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最近の旅のスタイルは、ディスティネーション型から、体験型に変化しています。

旅もしながらその土地の暮らしを体験してみたいという方に是非お勧めしたいのが、農家民宿です。

農家民宿とは、農林漁業者が営む、農林漁業の作業体験、農林水産物の加工や調理体験、農山漁村の生活や文化に触れる体験等を提供できる簡易宿泊施設のことです。

現在福井県には、約40軒の農家民宿が登録されています。

山も海もある福井県では、それぞれの農家民宿ごとに特徴あるアクティビティを通して、農家さんや漁師さんのお手伝いをしながら、豊かな自然に触れあえる体験が出来ます。

また、”福井”の宿主さん達は、皆さん温かくてアットホームな雰囲気。大自然に囲まれてのんびりリラックスもオツですが、宿主さんや地域の方々との交流も、農家民宿の魅力の一つ。

時には地区のお祭りに飛び入り参加出来ちゃったり、なんてことも。

そんなフシギな魅力満載の福井の農家民宿、定番から裏ワザまで、地元ならではの楽しみ方をご紹介します。

農家民宿で、のんびり過ごすのもいいですが、民家さんは、その時の旬に合わせて、田舎暮らし体験を用意してくださっているので、是非一緒に楽しんでみてください。

【季節の体験アクティビティ例】

春：山菜採り、干しワカメ作り、田植え

夏：梅の実収穫、ハスの花収穫、夏野菜の収穫、草刈り

秋：芋堀り、米収穫、干し柿作り

冬：カニ捌き、水仙収穫、餅つき、雪かき

ヤギや羊のお世話や、福井名物「越前おろし蕎麦」のそば打ち体験が出来たりもします。

釣った魚を捌いて調理したり、ピザ釜でピザを焼いたり、自分達で薪割りをして、その薪で五右衛門風呂を焚いたりなんて体験も。

個人的には、山から伐り出して来た竹で飯盒を作って五目御飯を炊いて、竹灯籠までを作っちゃう体験は、里山の循環を知ることもできて、超おススメです。

様々な体験アクティビティを通じて、自然に寄り添う暮らしの心地よさを是非味わってみて下さい。

昔ながらの暮らしがそのまま残っている福井県。

南越前町の北國街道今庄宿に位置する「地球まるっと体感宿玉村屋」では、地域の方々とつながり、「花ハスの花摘み」や「今庄つるし柿作り」を体験することができます。

南条地区の特産品である花はす。高齢化の流れを受けて、生産者さんは減ってきていますが、その中でも元気に頑張っている生産者さんのところにお伺いして、実際に育てている方の話を聞きながら収穫体験ができます。

「今庄つるし柿」は、日本唯一の燻し製法により作られている干し柿。雪深く湿度が高い地域だからこその干し柿の作り方。450年前に旅の僧侶が伝えたとのこと。

どちらも、受け継いでいきたい暮らしの知恵ですね。

旅の醍醐味の一つ「お食事」。これはやっぱり外せません。

そこは海の幸も山の幸も豊かな福井。農家民宿では、地元で採れた旬の食材を使った郷土料理が楽しめます。

自分達で収穫した野菜や果物、地域でとれたお米などを使った手作りの味は、格別です！

苦手だったはずの野菜が食べられるようになったりと、マジックが起こります。食べ物・飲み物、持ち込みOKのところも多いので、事前にお問合せしてみてくださいね。

農家民宿に泊まる場合は、基本的に共同調理をして、一緒に食事を取ります。

地域の生活のことをざっくばらんに聞くことができるチャンスです。

そうして、話が盛り上がると、地区のイベントやお祭りなどの行事に、飛び入りで参加できちゃったり。

地域の方々との交流も生まれ、田舎ならではのコミュニティのつながりがよい思い出となります。

福井県には、約40軒の農家民宿があります。

農家民宿を探すには、こちらから↓

「ふくいエコグリーンツーリズム」

（※一部掲載のない民宿もあります）

それぞれの民宿に特色がありますが、共通しているのは、優しい笑顔。

いっぺん来てみねの～。