【敦賀屋台ラーメン3選】福井県敦賀市のおすすめご当地グルメ!
新幹線でにぎわう敦賀は伝統的な屋台ラーメンが有名です。敦賀のご当地ラーメンとしておすすめの敦賀屋台ラーメン3選をご紹介します。女子旅での気軽な夕食にもぴったり!敦賀っ子おすすめの人気店をご紹介します。
桜子
福井でみつけた美味しいもの、きれいなもの、四季の移り変わりの楽しみなどを発信します。
好きなこと/温泉めぐり、花、和楽器の演奏/
敦賀に綿々と続く「敦賀屋台ラーメン」文化について
秋も深まり、ほかほかの湯気のたつ、あったかーいラーメンが食べたくなる季節。飲んだあとの〆ラーメンも格別ですね。
北陸新幹線の終着駅、敦賀は屋台ラーメンが集まるスポット。敦賀の屋台ラーメンの歴史は、1950年ごろに敦賀駅前ではじまった「中華そば」の屋台。その数は少しずつ増えていき、国道を行き交うトラックが増えるとともにさらに屋台も増え、最盛期には15店のラーメン店が軒を連ね「ラーメン街道」と呼ばれるほどになりました。現在もラーメン激戦区として、市内には数多くのラーメン店があり、敦賀の屋台ラーメンの創成期から営業を続けるお店や、ニューウェイブの新店まで、敦賀ラーメンの文化が大切に受け継がれています。
「敦賀ラーメン」は、豚骨に鶏ガラスープを加えた、あっさりしたベースが特徴です。今回は、敦賀の屋台ラーメン文化を担う、熱いお店の中から厳選した人気の3店舗をご紹介します!!
【おすすめ屋台ラーメンその1】昭和からの老舗らーめん「池田屋ごんちゃん」
まず、一番最初に敦賀の屋台ラーメンの屋台骨を支える、老舗のラーメン店「池田屋ごんちゃん」を紹介します。先代のラーメン店「池田屋」の名前と、本名の「権八(ごんぱち)」さんのお名前をとって、「池田屋ごんちゃん」として「敦賀ラーメン街道」で30年前から屋台ラーメンを営業されています。
42歳から屋台をオープン、74歳の今まで奥様と切り盛りされています。現在は、たくさんのスタッフの方もおり、温かみの感じられる接客も魅力のひとつです。
出店エリアは、敦賀駅から徒歩10分ほどの敦賀市本町2丁目の北陸銀行前。
土曜日18時、開店前からたくさんの人が並び、ひっきりなしに人が訪れています。6人がけのテーブル席が5つほどが既に満席。湯気がたつ大鍋の前で、店主の権八さんは真剣に麺を茹でています。スープは豚骨系の醤油味。「スープは味見をしながら昆布やたまねぎなども足して、調整をしています」と奥様の弁。メニューは、並900円(税込)と、大1,100円(税込)のシンプルな2種類の構成です。
ねぎは山盛り、やや太めのもっちりとした黄色い麺に、大きくやわらかなチャーシューが、まろやかなスープによくなじんでいます。嬉しいのは、追いチャーシューが無料でまわってくること。(なくなり次第終了します)追いチャーシューは、厚みがあって、また違った味わい。卓上のニンニクや紅しょうがとともに、味変を楽しむのもいいですね。
【出店エリア】敦賀市本町2丁目商店街 北陸銀行前
【営業曜日】金・土のみ営業。
【営業時間】18:00~23:00くらいまでですが、麺がなくなり次第終了します。
【メニュー】ラーメン並 900円(税込) 大1,100円(税込)
【おすすめ屋台ラーメンその2】出汁にこだわる「屋台ラーメン松月」
次にご紹介するのは、「屋台ラーメン松月(しょうげつ)」。本店は創業50年の和食店「めん魚房松月」で、敦賀の魚市場直送のお魚を使った活魚料理や、うどんやラーメンなどの麺類もいただけるお店として、1階30名、2階50名が利用できるキャパで、地域の宴会や法事などでも愛されているお店です。
トレーラータイプ1号機と、軽トラックタイプ2号機の頼もしい2台の車を駆使して、水曜日以外のほぼ毎日、屋台ラーメンを出店している、店主の木村英二(きむらえいじ)さんにお話を伺いました。
本町北陸銀行前で18時前後から季節によって深夜の2時までスタンバイしています。当日の出店場所については、直接、本店の「めん魚房松月」にお問い合わせいただくと確かです。
月曜日は駅の近くにもスタンバイ、1号機2号機のダブル出店をしています。
木村さんは、常に時代の先を読み、将来を見据えフレシキブルにラーメンを独学で研究。キッチンカーでのラーメン出店もコロナ前の2019年からいち早くスタートしています。
「屋台ラーメン松月」のこだわりは「出汁」。母体の和食店で定評のある、高級昆布とカツオで作るうどん出汁を活かし、豚骨、鶏ガラ、フルーツや香味野菜をベースに2つの秘密の食材もプラスして、唯一無二の松月でしか食べられない旨味のあるラーメンを完成させました。大きな寸胴鍋で作った出汁を丁寧にこして冷やすことで、雑味をなくして味に一貫性を持たせることができるそうです。
「中華そば」910円(税込)と「鯛出汁ラーメン」1,090円(税込)をいただいてみました。「鯛出汁ラーメン」は、敦賀の真鯛のアラ汁に香味野菜を加えた、塩味のシンプルな味つけ。コクのある澄んだ優しい白濁スープは、鯛の味が口いっぱいに広がります。トッピングにしては珍しい野菜「ケール」が入っているのもポイント。スーパーフードといわれる栄養価の高い「ケール」は、福井県小浜で育てられた無農薬なのだそうです。「中華そば」は、うどん出汁をベースにした懐かしい醤油味。敦賀産の小川製麺の麺で、あっさりと何杯も食べられそうです!!
そして看板商品の「レモンラーメン」1,000円(税込)上品でまろやかな和風ベースの白濁スープにレモンがよくあいます。最後にレモンを絞って味変もグッド。いずれのラーメンもスープがとても美味しくて、最後まで飲み干したくなる、白いご飯にスープをかけたくなる。そんな至福の味でした。
【出店エリア】敦賀市本町2丁目商店街 北陸銀行前/月曜日は、敦賀駅近辺にも出店
【営業曜日】水曜日以外の毎日営業
【営業時間】19:00~翌2:00頃まで(スープ、麺がなくなり次第終了します)
【メニュー】レモンラーメン 1,040円(税込)中華そば 910円(税込み)爆弾ラーメン 1,150円(税込)中華そば、塩、醤油ラーメン 970円(税込)鯛出汁ラーメン 1,090円(税込)
【おすすめ屋台ラーメンその3】お酒も飲める「らぁ麺 五禄屋」
3番目にご紹介するのは、2024年8月8日オープンしたばかり。地元の人気焼き鳥屋「さんじゅうや」が手掛ける店舗系ラーメンの「らぁ麺 五禄屋」です。「敦賀の屋台ラーメン文化をもりあげたい」というオーナーの想いから、ラーメン店を開業されたそうです。
特徴は、京都の製麺所にオーダーして打ち上げた、やや太めの自家製麺と背脂豚骨醤油ベースのスープ。
「チャーシューは、ロースト風レアチャーシューです」と、店長さん。豚肉から作ったぶ厚いチャーシューは、しっとりとした食感の綺麗なピンク色。とろみのあるスープとからんで、上品な美味しさがあります。深夜2時くらいまでの営業なので、飲んだあとの〆ラーメンにも美味しくいただけるように、しっかりした旨味はありながら、しつこくない味わいになっています。
10月からメニューに、炭火焼き鳥がトッピングされた「炭火ラーメン」などの新メニューが続々登場するので、期待が高まります!
本家本元が人気焼き鳥屋さんだから、味も仕込みも本格的ですよね。
店舗の前にある屋台形式なので、お酒を飲みながら〆のラーメンまでワンストップで楽しめちゃいますよ。
【出店エリア】敦賀市本町1丁目10-10
【休日】月曜
【営業時間】平日18:00〜翌1:00 金・土18:00〜翌2:00
【メニュー】五禄ラーメン 850円(税込)五禄デラックスラーメン 1,000円(税込)