癒しの旅「小浜八ヶ寺巡り」でカラダもココロもリフレッシュ!(後編)
日々のストレスを忘れて、自然豊かな里山の四季折々の美しい風景を楽しみながら古刹を巡り、優しく迎えてくれる仏様に出会いに行きませんか。
maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。
今回のふく旅は、「小浜八ヶ寺巡り」を前後編の二回に分けて紹介します。
maruekahoも年に何回も訪れるお気に入りの若狭おばまにある八ヶ寺(国宝や国・市指定の重要文化財に指定されている古刹を中心に八つの寺院)を巡りながら、素晴らしい寺院や仏様、四季折々の里山の風景や川のせせらぎ、鳥たちや虫の声を楽しんでみませんか。
日々のストレスから解放されてカラダもココロもリフレッシュすること間違いなしです!
maruekahoのお気に入りポイントを交えながら紹介していきます!
それでは後編をお楽しみください。
※前編を見逃した方は、こちらをご覧ください。
福井県内最大の木造釈迦如来坐像が有名な「国分寺」
若狭国分寺として呼ばれている「国分寺」は、福井県最大の木造の釈迦如来坐像や、とても端正なお顔立ちの薬師如来様にも出会えます。
また、境内には史跡や古墳などがあります。
薬師堂の裏手には蓮が植えられている場所があり、七月ごろには蓮の花を見ることも出来ます。
拝観時間や地図などは、こちらをご覧ください。
受付を済ませると、ご住職の案内で釈迦堂へ。目に飛び込んでくる福井県最大の木造釈迦如来坐像は座った状態で3.18mありますので、その大きさと迫力を感じてください。
大きくてどこかユーモラスな釈迦如来様に親しみを感じます。
※本堂内は撮影禁止ですので画像はありません。
釈迦如来坐像にお参りを済ませたら、釈迦堂の左手にある薬師堂へもご案内していただけます。
薬師堂に入ると、真ん中にはハンサムなお顔立ちの薬師如来様、その左手には釈迦如来様、右手には阿弥陀如来様の三体の如来座像が安置されています。
近くで見ることができるので、煤で黒くなった木肌や流麗な彫りをじっくり見てください。
※薬師堂内は撮影禁止のため画像はありません。
お参りが済んだら、境内を散策しましょう。
色々な史跡や古墳があります。隣接している若狭姫神社があるところが国分寺古墳になります。
また釈迦堂の裏手にも蓮池があり、七月頃には蓮の花が咲き誇ります。
若狭で最古の本堂がある「妙楽寺」
森の中にある「妙楽寺」は、とても静かで落ち着いた雰囲気がありmaruekaho のお気に入りです。
緑豊かな参道を歩いて若狭最古の建造物である本堂や、沢山の仏像に会いに行ってください。
拝観時間や地図などは、こちらをご覧ください。
広い駐車場から境内に向かうと受付があります。
受付を済ませたら、緑豊かな参道をのんびりと歩いて本堂へ向かいましょう。
秋には見事な紅葉が見られるということなのですが、実はmaruekahoもまだ見たことがないので今年は紅葉に染まる参道を楽しみたいと思います。
さらに奥へと進むと緑の中に立派な参道が見えてきます。
山門に「大悲閣」と架けられていますが、これは観音様がお祀りされている寺院を表しているそうです。
山門を抜けると、巨木が連なる素晴らしい道が続きます。
参道の途中に可愛いお地蔵様もいらっしゃいます。
参道を抜けると目の前に素晴らしい光景が現れます。
太陽に照らされた若狭最古の本堂がとても素敵です。
こちらのお寺も鐘を突くことができるので、ぜひ突いてみてください。
ゴーンと響く音に心が洗われるようです。
鐘を突くポイントは必ず参拝前に突くことです。
理由は仏さまに音を届け、自分が参拝に来たことをお伝えするためです。
鐘も突いて準備万端で本堂へお参りしましょう。
本堂内に入ると沢山の仏像が安置されています。
昭和まで秘仏とされていた木造千手観音立像は、とても素晴らしい状態で保管されており、そのお姿に目を奪われてしまいます。
千手観音様の左右には鮮やかな色が印象的な四天王像に出会えます。
さらに右手には観音菩薩立像がお祀りされています。
まだまだ見どころが沢山あり、逗子の上の「懸仏」と言われる装飾や、後陣へ入ると二十八部衆にも出会えます。
※本堂内は撮影禁止のため画像はありません。
本堂をお参りしたら境内を散策してみましょう。
左手にある地蔵堂をお参りください。
中に入ることはできませんが、外から中を見ると金色のとても大きな地蔵菩薩坐像と、壁を埋め尽くす千体の仏様の光景は何とも神秘的に見えます。
金色に輝く大日如来様がいらっしゃる「圓照寺」
金色の大日如来坐像に出会える「圓照寺」には、自然界を凝縮したようなとても素晴らしい庭園があり、モリアオガエルの生息地としても知られています。
また、五月中旬から梅雨前くらいには境内に銀杯草の白い花が咲き誇ります。
拝観時間や地図などは、こちらをご覧ください。
駐車場からすぐの石段を登り山門をくぐると、右手に大日堂が見えます。
大日堂前には銀杯草が植えられていて、五月下旬から梅雨前ごろまで満開の白い花が一面を白く染め上げます。
受付を済ませてご住職に大日堂をご案内いただきました。扉を開けていただくと目の前にまばゆく光り輝く大日如来坐像が現れます。
北陸随一と言われる黄金の輝きは約200年前に貼られた金箔だそうです。
大日如来様のお姿を見ていると、宇宙のすべて、森羅万象、人智を超えた果てしなく大きく、尊い存在を感じることができます。
また、左手の不動明王は足を踏み出している姿に躍動感が感じられます。
※大日堂内は撮影禁止のため画像はありません。
次に庭園を見に行きましょう。
木々が生い茂る山の斜面や池に配された石、苔むした台地が自然を凝縮したような素晴らしい光景を見せてくれます。
モリアオガエルが生息していて、お伺いした時には木々にモリアオガエルの卵が入った泡がいくつもありました。
庭園を望むように茶室があり、茶室の縁側に座り山から吹く心地よい風を感じながら庭園を見ていると、とてもリラックスできます。
若狭一のべっぴんさんに出会える「羽賀寺」
鳳凰が飛来して羽を落としていった霊地といわれ、「鳳聚山(ほうしゅうさん)」と名付けられた「羽賀寺」は、若狭一のべっぴんさんと親しまれている十一面観音様に出会えます。
また、境内や参道では四季折々の花々や紅葉が楽しめます。
拝観時間や地図などは、こちらをご確認ください。
広い駐車場から本堂へ続く参道は四季折々の花が咲き参拝者を楽しませてくれます。
特に桜の季節がオススメで、境内には沢山の色々な種類の桜が植えられていて、とても華やかな光景に出会えます。
緑が深くなる階段を上ると、本堂が見えてきます。
雪の羽賀寺も趣があり素敵です。2月頃には右手にある梅が本殿に彩を添えて、とても素敵な光景に出会えます。
階段を上ってすぐ左手に鐘があります。
羽賀寺の鐘も突くことが出来ますので、本堂へお参りの前に鐘を突き仏様にお参りに来たことをお伝えください。
思いを込めて突く鐘の音が羽賀山に響き渡り、清々しい気持ちになります。ぜひ鐘を突いてからお参りください。
本堂内で拝観受付を済ませたら、ご住職から説明をお聞きしてからお参りさせていただきます。
若狭一のべっぴんさんとして親しまれている十一面観音菩薩立像の美しいお顔立ちと華やかな色彩に目を奪われます。
こちらも内陣へ入ることが出来るので、お近くから素晴らしいお姿を目に焼き付けてください。
左手には優しいお姿の千手観音菩薩、右手に文殊菩薩、色彩が残る毘沙門天がお祀りされています。
※本堂内は撮影禁止のため画像はありません。
オススメスポットも紹介します。
小浜八ヶ寺巡りの際にぜひお泊りいただきたいのが、明通寺近くにある「松永六感」です。松永の自然を感じながら過ごすとても贅沢な時間がそこにあります。
採れたて新鮮な野菜を使った精進料理も楽しみの一つ。カラダもココロも解き放ち、リラックスした素敵な時間をお過ごしください。
また、宿泊者向けに様々な体験ができます。体験内容はこちらをご覧ください。
※松永六感の画像は、すべておばま観光局様に提供いただきました。
「道の駅若狭おばま」は、八ヶ寺からのアクセスも良く、鯖街道の起点のまち・小浜を体感していただく仕掛けが盛りだくさんで店内で楽しくお買い物が楽しめます。
名物の焼き鯖寿司や小鯛のささ漬け、地元の新鮮野菜やお菓子、塗り箸のシェア率日本一の若狭塗り箸など、小浜を代表するお土産や限定販売のオリジナル商品も充実しています。フードコートも人気があり新メニューが目白押しです。
ちょっとした休憩やお買い物におススメです。
ランチは、道の駅若狭おばまに隣接している「和久里のごはんや おくどさん」がオススメです。
地産地消にこだわり地元食材を90%以上使用しているレストランで、新鮮な地場産野菜や、若狭湾で水揚げされた新鮮なお魚などが味わえます。
また、地元のお米をかまどの羽釜鍋で炊いたツヤツヤのご飯も美味しいです。
前後編の二回に分けて紹介した「小浜八ヶ寺巡り」も終了です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ほんとにのんびりと若狭おばまの自然を楽しみながらとても貴重な体験ができるので、ぜひ若狭おばまの「小浜八ヶ寺巡り」を楽しみにお越しください。
また、ふく旅では若狭おばまのブランド魚「小浜よっぱらいサバ」を紹介した記事や、レンタサイクルで回る小浜観光を紹介した記事もあるので、興味がある方は読んでみてください。
素敵な魅了いっぱいの若狭おばまにぜひ遊びに来てください。