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地元民しか知らない【芦原温泉駅前でローカルグルメ】食べ歩き!

芦原温泉で本当に地元の人から永く愛されるローカルフード、食べたくないですか?

地元民しか知らない【芦原温泉駅前でローカルグルメ】食べ歩き!

ちりり

ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!

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ちりり

芦原温泉で地元の人しか知らないもの、特別に教えましょう。

はい、いきなり本題から入りました。


ローカルフードには2種類あると私は思っていて、ひとつは「町おこし」に一役買ってる町を象徴するグルメ。

福井でいうとソースカツ丼とかおろしそばとか。これらはちゃんとPRされてるから、比較的たどり着くのが容易だと思ってます。


もうひとつは、ほぼ、超地元の人しか知らなくて、観光客にとってアクセスするのが至難の業なグルメ。

お店にとっては古くからの地元のお客さんがいるから、PRの必要もなかったりします。

つまりめっちゃたどり着きづらい。


どっちが良い悪いという話ではないです。ただ、この記事で言いたいのは、私は後者のタイプの店に出会えたとき、はじめてその地域の一員としてローカルにダイブしたような感じがして、勝手に一人、心のなかで感動が渦巻く、そしてれを味わうのが個人的な旅の醍醐味、ってことです。


いつも通り前置きが長くなりましたが、今回は芦原温泉駅徒歩圏内エリアの、超地元中の地元民しか知らないであろうローカルグルメを特別に紹介しちゃいます。

1)名物おばちゃんが素敵過ぎる人形焼屋「高木商店」

まず訪れたのは、なんともローカルな風情漂う「高木商店」。(芦原温泉駅徒歩10分)

創業は100年ほど前に遡る。いつもおばちゃんが明るくサバサバと仕事を捌いているのがなんとも軽快だ。


失礼を承知でおいくつでいらっしゃるか聞いてみると、なんと自分のばあちゃんと同じ年齢ではないか(90代!)。

定休日は「おばちゃんが病院に行く日」とはにかむ笑顔がなんとも愛らしい。


ここの人形焼はとっても素朴で、流行りのスイーツなどとは真逆を行く、ずっと変わらぬシンプルで優しい味。

受け取ったばかりの人形焼はほっこり温かくて、気づけばまた手が伸びてしまう。

シンプルな材料だけで表現される地元の味は、何より贅沢かもしれない。


おばちゃんとのちょっとした世間話もこの店の醍醐味だろう。

たまたま開いてなくても、そこは御愛嬌だ。

2)比類なき絶対的ナンバーワン白身魚フライ「若桜」

私は幼い頃から、こればっかり食べすぎていて、世間で「白身魚フライ」がどれだけ支持を得ている食べ物なのかわからない。

まあ何はともあれ、ここ「若桜」の白身魚がない人生なんて考えられないくらい、ここの白身魚フライはうまいのだ。


若桜の歴史は大正時代に遡る。

芦原温泉駅前には商店街に沿って「竹田川」という川が流れているのだが、元々は店の裏に流れる竹田川の魚で商いをしていたそうだ。


サクッサク揚げたてふわっふわの魚フライは地元で知らない人はいない人気メニューで、すぐになくなってしまうことも少なくない。

10時半頃の開店時に揚げたてが並び、また昼過ぎに揚げたてが並び、夕方頃お店を片付け…といったスケジュールだそうだが、確実なのは電話で予約してもらうことだそう。


私も今回前もって電話して、揚げたてさくっふわっじゅわ〜〜〜をお店の前でいただいた。

あ~たまらん、このまちに生まれてよかった理由の一つと言っても過言ではない。


ちなみに芦原温泉駅の目の前、徒歩2分!

3)なんでこんなに美味いのか?「青柳清治郎商店 青清」の味噌ソフト

商店街を進んでいくと、なんとも歴史漂う感じの味噌屋さんがある。

「青柳清治郎商店 青清」は明治38年創業の歴史あるお味噌やさんで、昔から地元の人たちが「我が家の味」を求めて訪れる場所だ。

うちのばあちゃんに大好物はなにかと聞いたら、間違いなくここの「はまな味噌」と答えるだろう。


さて、ここはお味噌屋さんだが、実は食べ歩きにピッタリのスイーツがある。

この店の名物「味噌ソフト」。たまらなくコクがあって滋味深いので是非食べてほしい。

お味噌の自然な甘みと深みがソフトクリームと組み合わさって、なんとも言えぬここにしかない味なのだ。


これはお店の人の受け売りだが、味噌は発酵食品で、熟成過程で味わいが変化するそう。青清では、ソフトクリームに最適な風味を持つ味噌を使っているそうな。


歴史あるお味噌屋さんだが、まちの人も初めての人も来やすいような、古き良きを感じつつも小綺麗で可愛い店構えとなっている。中にはイートイン用のテーブルと椅子もあって、味噌を買いに来た所の人とちょっとした会話を楽しむのもまた楽しい。


そしてなんと、これがびっくり価格。一般価格は280円、大学生以下は150円、小学生以下は100円なのだ。

その理由は青柳清治郎商店 青清さんのブログに書いてあるので、気になる人は読んでみてほしい。

お味噌づくりの繁忙期である1~2月頃は味噌ソフトは売っていないそうだが、他にもここの味噌で漬けた福井名物サバのへしこやお醤油、地元特産梨のスムージー、もちろん味噌などの販売もあるので、芦原温泉駅前にいるならちょっと足を伸ばしてみてほしい。(徒歩13分)

芦原温泉駅前どローカルを楽しんで!

あ〜、超どローカルなスポットって、なんでこんなに楽しくてほっこりして心躍るんだろうか。

多分そこに、地元で生きてきた町の人がいて、生きた町のありようを感じられるからだろう。

芦原温泉駅でちょっと時間が空いたあなた、ようこそどローカルの世界へ。

芦原温泉駅前のローカル沼を思いっきり楽しんでくださいね。

ちりり

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