あなたの目の前のごはん、本当に美味しいですか?【福井米のリアル】
その裏側を知ったとき、あなたは今の生活に二度と戻れなくなるかもしれない・・・。
ちりり
ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!
あなたが食べているコメ、どこから来ました?
あなたは普段食べてるものがどんなところで育ったのか、知ってますか?
たぶんね、大体の人はしらないと思うんですよ。
それがどこでどうやってできたのかを知れば、あなたが食べるものの味や感じ方が変わってくるかもしれません。
というわけで、今回はおしどりが泳いでて、コウノトリが遊びに来て、いろんないきものがワイワイしている田んぼに潜入取材してきました。
果たしてコメはどんな環境で作られてるのか?check it out!
コメは何からできているでしょう?
当たり前といえば当たり前なのですが、コメはコメからできています。
お米から小さ〜〜〜い芽が出てきて、これが苗になってくわけですね。
朝になると、かわいい露玉でおしゃれした、かわいい赤ちゃん苗が見れちゃいます。
種もみを撒くのはまだ寒い春。
苗はハウスの中で陽の光を浴びながら育ちます。
カエルちゃんやらカタツムリちゃんが、よくその様子を見にいらっしゃいます。
いきものワンダーランド、田植え
で、苗が育ったらいよいよ田植えです。
特に田植えのときにはいろんな生き物に出会います。
水田を泳ぐカエルやオタマジャクシ、それを食べに来るサギ、おしどりの夫婦やカモの親子が遊びに来たり、カメやザリガニが顔を出してたり、、、
そこはいきものワンダーランド。こんな中でおコメはすくすくと育っていくわけですね。
こちらではカエル氏が田植えの様子をじっと見守っていました。
なんとも優しい背中ですね。
いきもの来客多数
苗が植わった田んぼには、いろんな生き物が遊びに来ます。
この日は大量のヤゴがやってきて、田んぼで一斉に羽化していました。
これが赤とんぼになって、またこの里山に帰ってくるんですね。
クモの巣に引っかかってバタバタしているとんぼを助けてあげました。
いきものは弱肉強食。田んぼでは、食い、食われ、いろんなドラマがあります。
生き物も苗も、自然の中で必死に生きていくんですね。
ウユニ塩湖まで行かなくたって
田んぼにいると、思わず無意識にニヤニヤが止まらなくなることがあるんですよね。
目の前の景色が色鮮やかすぎて。
わざわざ地球の裏まで行かなくたって、田んぼには絶景が広がってます。
ぐんぐん育つ稲、どんどん進む季節
田んぼに植わった稲はぐんぐん育ち、季節もどんどん進んでいきます。
その間にも農家さんは水を管理したり、シカさんやイノシシさん、おサルさんから稲を守ったり、いろんなことをしてるわけなんですね。
夏の暑い中も毎日ノンストップで田んぼを守る。実は植えたら終わり、じゃなかったんです。
グッバイ田んぼ、駆られる稲
福井ではお盆を過ぎると稲刈りが始まります。
いつの間にか田んぼにはバッタがぴょんぴょん跳ねていて、そこにお邪魔しま〜す、といった感じでコンバインが進んでいきます。
そして裸になった田んぼには、そこをねぐらにしていたバッタやカエルを目がけて鳥たちが集まってきます。
路頭に迷っていたバッタを助けたら、指に乗って離れなくなりました。
刈ったお米は殻を剥いで、精米をして、やっと白米になって、皆さんの食卓に届くんですね。
どうでしょう、目の前のお米がどこでどんなふうに育ってここに来たか思いを馳せてみると、なんだかごはんを食べるのがもっと楽しみになる気がしませんか?
そして、いただきます
というわけで、先日採れたばかりのコシヒカリ、いただきま〜す!!
うん、モチモチ甘くて、うまい。
こうして美味しいお米がいただけるのは、寒い日も暑い日も、ずっと田んぼを守っている農家さんがいるおかげだってこと、思い出しました。
今回お邪魔した福井は鯖江の「内田農産」。
最近夏の尋常じゃない猛暑が農業にも影響を及ぼす中で、市場に出られないコメを使ってユニークな商品を開発したそう。
なんとこれ、コシヒカリからできてるグルテンフリーの麺なんです!
原料はこの田んぼで採れたコシヒカリと北海道産の馬鈴薯だけ。
つるっつるモチッモチで、1分茹でるだけでかんたんにできちゃう忙しい主婦と怠惰なワタシの味方です。
ぜひ下のホームページからチェックしてみて!
忙しい世の中だけども、たまには自分の食べてるものの背景に思いを馳せながら、味わって食べる。
そうやって食べるごはんはとっても贅沢で、ますます美味しくなるはず。
じゃ、みなさんも秋の新米、楽しんでくださいね〜!