ふく旅

ヴィーガン料理「いただき繕福井越廼」&「古民家 箪瓢草堂」宿泊体験!

お寺がやっているヴィーガン宿。あらゆる命の可能性を見つけ出せる場所です。

ヴィーガン料理「いただき繕福井越廼」&「古民家 箪瓢草堂」宿泊体験!

つだ かゆき

文章センスはないけれど、わくわく・ドキドキと楽しめる情報察知のアンテナ高くしながら楽しんでいます。
普段は、あわら市観光協会に勤務して、主に情報発信を担当しています。

1221 view
つだ かゆき

一組限定・会員制の農家民宿

本日のお宿は【古民家 箪瓢草堂(たんぴょうそうどう)】 一組限定・会員制の農家民宿になります! 

越前海岸をドライブしながら、越前町や福井市からお越しの方は、呼鳴門を過ぎたあたり。

坂井市三国町から向かう方は、越前水仙の里公園水仙ドームを過ぎて八ツ俣公衆トイレあたりから。

海岸とはわかれて、ぐぐぅんと山あいに入っていく形です。ぐねぐね道を登って行くと、海を見下ろせる山の中腹に位置しています。

海の音、森の音、生命の音を感じながら心を清め穏やかに過ごしていただける場所にあります。

素敵なオーナー夫婦に元気な男の子

オーナー家族のご紹介

ご主人・・・山田黙鐔(もくだん)さん

現在は善性寺(越前町)のご住職もされています。すごい経歴をお持ちの方でご自身の自叙伝を書かれたら、きっと面白いのでは?という方です。

愛知・名古屋市出身で東京の大学進学されて、その後、留学を経て、「生きる力」を実に着けたいという思いで農業に興味を持たれたそうです。海外でも自然農栽培など勉学されて、超限界集落の八ツ俣町の古民家に。

ヴィーガン(ベジタリアン)料理の提供と、無添加・無農薬の自然な食料加工品を販売する「いただき繕福井越廼」を開業。

併せて古民家の魅力を発信するべく、農家民宿も開業された方です。


奥様・・・山田善杜(ぜんと)さん

出家もされた尼さんでもあります。無農薬野菜の魅力に取りつかれて海外へ。ご主人と出会い、いただき繕の道に進み、自然農開拓スタッフとして北海道に移住されたりもするパワフルな方。

古民家再生プロジェクトに関わりながら、元気な男の子のお母さんです。


長男くん・・・そうかいくん

滞在中のムードメーカ的な役割を担ってくれる元気な幼稚園児。園での話や、お家での話など・・・・楽しかったです!私たちの部屋にずっと居たかもしれません。

ヴィーガン料理の夕食

いただき繕 福井越廼では、健康な体づくりだけでなく、心のセルフメンテナンスを意識したヴィーガン(食)を提供しています。事前情報だけでは、野菜等の苦手な私にはちょっと苦痛かもと思いながら(笑)

お食事の前にどーぞ!とナツメ茶と麦で作られたお菓子が、絶妙な感触で罪悪感なく食べつくす。


たまたま、スウェーデンから来日し、長期滞在されていた方が明日帰るとのことで、手に入る自然の素材でヴィーガン料理のスウェーデン家庭料理を作ってくれました。

普段は通常のヴィーガン料理メニューですが、長期滞在の外国人が沢山いらしゃるので、たまたまはよくあることらしいです(笑)


・根菜を使ったオシャレな前菜の数々

・じゃがいもと玉ねぎがたっぷり入ったグラタンのような料理

・カレー風味感じる野菜ゴロゴロ入ったスープ

・元精穀米ごはん

・山でとれたぎんなん など

 

もちろん市販の調味料などは使用せず素材の味を活かした料理で、貊塩(みゃくえん)を使用されて調理されています。

 

お腹いっぱいになりすぎて、逆にいいのか?体にいいのか?と不安になるくらいでしたが、身体によくないものは一切口にしていない状態に大満足!

オプションで様々な体験が可能!今回は拠点巡りツアーを選択

古民家の周りは古民家しかなく・・・自然は沢山感じられます!

見たことがないくらい大きな大きな銀杏の木があったり、誰もいない木立の中を散策したりも可能ですが、今回はオーナーお二人が取り組まれている活動とあわせて、民宿以外の古民家再生をされている場所や、お米・お味噌・木工作品など作られている場所を巡るツアーに参加しました。

 

常に「はぁー」「ほぅー」と感心することばかり。でも目に入ってくる自然豊かな景色と、生活音が聞こえない空間は、忙しく生きる現代の人たちには、蘇生できる場所だと感じました。


有機栽培、無農薬栽培でお米も作られており、籾摺りや袋詰めも手作りの作業場にて行っています。味噌だって、お味噌屋さんですか?!というくらい、何年物など寝かせて作られていて味噌蔵ゾーン。

長期滞在者の方々も住まわれて、個人としての活動や古民家再生プロジェクトに関わられたりしています。住居スペースも、お洒落に改装されていました。大人の隠れ場的なスペースで、毎日楽しんでそうっていうのが伝わってきました。


木工作業場も、いやいや建築現場ですやん!というくらい資材がそろっていて、ここで作られたものを販売されたりもしているそうです。古民家再生をすべて手作業で行っていらっしゃるパワフルな現場で力をもらえます!!

 

プランは下記のようにいろいろあるようです。お好みにあわせて体感してみてください。

●初めの一歩コース

・再生中の古民家など私達の活動紹介ツアー(2時間程度)

・少し遠方の拠点巡りツアー(2時間~3時間コース)

●暮らし体験コース 

●生き方体験コース

ヴィーガン料理の朝食+美味しい珈琲

通常の一泊二日のお泊りプランには、美味しい珈琲はついているんですが、プラス料金で朝食も頼んでおくことが可能です。


テレビも部屋の奥にはありましたが、一切つけずに過ごしたほうが心地よい空間でした。

前日の18時には食事が食べ終わって、お風呂も終了したのもあり、さわやかに朝は目覚められて、またもや体に良い食事を食べさせていただきました。

朝食ももちろん自然栽培で育てられたお野菜たちです。


美味しい珈琲とともに、ご住職(山田黙鐔(もくだん))氏のお話を聞きながら過ごす。なんとも柔らかい話し方で、耳心地の良い語り口調が温かく心に入ってきて良き時間過ごせますよ。

古民家内を探検しながらQ&A

Q:お風呂はどうなるの?

A:車で20分~25分くらいの「越前温泉露天風呂漁火」や「国民宿舎鷹栖荘」に入りに行ってもOK。または、古民家での「塩風呂」入浴も可能。家庭のお風呂サイズですが、売るほど塩を扱っているので、たっぷりの塩風呂に入ること可能です。※塩シャンプーも体験できます!!


Q:お料理に使われてた自然食品は購入可能ですか?
A:貊塩(みゃくえん)をはじめ、元精穀(かんせいこく)などの商品が販売されています。オンラインショップもあります。


Q:トイレ・洗面所はどんな感じですか?

A:トイレも洗面所も共同になります。トイレは洋式で男女別です。


Q:携帯電話は使えますか?

A:機種によってつながりにくいようです。基本的に現実的なものから遠ざかった一日を過ごされることおススメします。


Q:テレビはありますか?

A:部屋に設置はされています。基本的に現実的なものから遠ざかった一日を過ごされることおススメします。


Q:喫煙は可能ですか?
A:長期滞在の方は禁煙・短期宿泊のお客様は外の喫煙所にて「煙の出ない煙草」なら可能。 

箪瓢草堂(たんぴょうそうどう)の詳細は

箪瓢草堂(たんぴょうそうどう)

住所:〒910-3558 福井県福井市八ツ俣町50−15

お問合せフォームより連絡ください。


◎持参物につきまして
自然をより感じていただくために、お子様用の電気おもちゃ、ゲーム、添加物だらけ/香料の強いおやつなどの持参もご遠慮下さい。
逆に木のおもちゃなどは歓迎いたします。

つだ かゆき

文章センスはないけれど、わくわく・ドキドキと楽しめる情報察知のアンテナ高くしながら楽しんでいます。
普段は、あわら市観光協会に勤務して、主に情報発信を担当しています。

つだ かゆき

このライターの人気記事

【あわら温泉】おすすめ日帰り温泉施設12選
【あわら温泉】おすすめ日帰り温泉施設12選
detail_483.html
NEWオープン 芦原温泉駅内「いろはゆAWARA」大解剖
NEWオープン 芦原温泉駅内「いろはゆAWARA」大解剖
detail_353.html
【飯テロ】将棋の竜王戦あわら対局でエントリーされた「勝負めし・おやつ・ドリンク」
【飯テロ】将棋の竜王戦あわら対局でエントリーされた「勝負めし・おやつ・ドリンク」
detail_582.html
手土産で絶対よろこばれる!福井絶品お持ち帰りプリン5選
手土産で絶対よろこばれる!福井絶品お持ち帰りプリン5選
detail_317.html

関連記事

いま読まれている記事

県民オススメ!「これ買っておけば間違いなし」福井土産7選(グルメ編)
体験や宿だけでなくお土産も旅の醍醐味のひとつですよね。福井には羽二重餅やおろしそば、越前ガニなどの買いたくなっちゃうお土産がたくさんありますが、今回は福井県民が自信をもってオススメする、福井らしさあふれる食のお土産を7つご紹介します。
自分で召し上がるもよし、お友達に渡してシェアするもよし。見つけたらぜひ手に取ってみてください。
県民オススメ!「これ買っておけば間違いなし」福井土産7選(グルメ編)
detail_65.html
【体験レポート】恐竜バスに乗って恐竜博物館に遊びに行こう(直通バスで観光に便利)
福井を旅するのに「福井県立恐竜博物館」は外せませんよね。JR福井駅から恐竜博物館まで乗り換えなしの直通で行ける「恐竜バス」をご紹介。移動時間も恐竜づくしのアトラクションが用意されているので、恐竜好きの方はぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?
【体験レポート】恐竜バスに乗って恐竜博物館に遊びに行こう(直通バスで観光に便利)
detail_106.html
【期間限定】越前がに「せいこがに」を美味しく味わえる店4選!(東尋坊・三国温泉 / 福井駅前)
一年に5か月だけの極上グルメの越前がに。越前がにのメスである「せいこがに」は、漁が12月31日までと、味わい期間もさらに短く、今が旬の食べどきです!たーっぷり詰まったジューシーな内子やプチプチの外子も魅力で旨味も凝縮され、お値段もオスより手ごろ。「せいこがに」を美味しくいただけるオススメのお店をご紹介します!
【期間限定】越前がに「せいこがに」を美味しく味わえる店4選!(東尋坊・三国温泉 / 福井駅前)
detail_370.html

同じテーマの記事

【飯テロ】将棋の竜王戦あわら対局でエントリーされた「勝負めし・おやつ・ドリンク」
2024年10月19日(土)・20日(日)、第37期竜王戦あわら対局が開催されました。
勝負の行方も気になりまりましたが、その日に藤井聡太 竜王と挑戦者 佐々木勇気 八段に提供された「勝負めし・勝負ドリンク・勝負おやつ」も大いに盛り上がりました!
メニューブックに掲載されている商品は、2024年12月末まで、各掲載店舗で食べることが出来ます。
棋士が選んだメニューを食べる事もOK!メニューブック掲載全てをコンプリートもOK!あわら温泉と共に楽しめます。
【飯テロ】将棋の竜王戦あわら対局でエントリーされた「勝負めし・おやつ・ドリンク」
detail_582.html
サバ缶!ではなく「フナ缶」!?三方五湖産の絶品缶詰に迫る
今回ご紹介するのは、三方五湖産の『寒ぶな缶』です。なんと2024年のグッドデザイン賞を受賞!
美味しいだけでなく、湖とともに生きる人たちの想いが詰まった缶詰をご紹介します。
サバ缶!ではなく「フナ缶」!?三方五湖産の絶品缶詰に迫る
detail_594.html
「恐竜博物館・永平寺」×「越前がに」を一日で満喫する方法をご紹介!
福井の観光地としてトップクラスの人気を誇る「恐竜博物館」と「永平寺」。
どちらも越前海岸から離れた山間エリアにあるため、冬の代表グルメ「越前がに」を一緒に楽しむにはちょっと時間が厳しい…。
なんてハードルを感じている方向けに、山間エリアで美味しく食べられる「越前がに」の店舗をご紹介します!
「恐竜博物館・永平寺」×「越前がに」を一日で満喫する方法をご紹介!
detail_595.html