【九頭竜レイクサイドモビレージ】九頭竜湖のほとりに佇む謎施設が楽園だった話
ドライブ中、休憩しようと思って道端に佇む謎の施設に寄ってみたら、そこはお花畑と湖と地元グルメの楽園でした。福井県民も知らない穴場立ち寄りスポット上位間違いなし、check it out!
ちりり
ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!
感動はひょんなところに隠れている
いきなりハードルを上げてしまうが、ここは私が2023年に訪れたスポットの中で群を抜いて素晴らしい場所だった。
国道158号線を、九頭竜湖沿いに岐阜に向かって進んでいた6月の初夏の頃。私と友人がドライブを楽しんでいると、突如道端に佇む謎の大きな建物が現れた。
一旦は通り過ぎた私達だが、どうしても好奇心に抗うことができず、満場一致で車をUターンさせてその建物へと向かった。
謎の食堂そして・・・
若い人は、ドライブインという言葉にあまり馴染みがないと思う。
私も何かと言われたらわからないが、イメージ的には昭和か平成初期にできた、ドライブする人たちが立ち寄ってなにか食べたり休憩したりする場所というかんじで、今回のこれがまさにそれだった。
無造作にコンクリート打ちっぱなしの床に、食堂風のテーブルとイス、そして山の地域のお土産物が並んでいる。
そして眼前には、陽の光に輝く緑が広がっている・・・
この「全く予定していないのにすごい場所を見つけてしまった」感。これはもうワクワクが止まらない!
とりあえず、まだ旅の始まりだが、手作り感あふれるおしながきの大きなボードを目の前に、なにか食べずにはいられないのであった。
山の幸をいただきます!
思わぬ誤算だった。
ここにこんなに地元グルメが眠っているなんて。
九頭竜ソースカツ丼、九頭龍そば、くるみだれうどん・・・飛騨牛コロッケや飛騨牛カレーパンも売っていて、いま岐阜県境にいるんだという旅情が漂う。
オーダーしたのは地元感ゴリゴリの九頭龍そばにわさびコロッケ、友人はくるみだれうどん。
いやあ、やっぱり九頭竜といえば、まいたけなんですよね。
うずらの卵に「九頭竜」とわざわざ刻印してある芸の細かさ、旅人の心の掴み方をよくわかってらっしゃる。
目的地の岐阜に着く前に、地元福井でこんなに旅情にひたることができるとは。
奥に広がる隠れた絶景、まさに秘境
お腹を満たした私たちは、「これって誰が作ってるんだろう」と言いながら、なぜか昔なつかしいほうきを購入し、緑広がる奥庭へと向かっていった。
そこに広がっていたのは、普段のストレス社会から一気に楽園への階段を駆け上り、別世界にワープしたような、まさに楽園以外の言葉が見つからない緑と青のシャングリラであった。
光を浴びて輝く、青と緑のコントラスト、広がる花畑、まぶしい新緑、奥にゆったりと佇む九頭竜湖・・・
なぜ私は30年間福井県民をやってきながら、こんなお宝があるのを知らなかったんだろう?
福井にこんな美しい場所があること、みんなに知ってほしいような、いや、隠れてるからこそ素晴らしいような・・・。
そんな自らのアイデンティティが揺らぐ心の震えを抑えられずに、わたしたちは目的地に向かうことも忘れて、九頭竜湖畔をまるで子どものようにはしゃぎまわったのであった。
九頭竜湖の四季を堪能せよ
九頭竜湖といえば秋の紅葉が有名だが、四季を通して様々な顔の絶景が見られるに違いない。
なおこちら「九頭竜レイクサイドモビレージ」、なんと超自然豊かなキャンプ場も併設。九頭竜湖の自然の中でカヌーやSUPが楽しめたり、満天の星空の下でごろんできたり、ペットと一緒に気兼ねなく過ごせたりと最高のキャンプサイトじゃないか。
ホームページもSNSも充実している・・・!隠れスポットなんて言っちゃったけど、知る人ぞ知る超チルな福井のアクティビティスポットでございました、ごめんなさい。今度は必ずやキャンプしに行きます。
ぜひあなたも自分の目で、ひっそりと佇む九頭竜湖そして「九頭竜レイクサイドモビレージ」の美しさと旅情を味わってみてほしい。
(※2023年6月時点の内容です。)