あわらで何する?バイク級にカッコいい「ファットバイク」で絶景サイクリング!
憧れのファットバイクを芦原温泉駅で借りれるって知ってました?今日はファットバイクで巡るあわらの見どころを実際にこぎながら紹介しましょう。
ちりり
ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!
予想の100倍感動する、憧れのファットバイク
ファットバイクって知ってます?あのめちゃくちゃ太いタイヤの自転車です。そうそう、あのオシャレなやつ。
実はあれ、JR芦原温泉駅併設のアフレアで借りられるんですよ。いやびっくりしました。で、これ乗ってどこ行けばいいかわからなかったんで、実際乗ってみたんですよ。そしたらこれがすごかった。
おとなの一日大冒険。20kmこいだけど全く疲れないし、見慣れてるはずの景色が全く違うものに見えるんですよ。バイク漕ぎながら常に笑顔が顔面全体にこぼれちゃって、対向車の人たちにうわぁって思われてただろうなって思います。
というわけでいつものごとく前置きが長くなったのですが、ここからは私のファットバイク冒険記をお届けしましょう。
1.まずファットバイクを借りる
ファットバイクは事前に予約しておきましょう。JR芦原温泉駅併設のアフレアで、ピカピカのファットバイクに乗ってスタート!
乗り方は職員さんが丁寧に教えてくれます。サドルにまたがって一歩漕ぎ出すと、何もしてないのにめっちゃ進むううう!!!テンションあがるううう!!!
下にレンタルのリンク貼っておきます。あっ、冬はやってないのでHPで確認してね。
※2023年12月18日から2024年2月29日迄は冬季休業中
2.とりあえず腹ごしらえ(買い食い)をする
3.映えるアメリカフウ並木を爆走
芦原温泉駅前の商店街を抜けて「あわら温泉」方面に向かうと、地元民なのに毎回写真撮りたくなる並木が現れるんですよ。
アメリカフウっていう木の名前は今ググって知りました。とにかく夏はキラキラの緑に揺れる木漏れ日がもう最高、秋は紅葉のグラデーションに目を奪われ・・・って目を奪われすぎないように気をつけてね!
安全運転でGO!
4.高台の鳥居からまちを見下ろす
さてあわら温泉エリアに着きました。
あわら温泉って、田んぼに温泉が湧いたところで基本平坦なんですけど、そこに春日神社っていうちょっと丘を登ったところにある神社があって。
そこから鳥居越しに見下ろすあわらの街が良いんですよね〜。新海監督の映画とかに出てきそうな景色。
ちなみにけっこうな坂道なんですけどファットバイクのアシスト機能がすごすぎて全然余裕です。
5.濃厚ソフトクリームに感動
フルーツラインっていう絶景を走る途中、田嶋牧場のソフトクリーム屋さんっていう超大人気の牧場ソフトが食べれる場所があります。すぐそこに牧場があって、そこのミルクを使った新鮮ソフトが味わえるんですよ。
ファットバイクを停めてソフトクリームを食べると周りの車の人たちに対して謎の優越感に浸れるのでオススメです。
6.少年の心で坂道を下る
しばらく坂道をのぼっていくと、嫁威(よめおどし)っていう面白い伝説が残る神社があって、その脇に多分誰も知らない細道があるんですよ。
ここを下ってくとなんと、開けた視界の先に見えてくる北潟湖とアイリスブリッジ!
もうねえ、これを見つけたときにはうわわわぁぁぁ〜〜〜って口から勝手に感嘆詞が飛び出てましたよね。
心は30代から一気に1ケタにタイムスリップ。少年の心でアイリスブリッジをわたりましょう。
7.吉崎散策&絶景を見下ろす
で、ず〜っと北潟湖沿いを走っていくと着いたのは福井の最北端、宗教都市の吉崎地区。
ここはたくさんのお寺や伝説が残ってる面白い地域なんですけど文字数オーバーなので超はしょって説明します。
まず道の駅蓮如の里吉崎の横っちょにある細道を抜けて上へ上へと登っていくと、そこには北潟湖と日本海、そして鹿島の森を見下ろす絶景ポイントが・・・!
ここ本当に絶景の割にいつ来ても誰もいないんですよね。ちなみに彫刻家で名高い高村光雲が作った蓮如さんの像もここにあります。
道の駅を起点に時間の許す限り散策してみましょう(写真見てね)。
8.写真映えすぎる鴫谷山の切通し
いや、ここはね自転車じゃないと来られないし、自転車だから最高な場所ですね。
吉崎からJR芦原温泉駅方面にしばらく走るとたどり着くこの場所は、吉崎参りへの難所だった山を、地元の村人が3カ月で人力で切り開いた道らしいんですけど、いやここ3ヶ月でどうにかしろって言われたら100人中100人が逃げ出すほどすごい道です。
本当にここは絶対ルートから外さないでほしい。めっちゃくちゃフォトジェニックで、チルで、別世界にワープしたみたいで感動します。
9.さりげなさすぎる衣かけの大杉
で、細呂木方面に進んでいくと、今度は田んぼの中にめちゃくちゃさり気なくすごい杉がいるんですよ。その名は衣かけの大杉。
そもそも杉って真っすぐ生える植物なんじゃないの?とか、なんで田んぼの真んなかに一本だけこんなすごい杉が爆誕したの?とか色々謎が湧きますが、とにかく行ってみて。
ファットバイクで杉の「腕」をくぐったら、なんかパワーを授かったような気がします。
10.なぞのカフェ「らく〜ざ」でお茶
衣かけの大杉からゴールの芦原温泉駅行っちゃってもいいんですけど、その前に、細呂木駅っていう無人駅があるんですよ。
その駅の真ん前に「らく〜ざ」っていう地元の人達が自分たちで自分たちの居場所を作っちゃった、っていう地味にすごいカフェがあります。
コーヒーが200円でおかわり自由。地元のおじちゃんおばちゃんたちが方言バリMAXで喋ってるのを聞くのがローカルを感じられて面白いので、そういうの好きな人は行ってみて。
直売所がくっついてて地元のうまいもんが安価に手に入るので、おみやげにもおすすめ。
感動の帰還
新幹線と並走しながら、芦原温泉駅に到〜〜〜着〜〜〜!!!
いや〜、ここまでフルコンプリートで巡ったあなたは多分30kmくらいくらいこいでるんじゃないかな?そんなのいけるわけないって?いやいけるんだって、このファットバイクなら!
運動神経が元々生えてなくて、学生の時以来10年以上運動してない私でも余裕だしゴールのときはそれはもうめっちゃくちゃ爽快です。
ファットバイクちゃんと素敵な写真を撮って、素敵な思いで作ってくださいねん。今日紹介したルートを貼っておくよ〜!
※Mapのスポット数上限の関係で「細呂木らくーざ」とゴールの「アフレア」が繋がってませんが、迷いようがないくらい線路沿いにずっと一本道です。