【越前たけふ駅発バスツアー】越前和紙の産地を巡る旅(運行終了)
【1月12日発売!はぴバス】って??北陸新幹線敦賀駅開業を2024年3月に控え、福井県内の貸切バス事業者が着地型観光バスツアーを運行。県民モニターで(越前たけふ駅発「和紙の里・製紙所見学と府中御堂拝観」コース)に乗車して楽しんだリポートです。
つだ かゆき
文章センスはないけれど、わくわく・ドキドキと楽しめる情報察知のアンテナ高くしながら楽しんでいます。
普段は、あわら市観光協会に勤務して、主に情報発信を担当しています。
今回のコース表
✻3月16日(土)の北陸新幹線福井・敦賀開業日から北陸新幹線4駅などから
・定期観光バス3コース
・募集型企画旅行ツアー8コース
計11コースを運行します。
公式サイトからの販売受付開始は1月12日(金)18時です。
✻開業前なので、コース表には「JR武生駅発」になっています。
※ご紹介するコースは2024年10月現在運行終了しております。
【見学箇所:1】越前和紙の里 卯立の工芸館(和紙の里通り)
バスに乗車後▶▶▶越前和紙の里 卯立の工芸館へ
江戸中期に建てられた紙漉き家屋を一度解体し、移築し復元された建物らしいです。
中に入ると土間や囲炉裏、生活の場だった広い座敷などもあり、タイムスリップしたかのような気分になります。昔ながらの道具を使い、原料づくりから、紙漉きなど、和紙をつくる工程を見学できます。※今回は職人さんがお話していただきました。
妻入り民家の玄関正面に卯立を立ち上げた「妻入り卯立」は珍しい建築様式です。本格的な「流し漉き」も体験でき、優しく伝統工芸士が教えてくれます。
漉いた和紙は、国内の方は後日郵送、海外の方は事前に漉いたものを当日お渡しという形になります。
まず最初に、「これが紙の原料です」って見せられて、これから???と思いながら、冷たい水を使って作業を行わないといけない、地道な下準備の多さに職人さんの技のすごさを感じました。和紙を漉いているのはよくTVなんかでもみかけるけど、いやいや大変だわこれは・・・そうそう、原料を山に取りに行くところからはじまるんだと思うと更に尊敬。
歴史的に技術が「お札」にも使われてた話や、海外にも江戸時代から取引されてた話など、使用目的によって原料の植物の違いや、混ぜ方、漉き方などそれぞれ違うのも初めて知りました。
深いわぁ~
質問が次から次へと出て、そのたびに真剣でありながらユーモアも交えてわかりやすく説明してくださって、とてもわかりやすかったです。
【越前和紙の里 卯立の工芸館】
■住所 福井県越前市新在家町9-21-2
■電話 0778-43-7800
■営業時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
■定休日 火曜日(祝日開館)、年末年始(12/28~1/4)
■駐車場 有
■入館料 紙の文化博物館と共通
大人300円(高校生以下無料)
団体200円(15名以上)
【見学箇所:2】紙の文化博物館
徒歩にて移動▶▶▶紙の文化博物館
越前和紙の発祥からの歴史について年表があったり、様々な和紙約125点を展示されています。
和紙といっても、白っぽいものがあったり、色がついてたり加工されていたりと、1枚1枚じっくり見だすと全く時間が足りません。
人間国宝の漉いた和紙なども展示しています。
※博物館内は写真撮影禁止です。
特別展に関して、和紙に関した展示会が開催されていまして、私が訪れた時は「北斎展」が開催されていました。次の企画も楽しみにしてくださいね。
こちらは、卯立の工芸館との共通券として入館可能です。安ないか???と思いながら、楽しませていただきました。
【紙の文化博物館】
■住所 福井県越前市新在家町11-12
■電話番号 0778-42-0016
■営業時間 午前9時30分~午後5時(休館日:年末年始 毎週火曜日)
※入館は午後4時30分まで
■入館料 300円(団体の場合 200円)※高校生以下無料
※障害者手帳等をお持ちの方は通常の半額
※卯立の工芸館との共通入館料です。(両方に入館できます)
【見学箇所:3】長田(おさだ)製紙所 ※催行日によって見学施設が変わります
乗車時間5分もなかったかも▶▶▶今回のバスツアー立ち寄り先は、長田(おさだ)製紙所さんでした。
入口からオシャレすぎて、案内していただかなかったら、お洒落だなで通り過ぎる感じでした。
奥に入っていくと、大きな作業場が広がっていまして、工場のような広さでした。伝統文化を守りながらも、時代と共に進化し続けていますとの言葉が、社長はじめ娘さんも口に出されていて、長い歴史の中で続けていくことの重みを感じました。
日本全国で紙漉きは行われているが、襖紙サイズの紙を専業で手漉きで漉いているのは、越前のみらしいです。今では5軒しかないようで、大きな簾桁を流し漉きを行う光景は、今回は見れなかったのですが、準備の段階を見せていただきました。とても大変な力仕事のように感じました。
長田製紙所さんでは、流し漉きで紙を漉いた後、紙の原料で柄を手作業でつけていきます。
印刷で表すことができない独特の質感に仕上がるそうです。
作業場を出ると工房があり、和紙ライトが温かな灯でとても素敵な空間にずっと座ってみていたい気持ちになりました。和紙で作られた和紙バックEICOBAGや、アクセサリーなど、女性の職人さんだから生み出せた商品なども販売しており、和紙の可能性のすごさに更に感動しました。
平日で作業をされている時間帯だったら工房の見学は可能らしいですが、予約は必要です!!
バスツアーで行くと、製紙所さんの案内付きでゆっくり見れますよ。
【長田(おさだ)製紙所】
■住所 福井県越前市大滝町29-39
■電話番号 0778-42-0051
【見学箇所:4】岡太(おかもと)神社・大瀧(おおたき)神社
徒歩で3分くらい▶▶▶岡太神社・大瀧神社
国内でも珍しい”紙の女神さま“をお祀りする神社。
日本で唯一の紙の神様「川上御前」をガイドさんお案内にて見学できます。
ここなんですよね!神社仏閣は案内がないと、さーっと終わってしまうんですが、案内があるとわかりやすく親しみがわきわかりやすい。
神秘的な雰囲気で、ここに住む人たちが大事に守ってきたのが伝わってきます。
幾重にも波が寄せあうような檜皮葺きの屋根、獅子や龍などいたるところに施された緻密な彫刻など、アートを見ているようです。屋根の連なりは、横側からも回ってみることができるので是非見て欲しいです。1984年に国の重要文化財に指定されたそうです。
今回は冬の時期にしか見れない雪囲いのされた神社を見ることができました。
越前和紙の御朱印も500円で販売されていて、これも良き記念になりますよね。
【大瀧神社】
■住所 福井県越前市大滝町13-1
■電話番号 0778-42-1151(社務所)
【お昼食場所&お買い物】越前そばの里
バス乗車時間15分くらい▶▶▶昼食場所へ 越前そばの里
店内に入るとすぐにお蕎麦の話をしてくれます!
生産ラインの工場を窓ガラス越しに見ながら、秘密のネタなど聞きながらお席まで案内してくれましたよ。
工場をもっとゆっくり見たかった・・・
今回は混雑予報からメニュー決め打ちで、福井県定番中の定番メニュー(おろしそばとソースカツ丼セット)。
いやぁーなんの違和感もなく安定のお味で堪能しました。蕎麦湯もテ―ブルにポットで設置されており、自由にお飲みください!って太っ腹
何気にテーブルの真ん中にあったふりかけ(韃靼そばふりかけ/食べるそばルチン)。
気になりかけてみる→味変が楽しめて、なんだかゴマが癖になる→おんなじテーブルの方々と、いくらなら買う?いくらで売ってると思う?など嫌らしい話で盛り上がり、売店で販売されてた金額でまた盛り上がり、何気に楽しめました。
売店の品ぞろえも半端なくすごく、福井県内のものすべて買えるんでは???というくらいのラインナップ
個人的には(飲む水ようかん)が大変気になりました。
買われた方に感想聞いたら、味は昔ながらの水ようかんで、凍ってる時、溶けた時と二度食感楽しめるそうです。
【越前そばの里/武生製麺】
■住所 福井県越前市真柄町7-37
■電話番号 0778-21-0272(直通)
■営業時間 9:30 ~ 16:00
■定休日 年中無休(1月1~3日は休み)
【番外編】甘いスイーツは必須でしょ・・・
越前そばの里さんと隣接するお店(徒歩2分くらい)へ。
お買いモノも大切だけど、食事の後は別腹必須よね・・・ってことで、越前そばの里、すぐおとなりの明城ファームさんへGO!!
可愛い外観と店内で、女子には気持ちいい空間だろーなって雰囲気。
ショーケースに並ぶスイーツたちが可愛いすぎて、あれもこれも食べたくなるよねぇ。今回は(いちごみるく)注文してみましたよ。
ストローがピンクでハートって反則でしょう(笑)
かき混ぜながらスムージー的に飲むタイプでした。食事をさっと済ませて行くことをお勧めします!!
いちご狩りができる施設も向かい側にありますよ。
【明城ファーム 直営店】
■住所 福井県越前市杉崎町3-9-1
■電話番号 070-2396-1628
■営業時間 10:00-16:00
■定休日 火曜日
【見学箇所:5】府中御堂・陽願寺
バス乗車時間20分▶▶▶ 陽願寺
御堂と呼ばれる国の有形文化財のお寺。こちらもお寺のガイドの方も案内にて見学させていただけます。
そして、地元越前市で作られた、このお寺でしか食べれない(お店では売っていない)和菓子とお茶をいただけますよ。(拝観コースのみ)
創建550年という長い歴史の中での風格を感じました。西本願寺から御門主が来られて対面する大広間や御門主をおもてなしする素敵なお庭を眺めながらゆっくり眺める御殿があったり。
いたるところに菊の御紋がなにげに記されてたりと、重要視されてたお寺だということが素人の私でもわかりました。
お寺の奥には(洋館)があり、明治期の陽願寺ご住職のフランス留学を機に建築されたもので、今修復しようと思うと、なおせる職人がいないそうで、お寺の保存もものすごく大変そうです。
✻私の気になるポイント → ご住職がmont-bell の作務衣をきていたこと!!!
すごくない???そんなのあるんですね。
✻気になるポイント→私の働くあわら市内の吉崎地区だけの存在かと思っていた(蓮如上人)さんが、より深くまつられていたこと。
【陽願寺】
■住所 福井県越前市本町3-10
■電話番号 0778-22-0981
■拝観時間 土、日、祝(4~12月)9:00~15:30
■拝観料 一般500円 中学生300円 ※特別拝観(予約制)
拝観コース1,100円(人数5名様以上)
特別拝観コース(抹茶セット・オリジナル記念証・記念品付)1,800円(人数2名様以上)
【付録】
バスは今回は「福井鉄道(株)」のバスに乗車しました。
ゆったりで快適な旅になりました。車掌さんのような方が、ところどころ案内して下さり、小ネタはさみながら楽しませてくれましたよ。
✻今回の私の乗車場所→【道の駅 越前たけふ】
観光案内所・お食事処・お土産販売・BBQ施設・広場貸出などもあります。
■住 所 福井県越前市大屋町38-5-1
■電話番号 0778-43-5661
■営業時間 ・観光案内所 8:00〜18:00
・1F物産販売所 9:00〜18:00
・2Fお食事処 11:00〜15:00/17:00〜22:00 (※20時以降閉店する場合もございます)
■定休日 第2水曜日(祝日の場合は翌日が休業)/元日