場にて、「大きさよりも、まず味」を合言葉に、餌にこだわり鯖専用配合飼料と酒粕を与えて大切に育てられた鯖です。
「小浜よっぱらいサバ」と聞いて、酔っぱらった鯖?という質問をいただくことがあるのですが、酔っぱらっているわけではないので子供でも安心して食べられます。
小浜の「鯖、復活」プロジェクトに賭ける思い。
かつて小浜は鯖の一大産地で良質共に申し分なく、有名な食通も「鯖は若狭が第一」と言わしめるほどでした。
ところが乱獲により近年はほとんど水揚げがなく、天然サバは減少の一途をたどっていました。
小浜には浜焼き鯖やへしこ、鯖のなれずしなどたくさんの鯖食文化が根付いており、この食文化を未来に継承していくためにも獲る漁業から育てる漁業(養殖)への一環として、2016年6月から小浜の「鯖、復活」プロジェクトが始まりました。
その参加者の一人に、後に小浜よっぱらサバの父と言われる田烏水産株式会社で相談役を務める浜家直澄(はまいえただすみ)さんがいました。
スタート時は、現場でたった一人で鯖の試験養殖に取り組んでいた浜家さんの鯖にかける愛情と鯖復活への熱い思いに動かされた沢山の協力者が現れ、小浜市や福井県立大学や福井県水産試験場などの研究機関がバックアップ体制を固めていきました。
試行錯誤の末に餌に酒粕を混ぜてやると、生臭さがなくて健康な安全安心な鯖 が育つことがわかりました。
浜家さんの情熱と沢山の人の協力により、「小浜よっぱらいサバ」が誕生しました。
「小浜よっぱらいサバ」の故郷をご紹介します。
小浜よっぱらいサバの故郷の小浜市田烏は、小浜市内から少し離れた日本海に面した漁師町で、かつては鯖の水揚げに沸いたところです。
百人一首の舞台にもなった棚田があることでも知られています。
田烏の集落はどこか懐かしい雰囲気があり、のんびりと集落内を散策するのもオススメです。
小浜に来られた際は、ぜひこのノスタルジックな漁村の風景も楽しんでみてください。
小浜よっぱらいサバの美味しさの秘密を教えていただきました。
小浜よっぱらいサバの美味しさの秘密の一つ「酒粕」を餌に混ぜて与えるとどうなるのかを、田烏水産株式会社の代表取締役の横山拓也(よこやまたくや)さんに教えていただきました。
鮮度抜群の安全安心の小浜よっぱらいサバ!
小浜よっぱらいサバを一番美味しく食べていただけるのがお刺身です。
鯖のお刺身と聞いて皆さんが気にされるのは鯖は腐りやすく食中毒を起こしやすいことや、今話題の寄生虫アニサキスのことではないでしょうか?
鮮度に関しては、小浜よっぱらいサバは厳重な管理の下で、鮮度を第一に考えて出荷していますので食中毒の心配はありません。
寄生虫のアニサキスに関しても、配合飼料を与えることにより身にアニサキスが入ることはありませんし、もしアニサキスが元々いたとしても養殖中に死滅するので安心して食べていただけます。
また安全安心して食べていただけるように、抗生剤などの使用もしていません。
この様に生産者の情熱と努力により、皆様に鮮度抜群で安全安心な美味しい小浜よっぱらいサバをお届けできるように日々努めています。
それでは「小浜よっぱらいサバ」を食べに行こう!
小浜市田烏にあるへしこと鯖のなれずし作りの名人森下佐彦(もりしたすけひこ)さんが営む料理旅館「民宿 佐助」で、小浜よっぱらいサバの姿造りにぬた、鯖のなれずし、へしこの刺身に焼きへしこ、サバの切り身の入った潮汁と贅沢な鯖尽くしをいただきました。
※ランチは準備の都合があるため、お早めに電話にてご予約をお願いいたします。
「民宿 佐助」
福井県小浜市田烏36-47
お問い合わせ TEL 0770-54-3407
小浜よっぱらいサバの姿造り
我慢できないので、いきなりですが本日のメインである小浜よっぱらいサバの姿造りをいただきたいと思います。
鮮度がよく透き通るような身に程よく脂がのり、つやつやに輝き美味しそうです。
箸で持つと程よい身の弾力がたまりません。軽く醤油をつけて口に運び一口噛むと、ほのかに香るさわやかな香りと、ほど良い脂と鯖の旨味が口内に広がります。
私が日ごろ食べている鯖とは全く違います。ほんとに美味しいんです!
まず鯖特有の匂いがなく、酒粕の効果によりほのかに香るさわやかさで鯖が苦手な方も美味しく食べていただけると思います。
二人で小浜よっぱらいサバ一匹分のお刺身をペロリと平らげてしまいました。
へしこと鯖のなれずしもいただきました。
小浜よっぱらいサバの姿造りを楽しんだ後は、名人が作るへしこと鯖のなれずしもいただきました。
民宿佐助でいただけるへしこは、一年半もじっくりと漬け込んで旨味が増した逸品です。
へしこの刺身は大根の薄切りと一緒にいただくのですが、さっぱりとした大根と一緒に食べることにより塩辛さがマイルドになり、糠の風味と鯖の熟成された旨味が味わえます。
生の刺身にはない濃厚な旨味が楽しめます。
焼きへしこは香ばしい糠の香りが食欲をそそりますね。
噛むと塩辛さの後に鯖の旨味と脂が口内に広がり、ご飯が進みます。
※最近のへしこは塩分がだいぶマイルドになりましたが、子供の頃はほんとに塩辛くて、へしこの身を少しだけほぐしてご飯に混ぜて食べたのを思い出します。
へしこの刺身も焼きへしこも白米だけではなく日本酒との相性も抜群です。
焼きへしこを残しておいて、身をほぐしてお茶漬けにしたらお酒の締めに最高ですよ。
鯖のなれずしは、小浜市の内外海(うちとみ)地区に伝わる郷土料理で冬場に作り、新年を迎える正月料理として親しまれています。
民宿佐助では、熟成させたへしこをしっかりと塩抜きをして薄皮を剝いで、お腹にご飯と糀を詰めて樽で20日ほど発酵させ、完成までに1年半から2年間もの時間がかかります。
見た目が苦手な方もいるかもしれませんが、甘みと旨味がありお腹の中にあるご飯と糀はほど良く発酵して優しい酸味と甘さからクリームチーズのようです。
そのまま食べても美味しいですが、焼いて食べるのもおススメです。
森下さんは、鯖のなれずしから湯気が出るくらいに軽く焙る程度がお好みとのことでした。
鯖のなれずしは、日本酒以外にもワインとの相性もいいとのことですので是非ご賞味ください。
小浜市内で手軽に小浜よっぱらいサバを食べれるお店をご紹介します。
一件目は、蘇洞門めぐり遊覧船や若狭のお土産が買える若狭フィッシャーマンズワーフ内にあるお食事処「海鮮レストラン海幸苑」をご紹介します。
maruekahoのオススメは、小浜よっぱらいサバの半身切り身盛り(1630円)に単品のご飯(200円)とお味噌汁(190円)を付けて定食にしています。
程よく脂がのったよっぱらいサバのお刺身のさわやかな香りと旨味を存分に味わってください。
そのほかにも小浜よっぱらいサバの一匹姿造盛りや、小浜よっぱらいサバの炙り丼、小浜よっぱらいサバをはじめ小浜で養殖されている高級魚の若狭まはたやふくいサーモン、八百姫ひらめのお刺身が楽しめる若狭四味姫御前(わかさよみひめごぜん)もオススメです。
「海鮮レストラン海幸苑」
福井県小浜市川崎1ー3-2 若狭フィッシャーマンズワーフ内
お問い合わせ TEL 0770-53-3111 FAX 0770-53-2148
営業時間 11:00~15:30 ラストオーダーは15:00
定休日 12~2月中は火曜日
二軒目は、日本食のミュージアムや温浴施設の濱の湯がある御食国若狭おばま食文化館の別館「濱の四季」をご紹介します.
maruekahoのオススメは、若狭のお刺身御前です。
小浜で養殖された高級魚の小浜よっぱらいサバに若狭まはたやふくいサーモン、この日は小浜産の真鯛にすずきのお刺身がついていました。
どれも新鮮で脂も程よく乗って美味しかったです。
そのほかにも、鯖好きの方には鯖尽くしの鯖街道御前に小浜よっぱらいサバのお刺身がついた鯖街道御前デラックスがオススメです。
単品で小浜よっぱらいサバの刺身もありますのでご賞味ください。
「濱の四季」
福井県小浜市川崎3丁目5番
お問い合わせ TEL 0770-53-0141 FAX 0770-53-0408
営業時間 平日・土日祝 11:00~14:30 ラストオーダーは閉店の30分前
定休日 第3水曜日(祝祭日は営業)・年末年始(不定休)
今回紹介したお店以外にも小浜市内には小浜よっぱらいサバが食べられるお食事処や宿泊施設がありますので、詳しくは若狭おばま観光案内所にお問い合わせください。
若狭おばま観光案内所
福井県小浜市駅前町6-1
TEL0770-52-3844
営業時間 9:00~18:00
休業日 年末年始
小浜市内の魚屋さんに小浜よっぱらいサバの取り扱いについて聞きました。
小浜よっぱらいサバはまだまだ流通量が少なく、小浜市内では若狭小浜お魚センター内にある五軒の魚屋と小浜海産物株式会社が取り扱っています。
取扱店の中から、若狭小浜お魚センター内にある魚安商店の店主の毛利昌一(もうりしょういち)さんに小浜よっぱらいサバの取り扱いについて聞きました。
まだまだ希少な小浜よっぱらいサバは常時お店に並んであるわけではなくて、お客様よりご注文いただいてから手配するので、小浜よっぱらいサバを購入したい方は事前に連絡をしてほしいとのことでした。
※お魚センター内の取扱店はどこも事前に連絡が必要です。
魚安ではお店に来られない方に、小浜よっぱらいサバをしめ鯖にして冷凍にて発送もしてくれますが、忙しい時期は対応ができないこともあるとのことでしたので電話にて相談してください。
「程よく脂がのって透明感のある味わいの小浜よっぱらいサバは鮮度も抜群で、塩焼きやサバの煮つけにするのはもったいないくらいで、やはりお刺身で食べてほしい。」と小浜よっぱらいサバの味と鮮度に太鼓判でした。
魚安の鮮魚もオススメですが、金目鯛や鯖などの醤油干しやへしこも美味しいので、小浜に来られた際はぜひお立ち寄りください。
「魚安商店」
福井県小浜市川崎2丁目5-1 若狭小浜お魚センター内
ご注文・お問い合わせ ℡&fax 0770-52-0320
営業時間 午前7時~午後2時ごろくらいまで ※魚がなくなり次第閉店となります。
定休日 不定水曜日及び年始 ※若狭小浜お魚センターの営業日カレンダーで確認してください
小浜よっぱらいサバのお取り寄せ。
小浜市にある若狭小浜丸海(小浜海産物株式会社)では、最新鋭の凍結技術で鮮度を落とさずにお届けしますので、ご自宅にいながら、若狭小浜のブランド魚「小浜よっぱらいサバ」の臭みが無く、ほのかなさわやかな香りと程よく脂が乗った鯖の旨味をお刺身で楽しんでいただけます。
ご注文は若狭小浜丸海のオンラインショップからお願いいたします。
ぜひ一度ご賞味ください。
今回は若狭おばまのブランド魚「小浜よっぱらいサバ」をご紹介しましたが、皆さんどうでしたか?
取材した田烏水産の浜家さんや横山さんが、小浜よっぱらいサバの養殖に愛情と情熱をもって挑まれている姿がとても印象的でした。
鯖好きな方はもちろんのこと鯖が苦手な方にも、ぜひ小浜よっぱらいサバの旨味を味わってほしいです。
まだまだ少ないですが東京や名古屋、大阪でも食べられるお店がありますので、もしメニューに小浜よっぱらいサバが載っていましたら、ぜひ一度ご賞味ください。
maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。
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