GWは若狭・小浜へGO!7年毎に一度の「西津七年祭」で伝統芸能を体感せよ!
7年に一度、小浜市の西津地区が祭り一色に染まる三日間。2025年の「西津七年祭」はGW中の5/3・4・5日!
ぜひこの機会に、地元の人々の情熱に支えられ受け継がれてきた歴史や文化を体感しに来てみませんか。

maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

西津七年祭とは?
西津七年祭は小浜市の北側にある西津地区の「宗像神社(むなかたじんじゃ)」で行われる大祭で、7年毎に一度(巳年と亥年)に行われます。西津地区は漁師町として栄え、西津七年祭は豊漁と海上安全などを祈る祭りとして約300年の歴史があります。2025年はGW中の5/3.4.5日の三日間で行われ、地域住民による余興と言われる伝統的な出し物が数多く披露され、地区内が祭りムード一色でとても盛り上がります。
祭りの特色
氏子地域の小松原区と新小松原区では、海に向かう小路ごとに網元名などに由来をもつ町名がついており、これらの数町がまとまってそれぞれ一つの芸能を出します。神輿や船玉模型の巡行とともに、棒振大太鼓や神楽、太刀奉納、琵琶などの様々な出し物(余興)が行われて観客を楽しませます。
「神輿渡御」小松原区・新小松原区の二基の大人神輿と、子供神輿が勇ましく区内を練り歩きます。
「船玉模型」カラフルに彩られた船玉模型は宝船を象った屋台で、七福神が乗っているそうです。
「棒振大太鼓」棒振りは迫力ある大太鼓の音に合わせて、三人の息の合ったキレのある動きをお楽しみください。大太鼓は直径1mほどあり、一人ずつ交代しながら打ちます。迫力満点の大人の太鼓や、可愛らしい子供の太鼓が楽しめます。
「太刀」太刀振りとも言われ、太刀・棒・鎖鎌・長刀・櫂(カイ)などを持った2~5人で披露します。巡行中は御祭禮(ごさいれい)の額を掲げた太刀丸という名の船形の芸屋台を曳き各区内を巡行します。
「琵琶」締め太鼓2台を前屋台に載せ子供二人で打ちます。屋台の後ろには鉦打ち一人と十数人の笛方が二列になって囃します。
令和7年祭巡行予定
5/3(土)祭初日
宗像神社 本社宮出し 8:30
新小松原 仮宮入り 12:00
5/4(日)祭中日
新小松原 仮宮出し 14:50
新小松原川西 宮入り 17:50
5/5(月・祝) 祭終日
新小松原川西 宮出し 17:15
宗像神社 本社宮入り 17:50
※祭の進行状況により時間は変わることがあります。
祭の楽しみ方をご紹介します。
〇神輿と共に宮出し・宮入りした出し物(余興)が披露されますので、祭りの活気を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
〇漁師町の風情溢れる細い路地を散策しながら、各地区で繰り広げられる出し物(余興)巡行も見学してみるのもオススメです。
〇祭を楽しんでいる気さくで温かい地元の方との触れ合いも楽しみの一つ。
〇着物にも注目!新小松原地区は水色、小松原地区は黄色、またよく見ると小松原地区の着物の柄の違いも見つけてみてください。
迫力と熱気あふれる祭りのクライマックスの本社宮入を体感せよ!
特にオススメが、 最終日の夕方に執り行われる祭りのクライマックス「本社宮入り」です。18:00頃から始まり、各区内を巡行していた神輿や出し物(余興)が次々に宮入をする祭りのクライマックスです。宗像神社には祭りの関係者や宮入を一目見ようと沢山の人が訪れ、祭りの熱気も最高潮に!ぜひ直にこの熱気を感じてください。
駐車場
西津7年祭の臨時駐車場などはありませんので、若狭総合公園近くの塩屋駐車場・小浜市漁港協同組合 西津支所横にある駐車場・小松原港駐車場をご利用ください。
※公園や漁港を利用する方がいますので、迷惑のかからないように配慮をお願いいたします。
GWにオススメの若狭の観光スポットも紹介します。
せっかく小浜まで足を運んだのなら、若狭の魅力をとことん満喫しなきゃもったいない!
若狭は、「海と都をつなぐ若狭の往来文化と遺産群〜御食国(みけつくに)若狭と鯖街道〜」として、全国で唯一“日本遺産プレミアム”に選ばれた地域。かつて都に食を届けた「御食国」としての歴史や、鯖を運んだ「鯖街道」の文化を、五感で感じながら巡ってみませんか?
さらに、ゴールデンウィーク中には、若狭の各地で伝統のお祭りが開催されます。地元の人々の情熱で守り続けられてきた歴史や文化に、触れて・感じて・一緒に楽しむ体験はきっと心に残るはず。
また、人気の道の駅も点在していて、新鮮な海の幸や地元食材、伝統工芸品など、若狭ならではの“おいしい”と“すてき”がいっぱい!旅の途中に立ち寄って、若狭の魅力をもっと探してみませんか?
まとめ
西津七年祭は、地域の歴史と文化を深く感じることが出来る貴重な機会です。訪れることにより、地域の人々の温かさや、伝統行事の迫力を体感することが出来ます。ぜひこの機会に祭りの迫力や受け継がれてきた伝統芸能を肌で感じてみてはいかがでしょうか。